もう少しだけ様子を見てから

今日は出荷で、残業代稼ぎの連中には休日出勤させたくないので
所長である元同僚が、一人で出社して対応すると言っていた。

それでも、業者から借りていた移動用の毘沙門(ロバとも呼ぶ）を
返却しに行ったり、頼んであった梱包用の資材が届くので
誰かいないと駄目かなと思って、勝手に出かけて行った。
おかしなもので、仕事じゃなければ、早起きして9時には会社に到着出来る。

7時半に起きて、何も食べずに8時前に出発。9時には事務所に到着した。
僕が事務所のカギを開けて、所長が到着するのを寝ながら待っていた。
所長が到着して、『来るんじゃないかなって思ったよ』と言う。
このあたりが阿吽の呼吸なんでしょうね。

所長が道具の返却に出ている間に、梱包資材が届いた。
僕が受け取りの確認サインをして、一つ仕事が片付いた。

帰ってきてから一緒に昼飯でも…と思っていたのだが、
彼が戻ったのが2時半。
お互いに食欲もなく、僕はコンビニでサンドイッチを買ってお腹を繋いだ。

3時の予定が、運送業者が到着したのは4時近く。
それまで、今後の事について色々と話し合った。
火曜日には、次の仕事を受けるかどうか？の返事をしないとならない。
実は、今日出向いたのはこの話をするため。

一昨日の記事に書いたように、今のままでは到底無理。
それでも、何とかしないと今の事務所の存在意義が無くなる。
そう言った危機感を持っているのは僕らだけと言うのが情けない。

形はどうあれ、英断しないとならない時期でもある。
僕は出来る限り協力してきたつもりだけれど、これ以上深入りする気はない。
それは所長だって同じ気がする。
還暦過ぎた人間が、いつまでも若い連中のようには働き続けられませんからね。

運送業者が来て、パレットに積んだ18台の装置をトラックに積み込んだ。
業者を見送った後に、工場内を掃除して帰ることにした。

僕が遅く行く理由は、通勤時間に電車に乗るのが面倒なだけじゃない。
必要以上の人件費を払わせるのが嫌だから。
それを所長は理解しているから、好きなようにやらせてくれている。

でも、そういう事が皆に悪影響を与えている気もする。
だから、そろそろ潮時かな？って考え始めている。
それを話したら、所長が
『悪影響なんかないから、もう少し付き合ってくれ』と言う。

うん
もう少しだけ様子を見てから、また考えよう。