旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

IGRいわて銀河鉄道 鉄印の旅 2 青い森鉄道線上り 普通 盛岡行 4520M

2020-10-20 16:59:26 | 青い森鉄道の旅
 青森・岩手県境に近い目時駅を境界駅として、青い森鉄道線とIGRいわて銀河鉄道線に分かれるのですが、運転系統としては事実上一体の運行で、列車番号も変わること無く八戸駅・盛岡駅間は全て直通運転で、目時駅を始発・終着とする列車や目時駅での乗務員交代は行われていません。
IGRいわて銀河鉄道線直通上り 普通 盛岡行 4520M
 同じホームとはいえ、乗り継ぎ時間4分は気ぜわしいですね。


八戸 ハチノヘ              07:13発
 東北新幹線と並行して出発して、間もなく左にカーブし東北新幹線と離れます。


 北高岩駅の手前で青い森鉄道線内唯一、東北新幹線と交差します。


北高岩 キタタカイワ      07:18着 07:18発 
 現在の通常ダイヤでは、北高岩駅で新幹線とのツーショットは、はやぶさ11号と八戸行2567Mの組み合わせだけのようです。


 山裾に沿うように左に国道104号を見ながら進み、左にカーブすると少し開けた平地に水田が広がって見えてきます。


苫米地 トマベチ        07:21着 07:22発 
 相対式ホーム2面2線の無人駅で、互いのホームは自由通路を兼ねた跨線橋で連絡しています。この一帯は青森県内でも降雪量が少ないとは言え、屋根のない跨線橋は知る限りではここだけだと思います。


 駅を出ると再び国道104号が左手に並行します。


 今日は、綺麗に名久井岳も見えています。


剣吉 ケンヨシ         07:25着 07:25発
 駅を出ると左手には田畑や果樹園が広がっています。


 はっきりと見えないのですが、蛇行する馬淵川が近づいて来ています。


諏訪ノ平 スワノタイ      07:30着 07:30発
 カーブで列車が速い速度で走行すると遠心力が働き転覆します。これを防ぐため、カーブでは外側のレールを内側レールより高くしなければなりません。
 ここはカーブに沿ってホームがあるため、列車が傾いて停車します。




 駅を出て蛇行する馬淵川を3度渡ると、三戸駅に着きます。




三戸 サンノヘ         07:34着 07:34発
 駅を出て、馬淵川と熊原川を続けて渡り暫くすると、左手林の間から、馬淵川と青い森鉄道線、三戸町道を同時にまたぐ「三戸望郷大橋」が見えます。
コンクリート製のエクストラドーズド橋という形式で、長さ200mは世界最長だそうです。
 車内から写真に収めるのは、私にとっては非常に難しい。
 後方展望でこの程度です。


 2018年(平成30年)11月17日。『青い森鉄道に乗って 特別感スペシャルツアー』で、訪ねたときの写真です。




 馬淵川・小中島トンネル・馬淵川・目時トンネルと過ぎると目時駅に着きます。




目時 メトキ          07:39着 07:39発
 青い森鉄道の青い森鉄道線と、IGRいわて銀河鉄道のいわて銀河鉄道線が乗り入れる会社境界駅ですが、IGRいわて銀河鉄道のホームページには、目時駅の駅情報は載っていません。
 これは、目時駅構内南方の県境上にある会社分界点より岩手県側を運営していると言う考えによるものと思われます。


 つづく

IGRいわて銀河鉄道 鉄印の旅 1 青い森鉄道線上り 普通 八戸行 560M

2020-10-19 18:26:40 | 青い森鉄道の旅
 2020年(令和2年)9月27日 日曜日。IGRいわて銀河鉄道の『鉄印』収集のために、日帰りで出掛けました。
 今回は、青い森鉄道線・IGRいわて銀河鉄道線普通列車の旅です。
 青い森鉄道線内は、無料で一日乗り降り自由の『青い森ぷらっとプラット優待パス』を使います。


 本当に久しぶりというか珍しい、(株)日本線路技術のRFD-N2、レール深傷車が停まっています。
 レール探傷車とは、超音波をレールに照射しレールの頭部だけでなく、内部に発生している傷を発見する車両です。
 検測車とは違った検査の役割を持っていて、機械扱いで最速40km/hで深夜の検査となるので走行している様子を見ることはかなり難しいです。
 所有している(株)日本線路技術はJR東日本のグループ会社で、East-i等を使用した軌道検測の委託も受けて行っている会社です。


青い森鉄道線上り 普通 八戸行 560M
 始発 青森05:41発


野辺地 ノヘジ         06:22着 06:23発   
 人家が途切れると旧線跡が右手に分かれ、東京駅・青森駅間で最長の大平トンネル2,112mに入り、トンネルを抜けると千曳駅に着きます。


千曳 チビキ          06:28着 06:28発   
 相対式ホーム2面2線を持つ無人駅。ホーム間を行き来する設 備はなく、ホームの青森方を跨いでいる青森県道8号の陸橋を通って連絡します。
 青森県内では、奥羽本線津軽湯の沢駅、五能線驫木駅と並んで青森県内の秘境駅の一つに数えられていますが、上下38本の普通電車全てが停車します。


 10‰の勾配を登っていき、半径600mの右カーブが過ぎ、新第2千曳川橋梁を渡ると乙供駅に着きます。




乙供 オットモ         06:33着 06:34発   
 乙供駅を過ぎると国道394号をアンダーパスし、暫く水田を見ながら進みます。


 七戸川を渡る天間川橋梁は、土木学会田中賞、土木学会デザイン賞を受賞した3径間連続のコンクリートアーチ橋。渡ると上北町駅が見えてきます。


上北町 カミキタチョウ     06:39着 06:40発   
 今では珍しい煉瓦造りの保管庫が、倉庫として使われています。


 切り通しを抜けると上り線は高架になり、左手に小川原湖が見えます。




 高架が終わると小川原駅に着きます。


小川原 コガワラ        06:43着 06:44発   
 駅名の読みは「こがわら」。北に広がる小川原湖の読みは「おがわら」と、駅名と異なります。
 10‰の勾配を下り、姉沼トンネルを通る。右に左にカーブし三沢駅に着きます。




三沢 ミサワ          06:49着 06:49発   
 右手に、旧古牧温泉、星野リゾート青森屋を見ながら、左右にカーブしながら13‰の勾配を上下線が離れて登っていき、平坦になり再び上下線が寄り添うと向山駅です。




向山 ムカイヤマ        06:53着 06:54発   
 左手の道路と並行しながら10‰の勾配で下っていくと、おいらせ町役場を右に見て、十和田湖から流れる奥入瀬川を渡って下田駅に着きます。




下田 シモダ          06:58着 06:59発   
 短い轟トンネルをを抜け、右手に東北新幹線の高架を遠望し、陸奥市川駅に着きます。




陸奥市川 ムツイチカワ     07:02着 07:03発   
 切り通しを進み、右にカーブしながら八戸北バイパスを跨ぎ、中央卸売市場と八戸貨物駅を左に見て、終着八戸駅に着きます。






八戸 ハチノヘ         07:09着