旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション92 「宮城まるごと弁当」(仙台駅)

2022-02-11 09:55:09 | 駅弁コレクション
【宮城まるごと弁当】(仙台駅)
                           2022.2.11投稿

2008年(平成20年)12月25日 仙台駅で購入 価格1,100円
                       [製造元](株)こばやし

 宮城の四季それぞれを描いた絵はがき風の絵柄が並んだ箱に入っています。


 購入時期に対応した絵の下に「宮城マスター検定」の問題が付いた付いたカードが入っていました。


 絵は絵はがきとしても使えます。「宮城マスター検定」問題の裏面は「おしながき」になっています。


 おかずは上段左から、仙台名物牛タン入りコロッケ・気仙沼産さんまの竜田揚げ・宮城県産ひとめぼれの牡蠣飯・宮城県産みやこがねの赤飯。
 中段左から、県北産みちのく鶏の照り焼きと県産卵の玉子焼き・仙台名産笹かまぼこと長茄子漬・気仙沼名産フカヒレのあんかけチンゲン菜添え・県産牛肉とエリンギの甘辛炒め。
 下段左から、日の丸は宮城県産ひとめぼれ白飯に県産梅干しと黒ごま・宮城名物はらこめし・大河原産みちのく「もち豚」の仙台味噌焼きと季節の地場野菜(白菜)・仙台駄菓子「餡だま」とリンゴのコンポート。


 12枡のうち4枡が御飯物、8枡が仙台や宮城にちなむおかず類という、名前の通りの内容でおいしい駅弁でした。
 2008年(平成20年)10月から12月まで開催の「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」の実施に合わせて発売したものですが、後にJR発足20周年記念駅弁としても販売が継続されたようですが、すでに終売です。

 製造・販売のこばやしは、当初は茨城県水戸市にある和菓子店「井熊総本家」の仙台支店であったものが、1920年(大正9年)11月10日から弁当の製造と構内販売を開始した老舗で、第二次世界大戦中、一時期営業を中断したものの現在でも営業を続けています。
 1975年(昭和50年)より、作曲家の小林亜星さんをイメージキャラクターに採用しています。
 CMソングの作曲担当をきっかけに、社名と同姓であることやふくよかな体格と恰幅の良さが『ご飯をいっぱい食べる』ことを連想させ弁当店のイメージに合う事からオファーを行い、ロゴマークにも法被姿のイラストを描き、亜星さんが亡くなった今も商品は勿論名刺や配送車にも描かれているそうです。


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