はまっちゃってんなー。
伊坂幸太郎WORLDに。 どっぷり。
今回読んだのは『オーデュボンの祈り』。
伊坂幸太郎デビュー作だそうだ。
ここのところずーっと伊坂幸太郎を読み漁っているが、本作が彼の原点であり、伊坂幸太郎の世界観を最も如実にあらわしていると思う。
虚構の世界とも言うべき、全く自分たちがいる世界とかけ離れた場所でも、人間は同じように生きている。
その中に全く現実とかけ離れた、「しゃべる案山子」や許される殺人者「桜」、嘘しか言わない画家などのキャラクターたち。
でもそんな現実離れした社会ですら、差別や上下関係も現実社会同様存在する。
善悪とは?リアリティーとは?
他の作品の基礎とも言うべき本作品は単なるミステリー作品とは異なるメッセージ性が強い作品だと思う。
やはりデビュー作。
伊坂作品はここからはじめるべし。
何度も言うが、はまっちゃってんなー。
もう次の本も準備してます。
オーデュボンの祈り (新潮文庫) | |
伊坂 幸太郎 | |
新潮社 |
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