山王 46
湘北 31
湘北のオフェンス。
「緑川。落ち着いていこう。」
「リバウンドは天才に任せろ!!」
白田が、桜木が緑川に声をかける。
「先輩・・・。白田・・・。」
その光景を見て、安西が細く微笑む。
それを見た柳が安西の言葉を思い出す。
(「眼の前の相手ばかりを見て、周りの状況を把握できない。」
今、みんなが周りを見ている。ということは、良いリズムが生まれようとしているのか・・・。)
「15点差だぜ。やばいぞ。」
「・・・。」
「全力で攻めて来いよ。流川!!」
「うるせ!!」
白田が腕を交差し、ミドルの位置で壁となっている。
(スクリーンプレー。流川さんか?)
福原は、流川の挙動に注意する。
『バシ!』
ボールは、流川に渡った。
「来い!」
沢北の眼は、鋭い。
それは、獲物を狩る鷹のような眼であった。
対して、流川。
冷静さのなかに、熱くこみ上げるものが、眼に宿っている。
(来る!!!)
沢北の腰が沈んだ。
流川の腰が動く。
『バス!』
「!!!!」
「!!」
「またか!!」
45°流川は、ボールを0°へ落とした。
そこには、フリーの緑川。
白田のスクリーンは、対沢北ではなく、対柳葉へのものであった。
緑川のシュートチャンスを演出するために。
遅れてチェックに跳ぶ柳葉。
対流川と考えていた福原は、スイッチの対応ができていない。
(自信を持て・・・。)
『キュ!』
(流川さんが託してくれたボール。)
『ダン!!』
(入れてやる!!)
『シュ!!』
パスを受け取った緑川は、得意のフェイダウェイシュートを放った。
ボールは高く舞い上がり、大きなアーチを描く。
だが。
「わぁ!!」
「!!!」
『ドンッ!!』
シュートチェックに跳んできた柳葉が、緑川に接触した。
『ピィーー!!』
審判の笛がなる。
シュートは・・・。
『パサッ。』
ネットに吸い込まれていた。
「カウントーーー!!!」
高らかにカウントを告げる審判。
「わぁぁーーー!!!」
「バスカンだーー!!!」
「あの#15!難しいシュートを決めてきたぞ!!」
「流川!」
なかなか攻めてこない流川に苛立ちを隠せない沢北に流川が一言。
「焦るな。いいもんが見れる。」
(なっ!それ、俺がいった言葉じゃねぇか!)
そして、流川が倒れている緑川に手を出した。
「イッシュ。」
「ありがとうございます。」
不思議な師弟関係を築いているこの2人。
「ホント、変な2人ね。」
「緑川君て、流川君のアシストは、5割に近い確率で決めているんですよね。」
と嬉しそうな晴子。
「ホント、不思議だわ。」
「ほっほっほ。」
「監督、今のは流川君の選択ミスやろか?」
「たまたま入ったからいいものを、あそこは流川が攻めるべきだ!
絶体絶命のピンチのなかでは、エースが仕事をし、チームを救わなければならない。
流川は、まだそのことを理解していない。なぁ、仙道?」
「俺もパス捌いたと思いますよ。だって、きた、沢北、止める気満々でしたし。」
「せっ仙道・・・。」
(それでは、私の威厳が丸つぶれではないか・・・。)
(監督をも超える仙道を俺は超える・・・。)
と福田。
「ん!?」
「柳葉!」
「敏君!!」
緑川に突っ込んだ柳葉は一向に立ち上がろうとはしない。
右足を伸ばし、左足の肩膝をついている。
「攣ったか?」
『コク。』
湘北ベンチ。
「先生。」
「柳君が彼の足を封じたんですよ。」
「やはり、前半の消耗度が大きかったな。限界だ。烏山、いくぞ。」
「へい。もう待ちくたびれましたよ。ホント。」
----------------------------------------------
SG…#9 柳葉 敏 180cm/2年
→
SG…#5 烏山 彰隆 182cm/3年
-----------------------------------------------
柳葉、福原の肩を使い、ベンチに下がる。
「コートで待ってますよ。柳葉さん。」
『コク。』
堂本は、足をつった柳葉に変わり、シューターの烏山を投入した。
緑川は、落ち着いてワンスローを沈め、3点プレーを成功させる。
だが、一難去ってまた一難。
山王の長距離兵器が、湘北のリングに狙いを定めるのであった。
山王 46
湘北 34
続く。
湘北 31
湘北のオフェンス。
「緑川。落ち着いていこう。」
「リバウンドは天才に任せろ!!」
白田が、桜木が緑川に声をかける。
「先輩・・・。白田・・・。」
その光景を見て、安西が細く微笑む。
それを見た柳が安西の言葉を思い出す。
(「眼の前の相手ばかりを見て、周りの状況を把握できない。」
今、みんなが周りを見ている。ということは、良いリズムが生まれようとしているのか・・・。)
「15点差だぜ。やばいぞ。」
「・・・。」
「全力で攻めて来いよ。流川!!」
「うるせ!!」
白田が腕を交差し、ミドルの位置で壁となっている。
(スクリーンプレー。流川さんか?)
福原は、流川の挙動に注意する。
『バシ!』
ボールは、流川に渡った。
「来い!」
沢北の眼は、鋭い。
それは、獲物を狩る鷹のような眼であった。
対して、流川。
冷静さのなかに、熱くこみ上げるものが、眼に宿っている。
(来る!!!)
沢北の腰が沈んだ。
流川の腰が動く。
『バス!』
「!!!!」
「!!」
「またか!!」
45°流川は、ボールを0°へ落とした。
そこには、フリーの緑川。
白田のスクリーンは、対沢北ではなく、対柳葉へのものであった。
緑川のシュートチャンスを演出するために。
遅れてチェックに跳ぶ柳葉。
対流川と考えていた福原は、スイッチの対応ができていない。
(自信を持て・・・。)
『キュ!』
(流川さんが託してくれたボール。)
『ダン!!』
(入れてやる!!)
『シュ!!』
パスを受け取った緑川は、得意のフェイダウェイシュートを放った。
ボールは高く舞い上がり、大きなアーチを描く。
だが。
「わぁ!!」
「!!!」
『ドンッ!!』
シュートチェックに跳んできた柳葉が、緑川に接触した。
『ピィーー!!』
審判の笛がなる。
シュートは・・・。
『パサッ。』
ネットに吸い込まれていた。
「カウントーーー!!!」
高らかにカウントを告げる審判。
「わぁぁーーー!!!」
「バスカンだーー!!!」
「あの#15!難しいシュートを決めてきたぞ!!」
「流川!」
なかなか攻めてこない流川に苛立ちを隠せない沢北に流川が一言。
「焦るな。いいもんが見れる。」
(なっ!それ、俺がいった言葉じゃねぇか!)
そして、流川が倒れている緑川に手を出した。
「イッシュ。」
「ありがとうございます。」
不思議な師弟関係を築いているこの2人。
「ホント、変な2人ね。」
「緑川君て、流川君のアシストは、5割に近い確率で決めているんですよね。」
と嬉しそうな晴子。
「ホント、不思議だわ。」
「ほっほっほ。」
「監督、今のは流川君の選択ミスやろか?」
「たまたま入ったからいいものを、あそこは流川が攻めるべきだ!
絶体絶命のピンチのなかでは、エースが仕事をし、チームを救わなければならない。
流川は、まだそのことを理解していない。なぁ、仙道?」
「俺もパス捌いたと思いますよ。だって、きた、沢北、止める気満々でしたし。」
「せっ仙道・・・。」
(それでは、私の威厳が丸つぶれではないか・・・。)
(監督をも超える仙道を俺は超える・・・。)
と福田。
「ん!?」
「柳葉!」
「敏君!!」
緑川に突っ込んだ柳葉は一向に立ち上がろうとはしない。
右足を伸ばし、左足の肩膝をついている。
「攣ったか?」
『コク。』
湘北ベンチ。
「先生。」
「柳君が彼の足を封じたんですよ。」
「やはり、前半の消耗度が大きかったな。限界だ。烏山、いくぞ。」
「へい。もう待ちくたびれましたよ。ホント。」
----------------------------------------------
SG…#9 柳葉 敏 180cm/2年
→
SG…#5 烏山 彰隆 182cm/3年
-----------------------------------------------
柳葉、福原の肩を使い、ベンチに下がる。
「コートで待ってますよ。柳葉さん。」
『コク。』
堂本は、足をつった柳葉に変わり、シューターの烏山を投入した。
緑川は、落ち着いてワンスローを沈め、3点プレーを成功させる。
だが、一難去ってまた一難。
山王の長距離兵器が、湘北のリングに狙いを定めるのであった。
山王 46
湘北 34
続く。
宮城-柳
桜木-白田
流川-緑川
という師弟ラインが湘北にはあるのですね
スポーツには、先輩後輩、師匠弟子の関係は必ずですからね。
しのさん
踏ん張れなくなるんですよね。