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うまがスラムダンクの続き

うまがスラムダンクを勝手にアレンジ。
スラムダンクの続きを書かせていただいています。

#178 【湘北始動】

2009-08-25 | #08 高校 新体制編
湘北高校にも、まもなく新入生を迎える季節がやってくる。

赤木、三井は、2月下旬まで、宮城らとともに湘北高校の体育館で汗を流していたが、
大学での練習が始まり、各々新しいスタートをきっていた。


宮城は、相変わらず赤木以上の鬼キャプテンぶりを見せている。

「おめーら!3線連続50本だ!外したら、一からやり直しだ!!わかったな?」

「ひぃーー!!!」

「鬼キャプテン!!」



「リョータのやつ、三井先輩がいなくなって、更に厳しくなったわ。ふふっ。」

「いい気合ですね。ほっほっほ。」



『パシ!』

宮城と同等の気合を入れているもう一人の男にボールが渡る。



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<<回想>>

湘北高校体育館。

12月下旬のある日。


「湘北高校の体育館に来るのは、ほんま久しぶりやな。
初めて桜木さんとでおうたときを思い出すな・・・。会いたいな・・・。
あかんあかん、今日は流川君に用があるんやった。流川君はおるやろか?」

流川を訪ねてきたのは彦一。


『スタスタ・・・。』


「おっ!早速発見や!なんちゅう奇跡!!」

体育館に向かう流川を見つける。

(ちゃんと話すのは、初めてや。同じ1年生なのに、なんか緊張するなぁ。)

「流川君!」

「ん!?」

「陵南の彦一です。覚えてはりますか?」

「・・・。なんとなく。」

「よかったー。今日は、沢北さんからの伝言をお伝えに来ました。」


「沢北。」


「よろしいですか?俺は、年が明ければまたアメリカだ。だが、選抜には必ず戻ってくる。
そしたら、また勝負してやる。神や仙道を倒して、勝ちあがって来い!だそうです。」


「・・・。っす。」ボソッ。

(アメリカ・・・。)

(ふー。緊張したで・・・、さすが流川君や、普段からのオーラが違うで。
とはいえ、勝つのは陵南や!仙道さんを超えられる選手はおらへん。
例え、流川君でも、沢北さんでもや!!)きらーん。


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(沢北。)


『ドガァ!』


3線でワンハンドダンクを決める流川。




「流川も気合がはいっているわね。」

「流川君・・・。」

晴子の目はハートになっていた。




「おのれ!目立ちがり屋のキツネめ!!」


桜木は、新年からみんなと一緒に練習を始めた。

背中の怪我の影響を感じさせない動きであったが、


「とりゃあーー!!」


『ガコン!』


レイアップを外した。


50本まであと3本というところで。



「だーーーー!!」

「何やってんだ!桜木!!」

「うっ。すっすまぬ。」


「花道!腕立て伏せ50回!!」

「くそっ。」



バスケの感覚を若干失っていた。



「へたくそ・・・。」




翌週、湘北バスケ部に新入生がやってきた。

人数は、15名。


「意外と少ねぇな。」

と宮城。

「リョータのせいでしょ?部活紹介のときに、あんなこというから。」

「だって、中途半端なやつはいらねぇだろ?骨のあるやつだけが必要なんだ!」

「そうだけど・・・。人数はある程度いたほうが、戦略の幅は広がるし、
桜木花道みたいに化けるこもいるじゃない。怪我にだって対応できるし・・・。」

「うっ。ごっごめん。アヤちゃん。」


「ほっほっほ。宮城君のいうことも彩子君のいうことも一理あります。まぁ、もう過ぎたことですから。
どうです?とりあえず、自己紹介などさせてみては?」

「そうですね。よし!みんな集合だ!!」

「はい!!」



2,3年生と1年生が対峙するように向かい合い整列する。

緊張した表情を見せる1年生に対して、上級生は微笑ましく眺めている。



「まずは俺からだ!
湘北高校キャプテンであり、スピードキングであり、高校No.1ガードの宮城リョータだ!
うちの練習は、どの高校よりも厳しいからな。
覚悟しとけ!!やる気のあるやつだけがついてこい!!」


『バシ!』


「何、初日から威嚇しているのよ!!」

「アッアヤちゃん!」


「私は、3年の美人マネージャーの彩子よ。よろしくね。おほほほっ。」

「はっはい。」


(キャプテンをはたいた。)

(すごくムチムチしている。)

(自分で美人っていってる。)


「で、こっちが、3年生のやっちゃんとシオと角ちゃん。」


(えっ!自分で自己紹介させてくれないの?)

(いつものパターン・・・。)

(その他といわれなくよかった。)

と3年生トリオ。


「で、あっちの無愛想なのが、流川。」


「おーーー!!」

1年から、声が上がる。

「あの人がジュニアの流川さんだ。」ひそひそ。

「本物は、迫力が違う。」ひそひそ。

「高校No.1プレイヤーにあと少しと言われている・・・。」ひそひそ。


「ぬっ!」

1年を睨む桜木。


「あっちの赤いのが、桜木花道。」

「流川は俺がぶっ倒す!!ヤマオーも俺がぶっ倒す!」


「おーーー!!」

再び1年から、声が上がる。


「桜木花道の名前くらいは聞いたことあるでしょ?」

「はい!そうとうな問題児だと・・・。」

「なんだとー!」


「ひぃーーー!!!」


『バン!』


「桜木花道!!」

「彩子さん・・・。」


(また、はたかれた!)

(本当のキャプテンは、あの彩子さんかも・・・。)


「で、あれが石井、桑田、佐々岡の2年生トリオ。」


(俺たちも、ひとくくりにされている・・・。)

目を見合わせる2年生トリオ。


「最後、あの可愛いのが、晴子ちゃん。2年生マネージャーよ。」


「おーーーー!!」

本日一番の歓声があがった。


「よろしくね。」

「宜しくお願いします!!!」

「何よ!晴子ちゃんのときが一番声出てるじゃない!!」


「あのー、彩子先輩。あの人は・・・。」

新入生の一人が安西に向かって、指を指した。

「あら!私としたことが・・・。おほほほほ。
あの方が、湘北高校バスケ部の顧問安西先生よ。」


(置物かと思った。)

(用務員じゃないの?)

(やっぱり、カーネルさんでしょ?)


彩子によるドタバタの紹介が終了し、続いて、1年生の自己紹介が行われた。








続く。


2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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お疲れ様です (ちな)
2009-08-25 11:27:19
そうですね、プールに通ってみようかな。
仕事帰りはきつくって、ついなまけて、今に至ってます。
いよいよ、湘北の話ですね。流川よりも花道に期待してしまいます。実力はさておき。
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おはようございます (うまだんく)
2009-08-27 08:12:43
ちなさん

プールの疲労度は、かなり高いですよね。
やっぱり、ウォーキングから始めるのが一番ですかね。
これから、湘北の新体制、実力を書き綴っていきます。
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