雨過天晴

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そして時々飽きます

オーデュボンの祈り

2011-02-08 | 

はまっちゃってんなー。

伊坂幸太郎WORLDに。  どっぷり。

 

今回読んだのは『オーデュボンの祈り』。

伊坂幸太郎デビュー作だそうだ。

 

ここのところずーっと伊坂幸太郎を読み漁っているが、本作が彼の原点であり、伊坂幸太郎の世界観を最も如実にあらわしていると思う。

 

虚構の世界とも言うべき、全く自分たちがいる世界とかけ離れた場所でも、人間は同じように生きている。

その中に全く現実とかけ離れた、「しゃべる案山子」や許される殺人者「桜」、嘘しか言わない画家などのキャラクターたち。

でもそんな現実離れした社会ですら、差別や上下関係も現実社会同様存在する。

 

善悪とは?リアリティーとは?

 

他の作品の基礎とも言うべき本作品は単なるミステリー作品とは異なるメッセージ性が強い作品だと思う。

 

やはりデビュー作。

伊坂作品はここからはじめるべし。

 

何度も言うが、はまっちゃってんなー。

もう次の本も準備してます。

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オーデュボンの祈り (新潮文庫)
伊坂 幸太郎
新潮社

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