旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション73 「南三陸・松島 かきめし」(仙台駅)

2022-01-21 11:58:48 | 駅弁コレクション
【南三陸・松島 かきめし】(仙台駅)
                           2022.1.21投稿

2008年(平成20年)3月9日
 マエダ「全国有名駅弁大会」で購入 価格1,000円
                      [製造元](株)こばやし

 掛紙(スリーブ)には、日本三景の一つ、松島を代表する松島五大堂が描かれています。


 ひじきで炊いた宮城県産「ひとめぼれ」を使った炊きこみ御飯の上に、メインの牡蠣は志津川湾近海産で小降りですが8個ほど、そして、青のり・錦糸玉子・福神漬も載っています。
 付け合せは、仙台笹かまぼこ・しめじ煮・銀杏・仙台茄子漬です。


 松島の牡蠣は広島の牡蠣と違い、小ぶりで身が引き締まっているのが特徴です。
 ぷりぷりとした食感と牡蠣本来の味を感じる味付けで美味しく頂きました。
 個人的には、彩りの福神漬が気になるところです。付けるなら場所の工夫が必要ではないかと感じました。
 この駅弁の容器は2003年(平成15年)7月1日から8月31日まで宮城県の食関連産業振興キャンペーン「食材王国みやぎ」に伴い、期間限定で販売された『とことん宮城弁当』で使用した米粒型容器を流用した物と言われています。
 その所以は、『南三陸・松島 かきめし』がキャンペーン翌年の2004年(平成16年)10月に登場した、10月~3月までの期間限定駅弁であったことにあるようです。
 現在は『伊達のかきめし』(1,200円)が、ホームページで次ぎのように紹介されています。
 「伊達の釜ゆでかき」をふっくら炊き上げ、さらにその煮汁を使った「かきごはん」です。
 ひもを引き抜くタイプの加熱式容器を使用しています。
 あつあつふっくらのかきごはんが出来上がります。
  ・かき煮(伊達の釜ゆでかき)5ヶ
  ・かきごはん(かきの煮汁、椎茸)
  ・万来漬け
  ・花人参
   (お米は宮城県産環境保全米ひとめぼれ使用)


 製造・販売のこばやしは、当初は茨城県水戸市にある和菓子店「井熊総本家」の仙台支店であったものが、1920年(大正9年)11月10日から弁当の製造と構内販売を開始した老舗で、第二次世界大戦中、一時期営業を中断したものの現在でも営業を続けています。
 1975年(昭和50年)より、作曲家の小林亜星さんをイメージキャラクターに採用しています。
 CMソングの作曲担当をきっかけに、社名と同姓であることやふくよかな体格と恰幅の良さが『ご飯をいっぱい食べる』ことを連想させ弁当店のイメージに合う事からオファーを行い、ロゴマークにも法被姿のイラストを描き、亜星さんが亡くなった今も商品は勿論名刺や配送車にも描かれているそうです。


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