goo blog サービス終了のお知らせ 

うまがスラムダンクの続き

うまがスラムダンクを勝手にアレンジ。
スラムダンクの続きを書かせていただいています。

#177 【高校最強の実力】

2009-08-24 | #08 高校 新体制編
元旦。

宮城と桜木、彩子と晴子は、天皇杯1回戦を観戦するため、東京体育館を訪れていた。



現在行われている試合は、山王工業(東北代表)×縦川システム(社会人2位)。



「ほーーーぅ。」

感心したような素振りを見せる桜木。


「11点差・・・。」

「やっぱり・・・。」

晴子と彩子は、驚きと納得の表情。


「けっ、可愛げのないやつらだ。」

宮城は、嬉しくも思った。




第2Q 残り3分。

山王 48
縦川 37


山王は、11点差の大差をつけ、リードしていた。



「おっ!沢北も出場しているようだな。」

「選抜は、少ししか出場していないと聞いていたわ。」

「#14・・・、誰だ?あれは?」

「リョーちん、知らないのか?ったく、何も知らねぇんだから。」

「うるせー!!」

「桜木花道は、立場が逆になると、途端に強気になるよね?」

「くすっ。桜木君は、ホントに面白いね。」

「はい!私は、晴子さんのスマイルエンジェルですから!ハッハッハ!!」


「で、桜木花道。あのこは何者?」

「ぐっ。」

「なーんだ。花道も知らねぇんじゃねぇかよ。」

「あのこは、桜木君と同じ1年生。」

「晴子ちゃん、知ってるの?」

問いかける彩子に迅速に答える。


「うん。お兄ちゃんから聞いたの。沢北さんの後継者は、#14の柳葉さんだって。
180cmにも満たない身長でダンクするんだって。」

「なっ!」

驚く宮城とは反対に桜木は。

「少しはやるようだな。チビ猿君は。」

「今度はチビ猿か・・・。」

彩子は少し呆れていた。


「丸男も試合に出ているな。あとはピョン吉と丸ゴリか。」

「弟を入れてきたのは、相手の高さに対抗するためね。
やはり、体格は社会人のほうが上だもの。」

「というと、山王は速さで勝負するしかねぇな。」

「そういうことね。」




「わーーーー!!!!」

場内一気に歓声があがる。




『ドガァ!!!』




「なんだとーー!!」

「目立ちがり屋の小坊主め!」




沢北は、自身よりも高いマークマンを抜き、更に相手センターを抜いて、ダンクを決めた。




「・・・。さすが、山王。スピードだけではないということね。」




『バチィン!』




「ナイスブロックだ!河田!」




「次は、河田のブロックか。これは、スピードと高さの両方で山王のほうが勝っているな。」

「チーム身長は、縦川のほうが高いんだけど、制空権は完全に山王ね。」




『ビィーー!!』


第2Qが終了した。



山王 55
縦川 41



「このままいけば、後半はもっと開きそうだな。」

「さすが、山王だわ。」

「負けてれば、応援してやろうと思ったが、やーめた。」


「すーーーーー。」

空気を思いっきり吸い込む桜木。



「ヤマオーーーー!!!」



観客席中段から、いきなり大声で叫んだ。



「!!!」

「!!」

驚きで言葉も出ない宮城ら。


「ん!?」

「なんだピョン?」

「あっ、あれは!!」

「桜木!!!!」

「うはっ。応援にきてくれたのか?」




「なんだ?なんだ?」

「あいつだ!!あいつが叫んだんだ!!」

「誰だ?あの赤い頭は!!」

会場が一斉にざわつく。

遠くのほうから、警備員がかけてくる。




「ヤマオーーー!!社会人ごときに負けるなよーーー!!!!」




「なっ!!」

「なんだと!!!」

縦川ベンチが一斉に立ち上がる。

縦川応援団も声をあげる。




「ちょっちょっと、桜木君!!」

「やめないさい!桜木花道!!みっともない!!」

「ダメだ。こいつ・・・。」




「大人しく見てろ!!」

と笑う沢北。

「ちゃんと応援しろよ!!うはっ。」

「相変わらず騒がしいやつだピョン。」

懐かしい顔に嬉しそうな表情を見せる山王ベンチ。




「ふん!軽い挨拶だ!!」

大きな仕事をやりきったような桜木だったが、
駆けつけた警備員に散々注意を受けたことはいうまでもない。

「バカ道のせいで、俺たちまで怒られたじゃねぇか!!」

「バカ!!」

「もう!桜木君は!!」

「ハッハルコさん・・・、すいません・・・。」



---------------------------------------------------------

第1回戦 第4試合

山王工業 98  ×  縦川システム 83

---------------------------------------------------------


第3Q、山王は控え選手と投入すると、縦川システムは、社会人の意地を見せ、4点差まで詰め寄った。

だが、第4Qに再びベストメンバーを投入すると、勝負どころで、沢北が爆発。

見事社会人2位の縦川システムを振り切ったのであった。



翌日、IHの覇者名朋工業が登場。

ベストメンバーで挑んだ2回戦だったが、JBLのチームに惨敗する。

博多商大附属もJBLに惨敗、山王工業は名稜大学に惜敗し、高校生チームは全て姿を消した。

黄金世代といわれた彼らだったが、大学生、社会人、プロの壁は厚かった。








続く。


2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
もちろん監督です (ちな)
2009-08-24 11:10:24
今週もよろしくです。
監督がおっしゃるなら、爽やかに運動してみようかな。
水泳は得意なんです。
高校ナンバーワンでも勝てないんですね。
返信する
おはようございます (うまだんく)
2009-08-25 08:05:30
ちなさん

水泳ですか!時期的には、いい感じじゃないですか!
目指せ、遠泳!目指せ、トライアスロン!とか(笑)
返信する