今日は各地で花火大会があったらしく、浴衣を着た若い女性を大勢見かけました。
でも、その殆どが残念な着こなしでしたね。
我が家は祖母が常に着物を着て、背筋もピンとしていた。
明治生まれの江戸っ子女性の素敵な部分だった気がします。
さらに、叔母が花柳の名取りで着物を粋に着こなす江戸っ子だった。
そんなわけで、いつもながら着物の着こなしには五月蠅い、ゆう爺なのであります。
今回、一番気になったのが襟足。
着物を着るときに、襟足を少し見せるのが基本。
特に浴衣の場合は、襟足を出さないとエレガントに見えない。
残念ながら、殆どの女性は洋服の上着の様に襟をピッチリと締めている。
これだと、寝間着の浴衣の着こなしになってしまいます。
いや、下手をするとお相撲さんの付け人みたい(笑)
寝巻の浴衣と、区別も出来ていないんじゃないのかなぁ?
裾もくるぶしが見える程度が色っぽい。
これも流行なのか?、ふくらはぎの辺りまで上げている人が多かったですね。
端折りを上げすぎているんじゃ無いかなあ?
さらに、背中のラインも真ん中に縫い目が真っ直ぐになっていなくて、くしゃくしゃ。
その上、袖の付け根から背中にかけて皺がよっていて、後ろから見るとだらしない。
オジサンのスケベ目線と思われると嫌なんだけれど、
下着のラインが丸見えと言うのもガッカリしますね。
見ている方が恥ずかしくなります。
着物は後ろ姿が大事なのを、誰も教えないのかなあ?
腰巻きを使って、下着のラインは見せないで欲しいですね。
男性の着物は、更にひどい。
帯もよれよれで、胸が肌蹴てだらしがないうえに、見た目も暑っ苦しい。
男結びとかの粋な着こなしなんて知らないんだろうなあ。
まあ、甚平のようないわゆる部屋着で外出してしまうご時世だから仕方ないのかな。
そういう意味で、着物売り場の女性はさすがに着こなしが良いですね。
その上、姿勢も良い。見ていてうっとりします。
今は洋服が主流で、おまけにユニセックスになっているから、姿勢なんて気にしないのかもね?
着物を着ても、凛としない姿を見ると日本人の文化に対する意識を考えちゃいます。