旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

旅の小窓~男3人、北東北三県縦断

2019-04-25 11:31:19 | 旅の小窓
 2019年4月21日。
 いつもの通り朝早く目が覚めたので、ちょっと散歩。
 最近、訪れたところの地方紙のコレクションを始めたので、コンビニで「秋田魁新報(あきたさきがけしんぽう)」を購入。東北地方で最も長い歴史をもつ新聞のひとつです。


 題字は変わっていませんが、レイアウトが前回購入時と比べて変わっていました。


 駅前には本荘追分踊りの像。
 「江戸で関取る 本荘の米は 俺の田園の 田で育つ」。台座には本荘追分の一節が刻まれています。
 信州・追分宿で歌われていた追分節が、越後から北海道へ北上する折りに伝えられ歌われるようになったものですが、歌詞も時代によって変遷してきているようです。


 昨夜通って気になったお店の前にもう一度。
 お店の名前は「俺のおやどり」。


 看板の片面は「駅前カレー」。


 飲食店らしいのですが、よく分かりません。


 ホテルに戻って朝食。
 税込み777円のバイキング。


 8時30分、秋田県由利本荘市から青森県野辺地町へ向けて出発。
 「青森の社長さん」が地図をじーっと見て発した言葉が、「田沢湖から十和田湖を通って帰ろう!」というものでした。


 国道107号を通って、日本海東北自動車道本荘ICから北上します。
 今日も鳥海山が綺麗に見えています。


 雄物川を渡ります。遠くに秋田市街が見えます。


 右に秋田自動車道が見えてきました。


 次の河辺JCTで、秋田自動車道に入ります。


 秋田自動車道共和ICで国道341号に降りて、国道13号との重複区間を一旦北上します。


 上淀川交差点から今度は国道46号との重複区間に入ります。
 鉄道の路線も重複区間はありますが、道路程長い区間はないのでちょっとまごつきます。


 休憩を兼ねて、角館に立ち寄ります。


 休憩。
 秋田と言えば「ババヘラアイス」。
 桃太郎旗を見て分かるとおり「ババヘラ・アイス」の商標は(有)進藤冷菓が登録しています。


 角館は昨日4月20日から5月5日までの会期で「角館の桜まつり」が開かれています。
 見所は、町内の各所にある国の天然記念物に指定されている「シダレザクラ」。1664年(寛文4年)、京都の公家三条西家の娘が、佐竹北家2代目に興入れする際に、嫁入り道具の中に入っていた苗木を親木としたものと言われています。
 残念ながら咲いていません。


 もう一つは、桧木内川堤の「ソメイヨシノ」。1934年(昭和9年)に第125代天皇(現在の天皇陛下)誕生を記念して植樹されたもので、約2kmトルにわたる桜並木は、国指定名勝になっていますが…。こちらもまだ咲いていません。
 十連休に入る頃には見頃を迎えるでしょう。

        
 再び国道341号と国道46号の重複区間を進みます。  
 雪を頂いた山は、秋田県最高峰標高1,637mの秋田駒ヶ岳でしょうか。因みに秋田県の最高地点は鳥海山頂が山形県のため、鳥海山山腹になります。


 田沢湖駅の手前「野中」で重複していた国道46号と別れ左折し、田沢湖を目指します。
 こまち49号秋田行です。東北新幹線上では最高時速320kmですが、在来線となる田沢湖線では最高時速130kmです。田沢湖駅を出て間もなくということもあり、気がついてからカメラを構えても大丈夫です。


 小先達交差点を左折し秋田県道38号線に入り、歓迎アーチを通ります。


 初対面の田沢湖は突然姿を現しました。


 田沢湖は秋田県にある淡水湖で、最大深度は423.4mの日本で最も深い湖です。その成り立ちについては、過去に隕石クレーター説なども検討されたことがありますが、現在は180万年前から140万年前にかけての爆発的噴火によるカルデラとの説が有力です。しかし、噴火によるものとしても田沢湖の容積分の噴出物がどこに行ったのかが未解決のため、田沢湖をカルデラと呼ぶかどうかは専門家の間でも意見が分かれているところです。


 田沢湖と言えば「辰子像」。湖畔を時計回りに進みます。




 永遠の若さと美貌を願い、湖神となったと伝えられる、伝説の美少女辰子姫のブロンズ像。金箔が塗られ輝いています。
 辰子姫に関わる「辰子伝説」や「三湖伝説」については語れば切りがないので省略します。


 時刻は11時半。先を急ぎます。
 田沢湖を一周し、再び国道341号に出て北上します。


 トンネルの中が暗いのです。よく見ると片側しか明かりが付いていません。


 雄物川水系玉川に建設された鎧畑ダムによってつくられたタム湖「秋扇湖(しゅうせんこ)」です。 


 玉川は、雄物川の支流の中では最長で、上流にある玉川温泉は、塩酸を主成分とするpH1.05(日本で一番pHの数値が低い)の強酸性泉が毎分9,000リットル湧出する単一の湧出口からの湧出量としては日本一を誇る温泉です。「世界の奇跡玉川温泉」という本などで「悪性腫瘍(癌)に効く温泉」として紹介されたことで注目を浴びましたが、医学的な根拠がある効能ではありません。ですから、基本的には一般の温泉と同様に癌は禁忌症となっています。
 湖水がコバルトブルーと独特の色になっているのは、石灰による中和の影響だそうです。


 ひたすら山を登っていきます。徐々に残雪が目に入ってきます。


 最大規模の玉川ダムです。 




 この辺がサミットでしょうか?


 下りに入りました。


 こちら米代川の支流、熊沢川。河原の石を見て分かるとおり上流域です。 


 ようやく家並みらしきものが見えてきました。


 田沢湖から1時間40分。「道の駅かづの あんとらあ」に13時10分到着。


 昼食はざるそば。
 ここ鹿角市で栽培されているそば粉を使っている「大日堂そば」。
 名前の由来は、2009年(平成21年)にユネスコの無形文化遺産に登録された、鹿角市八幡平の大日霊貴神社(=大日堂)に伝わる民俗芸能「大日堂舞楽(だいにちどうぶがく)」だそうです。薬味は辛み大根です。


 時刻は14時。
 十和田湖を通るコースを変更し、自動車道優先で帰ることにしました。
 鹿角八幡平ICから東北自動車道に入ります。


 安代JCTから八戸道へ。




 八戸JCTから百石道路、第二みちのく有料道路を経て、今年2019年(平成31年)3月16日に開通した上北自動車道七戸ICまで。


 その後一般道を通って、16時20分終着野辺地に到着。
 自動車の旅も小回りがきいて結構いいものですが、2日間運転を担当したB君は結構な疲労感だったと思います。
 お疲れ様でした。

 「男3人旅」は、次回もあるのでしょうか…。
 おしまい!

晴耕雨読日記 2019年(平成31年)4月24日 水曜日 まだ本調子じゃないなぁ~

2019-04-24 18:07:14 | 晴耕雨読日記
 右手首の状態が完全というわけではないようです。
 昨日の反動か、今日は今一です。
 体調は大変良いのですが…気分的には今一・二・三です。
 今日はパソコンに向かう時間を極力短くして過ごしました。

晴耕雨読日記 2019年(平成31年)4月22日 月曜日 骨折か!何、偽痛風?

2019-04-23 08:31:44 | 晴耕雨読日記
 4月15日月曜日のゴミ処理の時に軽く右手首をひねったようで、日に日に痛みが増し、とうとう激痛が走るようになって、金曜日に病院へ。
 触診ではおそらく骨折とのこと。
 これでは週末に聞き手にギブスをして、由利高原鉄道に乗りに行くことになるのか…。
 ところがどっこい、レントゲンを撮ってもよく分からない。
 更にCTをとっても、骨折が見えない。
 医者曰く「おかしいな、これだけ痛みがあれば骨折しているはずなんだがな~」と言って、親指を押し当て何度も触診。その都度激痛!「痛ーい!!!」
 何度もCTを見た結果、「これは偽痛風ですね。」 
 何でも、痛風のように激痛の発作があるものの高尿酸血症が見られないことから「偽痛風」呼ばれるそうで、「ピロリン酸カルシウム結晶」と呼ばれる物質が関節にでてきて起こる炎症性疾患のひとつだそうです。
 1日3回の痛み止めを3週間分処方されました。とりあえず痛みがなくなったら飲むのをやめても良いと言うことでした。
 おかげで、完治したわけではありませんが激痛がはしることもなく、週末は由利高原鉄道に乗ってきて、今日からパソコンを打つことも出来るようになりました。
 めでたし、めでたし。