『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

理科ほど楽しい勉強は無い

2006年11月18日 | Weblog
日本からイギリスへ移動するときは西へ向かう。
12時間かけて、実際に進む時間は5時間半。
だから行きは太陽の動きを追いかける形で進むから
いつまで経っても日が沈まない。
時間に対して陽の傾きは半分の速度で動いているように感じる。

逆にイギリスから帰る場合には東へ12時間かけて時間が21時間進む。
太陽の動きが倍の速度で動く感じ。
時計が3時半なのに外は真っ暗。数時間後には日が昇ってくる。
これって、気が付く人結構居ないんじゃないかな?
実際には飛行機の速度の方が地球の回転より遅いみたい。

飛行機のモニターに書いてある速度は時速900Km/h。
地球は一日で1回転するから、直径から赤道の距離を割り出して
計算するとどれくらいになるのかな?
なんて、すぐにそういう計算して楽しむ癖がある。

学校の理科でこういう話をしたら、速度と時間の計算が判りやすいし
ディメンジョンだって簡単に理解できるのにね。
車で行き先までの距離が看板に書いてあると、子供にいつも訊く。
「今○○Km/hで走ってるから、何分で着く?」とか
「○分で着くには何Km/hで走ったらいいかなぁ?」とか、質問する。

数学が苦手な人は、生活の中でそういう数字を意識するだけで
計算が出来るようになる。
特に子供は、遊びや実体験に繋げると興味も湧くはずです。
子供にいつも言うのは
「理科ほど遊びの勉強は無い、算数ほどゲームみたいな勉強はないよ」
それはどんな考え方やプロセスを踏んで計算しようが自由。
そして答えは必ず一つだということ。

理科は科学の基礎、科学は全て数学で成り立っている。
つまり遊ぶ子供ほど理科に強くなり、数学も頭ではなく
体や感覚で覚えてゆく子は応用が利くようになる。

音楽やスポーツも似たようなもので、考えてやる演奏や
プレーは余り面白くない。
感性でやる演奏は感動するし、
感覚でやるプレイはファンタスティックなものになる。
それはまぐれではなく、普段から頭の中でイメージをしたり
練習を楽しみながら続けているから出来る業。
プロとアマの差は、こんなところの違いでしょう。

僕が電気設計の仕事に携わっているのは、
こういう計算の積み重ねだから。
半分以上が遊び感覚で、決して難しく考えることは無い。
そして、自分が作った数式がどれだけ実際のものに近いか?
その計算の精度が、仕事の結果になって出てくるのです。

オックスフォードの教授が、その技術資料の英語版を
僕が必死に作っているのを見て
「私にもそのレポート、勉強させてください」
なんて言われちゃって、
プレッシャーが大きくなっちゃいました。^^;
コメント
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