ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

ミラノ、愛に生きる

2012年04月28日 | グルメ

                 卵のポシェ・ドミンゴ風

 

先日いただいたコメントでヤザワも猛烈に食べたくなって作りました

お・い・し~

 

ヤザワ風アレンジは、下に敷く野菜ソテーをカポナータにしてしまうことでしょうか。

ソース・モルネとカポナータ

色とりどりの県産ピーマン。今が旬。あまったカポナータは冷蔵庫で冷やしても美味しいしね

双子なのかしら?と思う大きさの卵も

 

ソースと野菜さえ出来てれば、さほど手がかからないポシェ・ドミンゴ。晴れた日のランチにふさわしい一品。ワインを飲む気がしなくてトラピスト・ビールにしました。

パンはル・セイグル沖縄の幸せの1つ

連休前なので買いだめしておきました。大好物のハード系

ル・セイグル:那覇市安里1-8-23 Tel:098-864-5119 (火~金PM:12:00~売り切れまで)

 

沖縄に来てから映画をすごくよく観るようになりました。 桜坂劇場

『ミラノ、愛に生きる』予告編

 

ヤザワの友人、知人で元・医者妻が料理上手な年下の男に走ったケースが2件あります

服もジュエリーも毛皮も一通りは手にすると結局は「美味いモノ」に勝るものはないのでしょう。官能を呼び覚まされるというよりは、猛烈に『食欲』を刺激されました(笑)

 

主人公の富豪妻が大粒のブラック・パールのロング・ネックレスをして、エルメスのバーキンを持って、クリーニングを取りに行ったり買い物をしてる姿を見て:「ゲー・・首も肩もコリソー・・次の日は指圧じゃん」と思ったのでした。

 

革製学生カバンの延長のように重量のあるエルメスのバッグ。こんな重いモノを持ち歩いてまで「ワタクシはちゃんとした家のマダムなんですのよ」と世間にアピールするのもかったるいと思う世代になりました。

 

音楽がジョン・アダムスで、衣裳がジル・サンダーにジュエラーがダミアーニということで楽しみに観たんですが、音楽と衣裳はミス・チョイスという感じでした。

 

どうしてもアダムスの音楽とミラノの風景が馴染まず、風景がボストンに見えたり、リナシャンテ(ミラノのデパート)がサックス・フィフス・アヴェニュー(NYのデパート)に見えるんです。

 

激情ラヴ・シーンも全てアダムス(というのもスゴいな:笑)なんですが、やはりビバリーヒルズの富豪妻がコカインしながらの官能シーンの方が絶対合うって

 

おそらく音楽とリンクさせたつもりであろう:骨太なミニマル服・ジル・サンダーも、保守的な階層の専業主婦が着る服ではないので浮いてます。フツーにこの階層の奥様が着るようなバレンチノとかアルマーニとか着せたほうが良かったと思うんだけど

 

同じくジュエリーもコンテンポラリーなダミアーニより、古典的で繊細な細工が美しいブチェラッティや、フランスのジュエラーではあるけれど、ヴァン・クリーフ&アーペルのほうが、より広告戦略の「ヴィスコンティを彷彿とさせる映像美」にふさわしいと感じました。

 

深読みをすれば:保守的な富豪一家のマダムがジル・サンダーを選ぶということで、後のマダムの行動を示唆している。と強引に解釈をすることも不可能ではありませんが、コレはヤザワ世代マダムの娯楽映画なのでネ。考え杉。

 

お料理のシーンは垂涎モノでした。 ウマいモン食いてー・・と激烈に思う。

 

 

1つ。「ああ。そうだったよなー」と改めて感慨に耽ったことが。

 

それは下着。

 

ヨーロッパでは「寄せて上げるブラ」とか「谷間を作るブラ」というのは、あまり人気がありません。カップが入っていないブラも多く、乳首が浮き立ってしまうようなブラが多いんです。

では何のためにブラを着けるのか

というと:それは『脱いだ時セクシーに見せるため』身に着けるんですよ。夏は汗取りのこともあるだろうけど(笑)

乳首がうっすら服から浮いていても、特にそれがエロいとも下品とも思わないんですね。なんたって夏のビーチはトップレスがフツーなお国柄ですから。

 

この柔らかなブラでちょっと垂れ気味の胸を包んだ:やる気ムンムンのマダムというのがヨーロッパには沢山いて、若い男子にねっとりとした視線を送っています。

「あーゆー風にはトシを取りたくないもんだわ。肉食人種ってカンジ」と20代の頃は横目で見たものでしたが、今となっては:「据え膳食わぬは失礼」とか「旬のものは身体に良い」とか「鉄は熱いうちに打ってやれ」とか「果物は熟れきって腐る寸前が一番美味いんだ」とか。

 

まーそんなこともアリかな(笑)と思えるようになりました。

 

ヨーロッパではマダムに若い愛人がいるのは特に珍しいことではないので、離婚して「真実の愛」に突っ走る。ということは逆に珍しいんですけどね。

 

元・医者妻で料理上手な年下の男に走ったヤザワの友人たちも、ユニクロ着てるけど(笑)ものすごーくシアワセそうです。だいたい:昆虫から動物まで生物を問わず、メスは美食に弱いものなのです。

 

『人生とは美味いモンを食って美味い酒を飲んで、いい男(女)と愛し合うためにある』というラテン哲学を久しぶりに浴びせられました!

 

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2 Comments

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朝から濃ゆい~ (Kumiko)
2012-04-28 10:06:55
おひさしぶり~。
うーん、いろいろおいしそうな映画だ。
最近ぱさつき気味のわたくし、ちょっと反省いたしました。
最後の名言、どっかにメモっておこう。
返信する
「秘すれば花」とかゆってる場合じゃ・・ (ヤザワ)
2012-04-28 17:19:46
このヤワいブラで上質なワンピから乳首を突き立てて気取っていると潤うのかもしれない。

とワタクシも思いました
返信する

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