旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

鉄道おまけ~YEBISU MEISTER×日本の鉄道 ヘッドマーク チャーム「銀河」

2019-11-29 13:54:13 | 鉄道おまけ
 2018年(平成30年)10月10日から全国のコンビニでサッポロビールが行った、「ヱビスビール」にヘッドマークチャームがおまけに付くキャンペーン。今回は第4弾となり、事前の人気投票で選ばれた全12種類がついています。
 12種類のうち10種類はすでに前回までのキャンペーンに登場していて、初登場になったのは「あずさ」「銀河」の2種類です。


 急行列車が初めて登場しました。そのため第4弾のタイトルが「YEBISU MEISTER×日本の鉄道」となったのでしょう。
 1949年(昭和24年)9月15日のダイヤ改正で東京駅・大阪駅間の夜行急行列車に「銀河」の愛称が付きました。
 1950年(昭和25年)10月1日のダイヤ改正で神戸駅発着に延長され、1965年(昭和45年)10月1日の改正では、姫路駅発着に延長されました。
 その後2往復体制に増えたものの、再び大阪駅発着となり、さらには1往復に戻りました。
 1976年(昭和51年)2月20日のダイヤ改正で20系客車が投入され、ブルートレインの仲間入りをします。しかし、特急ではなく急行のため、機関車にヘッドマークは装着されず、列車最後尾には特急列車並みの行灯式テールマークもついていましたが白地のままでした。
 2年後、テールマークに「急行」の文字だけ表示され、愛称とイラストが入ったテールマークになったのは1980年(昭和55年)7月でした。
 使用車両が20系客車から14系客車、14系客車から24系25形客車への変更等を経て、2008年(平成20年)3月15日のダイヤ改正で廃止されました。
 愛称は、夜行列車にふさわしく天体の銀河に由来します。
 テールマークは、天の川銀河をデザインしたものです。


 寝台急行「銀河」は、ヘットマークを付けて運行されたことはないというのが定説です。しかし、鉄道イベント用なのかヘッドマークが数種類存在するようです。




鉄道おまけ~YEBISU MEISTER×日本の鉄道 ヘッドマーク チャーム「あずさ」

2019-11-27 10:08:25 | 鉄道おまけ
 2018年(平成30年)10月10日から全国のコンビニでサッポロビールが行った、「ヱビスビール」にヘッドマークチャームがおまけに付くキャンペーン。今回は第4弾となり、事前の人気投票で選ばれた全12種類がついています。
 12種類のうち10種類はすでに前回までのキャンペーンに登場していて、初登場になったのは「あずさ」「銀河」の2種類です。

 特急「あずさ」は、1966年(昭和41年)12月12日から新宿駅・松本駅間を中央本線・篠ノ井線で2往復運転を開始しました。 
 1971年(昭和46年)4月には大糸線信濃大町駅まで季節延長運転が開始し、翌年3月15日のダイヤ改正では、大糸線への季節延長区間を白馬駅まで延長。
 1973年(昭和48年)10月1日のダイヤ改正で、自由席が設置され「エル特急」に指定されました。
 1982年(昭和57年)11月15日のダイヤ改正では大糸線乗り入れを定期化し、運転区間を南小谷駅まで延長しました。
 1986年(昭和61年)11月1日のダイヤ改正では、急行列車の格上げなどにより、ダイヤ改正前の12往復から22.5往復に増発され、東京駅・千葉駅発着も運行を開始しました。
 1994年(平成6年)12月3日からは、E351系による「スーパーあずさ」運行を開始しました。 
 2002年(平成14年)12月1日のダイヤ改正で、JR東日本では「エル特急」の呼称を廃止しました。
 2019年(平成31年)3月16日のダイヤ改正で、定期列車をE353系に統一し、「スーパーあずさ」の愛称が廃止されました。
 特急「あずさ」は、現在も新宿駅・東京駅・千葉駅と松本駅・南小谷駅間を総武本線・中央本線・篠ノ井線・大糸線経由で18往復運行されています。
 愛称は、発着地松本市の近くを流れる「梓川」(犀川の上流域)に由来します。
 なお、「あずさ」の愛称は1957年(昭和32年)10月1日から新宿駅・松本駅間で運転を開始した臨時夜行準急列車に、1960年(昭和35年)1月1日から4月24日まで「あずさ」の名称が使用されていましたが、4月25日から定期列車に昇格したのを機械に「白馬」に変更されました。
 その後、6年以上経って特急「あずさ」が誕生しました。
 ヘッドマークは、北アルプスの山々と梓川をデザインしたものです。




鉄道おまけ~YEBISU MEISTER×エル特急 ヘッドマーク チャーム「にちりん」

2019-11-26 15:23:41 | 鉄道おまけ
 2017年(平成29年)4月26日から全国のコンビニでサッポロビールが行った、エル特急ヘッドマークチャームがおまけに付くキャンペーンは、「ヱビスビール」についた全12種の他に、「ヱビス マイスター」には全6種類ついていました。

 特急「にちりん」は、1968年(昭和43年)10月1日から、博多駅・西鹿児島駅(現在の鹿児島中央駅)間を鹿児島本線・日豊本線経由で運行していた同名の急行列車を特急に格上げする形で運行を開始しました。
 1975年(昭和50年)3月10日のダイヤ改正は、「にちりん」は同日全線開業した山陽新幹線と小倉駅で接続する列車として位置づけられ、8往復に増発されて「エル特急」に指定されました。
 1982年(昭和57年)11月15日のダイヤ改正で、夜行列車を除く日豊本線の優等列車が特急「にちりん」に統一され、1988年(昭和63年)3月13日のダイヤ改正では26往復に増発され、小倉駅・大分駅間の運転間隔が30分間隔に。また、博多乗り入れも列車も1時間間隔となりました。
 その後、783系電車「ハイパーサルーン」を使用した「ハイパーにちりん」、787系電車を使用した「にちりんシーガイア」「ドリームにちりん」も登場しました。 
しかし、運行系統の分割が行われ「きりしま」「ソニック」が登場するなどして大幅に本数が減少し、2008年(平成20年)6月には「エル特急」の呼が廃止となりました。
 現在「にちりん」は小倉駅・大分駅と宮崎駅・南宮崎駅・宮崎空港駅間で運転されています。なお、大分駅・小倉駅間増発の「にちりん」を除き全てワンマン運転となっています。
 愛称の由来は、太陽を表す「日輪」を平仮名にしたものです。発着地の宮崎県は「太陽と緑の国」と言われたことにも関係があるのでしょうか。 
「にちりん」の愛称は、博多駅・門司港駅と西鹿児島駅間を日豊本線回りで、博多駅と熊本駅間を日豊本線と豊肥本線回りでで運行していた急行「ひかり」が、「ひかり」の愛称が東海道新幹線の超特急に使用するのに伴い列車名の変更を余儀なくされ、1964年(昭和39年)10月1日から西鹿児島駅発着の急行を「にちりん」としたのが最初です。この「にちりん」は翌年の9月30日に廃止されましたが、1965年(昭和40年)3月25日に博多駅・西鹿児島駅間を運行する急行列車として愛称が復活し、特急に引き継がれました。
 ヘッドマークは、太陽を図案化したデザインです。


鉄道おまけ~YEBISU MEISTER×エル特急 ヘッドマーク チャーム「南風」

2019-11-23 10:51:44 | 鉄道おまけ
 2017年(平成29年)4月26日から全国のコンビニでサッポロビールが行った、エル特急ヘッドマークチャームがおまけに付くキャンペーンは、「ヱビスビール」についた全12種の他に、「ヱビス マイスター」には全6種類ついていました。

 特急「南風」は、1972年(昭和47年)3月15日の山陽新幹線の新大阪駅・岡山駅間開業に伴うダイヤ改正により、高松駅・中村駅間を当時の予讃本線・土讃本線・中村線経由で運行を開始した四国初の特急列車です。
 1988年(昭和63年)4月10日の瀬戸大橋開通に伴い、宇野線・本四備讃線を経由し岡山駅発着の3往復体制になり、「エル特急」に指定されました。
 1997年(平成9年)10月1日の土佐くろしお鉄道宿毛線開業により、中村駅発着の一部列車を宿毛駅発着に延長したこともありました。
 2011年(平成23年)3月12日のダイヤ改正で、JR四国は「エル特急」の種別を廃止しましたが、特急「南風」は現在も岡山駅と高知駅・中村駅間を14往復運行しています。
 愛称の「南風」は、1950年(昭和25年)10月1日高松桟橋駅・須崎駅間の準急列車に、公募により名付けたのが最初だそうです。その後、別府駅と宮崎駅・西鹿児島駅(現在の鹿児島中央駅)・鹿屋駅間の急行列車に使用されていたものを、四国の特急列車の愛称にしました。 
 ヘッドマークは、足摺岬に吹く風と岬を代表する花、ビロウアコウという椿をがデザインされています。
 なお、「南風」ほど多種類のヘッドマークデザインが存在する列車はないと言われています。


鉄道おまけ~YEBISU MEISTER×エル特急 ヘッドマーク チャーム「やくも」

2019-11-22 09:28:02 | 鉄道おまけ
 2017年(平成29年)4月26日から全国のコンビニでサッポロビールが行った、エル特急ヘッドマークチャームがおまけに付くキャンペーンは、「ヱビスビール」についた全12種の他に、「ヱビス マイスター」には全6種類ついていました。
 特急「やくも」は1972年(昭和47年)3月の山陽新幹線岡山開業に伴い、岡山駅と出雲市駅・益田駅間を山陽本線・伯備線・山陰本線経由で4往復運転を開始しました。


 1975年(昭和50年)3月10日のダイヤ改正で、全列車が気動車で運転される列車としては初となる「エル特急」に指定されました。
 1982年(昭和57年)7月1日のダイヤ改正では、伯備線全線と山陰本線伯耆大山駅・知井宮駅間の電化により、キハ181系から振り子式車両の381系電車に置き換えられたため、非電化区間の益田駅発着の列車が廃止となりました。
 その後、1998年(平成10年)3月14日のダイヤ改正では、速達性の「スーパーやくも」7往復と「やくも」8往復の計15往復になりましたが、2006年(平成18年)3月18日のダイヤ改正では、再び「やくも」統一されました。
 2010年(平成22年)3月のダイヤ改正で「エル特急」の指定が解除されましたが、現在も、岡山駅・出雲市駅で15往復運転されています。
 日本神話においてスサノオが詠んだ日本初の和歌とされる「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を」。 
 愛称由来は、島根県東部の旧国名である出雲にかかる枕詞の「八雲立つ」にちなんだものです。
 ヘッドマークには、「雲」がデザインされています。幾つの雲に見えますか?特急「やくも」なので8つの雲のようですね。
  ヘッドマークデザインが出雲大社の天井絵に由来していると言う方もいますが、真偽の程は定かではありません。なお、出雲大社本殿の天井にある「八雲之図」は、「八雲」とされながら7つの雲が描かれています。


 「エル特急」の指定が解除された後の2016年(平成28年)12月10日。Lマークを付けて運転していた「やくも」とすれ違いました。