『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

何か、空しくなるばかり・・・

2017年10月11日 | Weblog

2年前の今頃、3か月後に定年退職を控えて、次は何をしようかと色々考えていた。
その1年前に、一足先に会社を定年退職した歳上の元同僚から、今の仕事の誘いを受けた。

元同僚も、僕と同じように中間採用で入社して、そこそこのポストまで昇進したけれど、
定年の数年前に役職定年と称する制度によって、ポストを後進に譲った途端に、
仕事を干されるという不遇な時期を3年ほど過ごして、退職した。

僕同様に、そんな会社にしがみ付く事も無く、新しい職場を見つけて
今では山梨の会社で執行役員をやっている。

その同僚から『今度、八王子に事務所を開設するから立ち上げに手を貸してくれ』
と言われて、引き受けたまでは良かった。

ところが一向に業績が上がらない。
取り敢えず社員の給料を何とか払えるように、とある会社の装置組み立てを請け負った。
決められた工数、しかも下請けの安い単価で請け負った。
残業をする余裕もない、ましてやミスがあればその損失はこちらが被る。
つまりきっちりと仕事をしないと、仕事をしても意味が無いような厳しい仕事。

それでも、難しい仕事じゃない。
図面を見て、細心の注意を払ってやればこなせる仕事のレベル。
僕と元同僚の所長は、仕事のやり方を細かく指導して、その後は皆に任せることにした。
僕も所長も、いつまでもこの会社に居る訳じゃないですからね。
特に僕は、年金が貰えるようになったら辞めると再三言ってきた。

メーカーも、この手の組み立て作業の請負仕事が初めてなのを察知してくれて、
最初は多少のミスがあっても、大目に見てくれていた。

それなのに、肝心の社員の意識は信じられないほど低い。
タイムカードの時間で給料が払われることを知って、ダラダラと仕事をして
残業代を稼ぐような仕事ぶりが目に付いた。
それで『残業したらその分だけ赤字になる』と言って聞かせたのだけれど、
仕事も緊張感が無いために、ミスをしてばかり。

ミスをしないように、僕がチェックシートを作成して、ビスの1本から
締め忘れや、着け忘れが無いように、自分の仕事を他人にチェックするように指示した。
それも、言われたことをやっているだけで、チェックシートにOKと書いてあるのに
見てみると、ビスが閉まって居なかったり・・・・

埃に注意しろと言ったら、エアで飛ばしているから大丈夫。
僕がチェックしたら、埃が中に沢山ある。
何だか、やればやるほど空しく、馬鹿らしくなってきます。

前の会社で普通にやる事、当たり前のことが、ここではいくら言っても出来ないのです。
出来ないのを判っていないから、自ら改善策なんて浮かぶわけがない。

正直な話、この仕事は止めて、事業所も閉鎖しようと提案しています。
前は経営者のいい加減な経営で、会社が無くなってしまった社員たち。
今度は、自分たちで会社を閉鎖することになるなんて思っても居ない様子。

今の仕事、そろそろ潮時なのかも?
そう思って空しくなるばかりです。

コメント
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