つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

つながりあそび・うた研究所風の便り8月号  自分を褒めてあげよう

2023年08月03日 | 抱っこ通信
 まずは自分を褒めてあげよう。
 なにしろ7月の毎週末は、大阪わくわく保育セミナー、愛知サマー・カレッジ、京都サマー・カレッジ、第55回全国保育団体合同研究集会(合研)で、前後日の車移動を入れて、金曜日から火曜日までが活動日。そして、帰って、毎水曜日が「東久留米市公立保育園を守れ」の街頭署名活動日、毎木曜日が「戦争反対!と声をあげよう」の街頭宣伝行動日とフルに動いていました。その間、月一の病院通いや諸々が入ったりと、ありがたいことに昼寝をする暇がなかったのです。それでも、なんとか体が持ってくれて、声が出てくれて、そして、なによりも元気になれたのは、各地でつながりあそび・うたや平和と民主主義を守り、子どもを、保育を大切に願い育てる活動・運動をつくりだしてくれている全国のつながり仲間たち、保育の仲間たちのおかげです。
それと、つくづく自分がこういうみんなでつくる活動が好きなんだな、ということを再確認できました。感謝感謝です。


 3か所のサマー・カレッジも各地の実行委員会の色が、私の担当するつながりあそびの展開にも大きな影響を与えてくれています。これが楽しいのですが・・・、みんな違ってみんないいのです。きっと、保育・教育の営みも一人ひとりの子ども、その土地、その人によって違っているのでしょうね。それをひとくくりに同じ方向を向かせようする動きが大きくなっていることに違和感を覚え、危惧さえ感じます。サマー・カレッジはそういう動きにも抗う活動・運動なのかな、と思います。子どもから出発してね。
8月の福岡、関東、埼玉のサマー・カレッジも楽しみです。


 さて、合研も楽しかったです。ある面では自分の活動の総決算の思いで参加していました。1996年の第18回集会の基礎講座の講師として参加して以来、ずっと参加して子どものこと、保育のこと、仲間のこと、うたごえのこと、文化のこと、平和のこと、暮らしのこと、生きること等々、楽しんで学んで交流して、今の自分が育てられてきたことは確かです。ゆずりんやまっちゃんにもそういう場に巻き込んでなにかを感じてほしいという気持ちで一緒してきました。“つながりあそび”という言葉自体も合研から生まれた保育者と父母を結ぶ雑誌「ちいさいなかま」の連載の時に生まれたのです。
 さて、今回も一日目のうたごえ交流会にゲスト出演し、二日目の親子講座をまっちゃんと担当し、三日目の文化企画「つながりコンサート」に出演しました。この文化企画「つながりコンサート」の依頼を受けてから当日まで、いや、今でもいろいろ考えさせられています。
 企画意図というか、副題が「ー子どもたちの笑顔と平和な世界を願って、全国のなかまと歌って笑ってつながろうー」となっていますが、内容は「すべておまかせ」です。どんなコンサートが合研に相応しいかをずっと考えていました。当日の30分前に曲目変更や演出?変更もしたくらいですからね。

 まっちゃんが他の活動で福島を離れてしまう中で、最初に決めたのは愛夢の坂本将取さんを引っ張り出すことでした。「みんなでつくる みんなでつなぐ、つながる合研」ですから、ビジュアル的にも世代を超えて「つながっている」ことが伝わればと思っていました。なによりも若い存在そのものが嬉しいです。そして、今回の合研の一つのテーマでもある配置基準をめぐるたたかいの中で創作され、昨年の保育大集会でもリードした『もうひとり行進曲』を歌ってほしいことをリクエストしました。もう1曲は彼の選曲で『陽気に生きようこの人生をさ』。彼自身の思い入れもあり、会場総立ちで盛り上げてくれました。語り、訴えも若者らしく、保育の当事者らしく、現場の大変さ、保育者の大変さも伝えることができたかなと思いました。想定外でしたが、坂本さんの一緒に行動していた名古屋市の若者保育士2人もステージで歌ってくれたのは嬉しかったです。

 次に、保育のうたごえの仲間にも出演してもらえたらと思っていましたが、最終日ということで残る人が限られている中、合研実行委員会での保育のうたごえ代表としての木戸さんと、コロナ禍の中でも全国の保育のうたごえの仲間をつないでいた松永さんが参加してくれました。保育のうたごえを陰で支えている素敵な仲間です。

 そして、音楽的ではシモシュに参加してもらいました。彼の20歳代前半からのお付き合いで、私のオリジナルのほとんどを編曲してくれていますから、なにがあっても安心なんです。

 『ひとりじゃないさ』『誕生日って』『もう一人行進曲』『陽気に生きようこの人生をさ』『どこまで飛んでも~ストップ!戦争~』『おなか』『夢わかば』『手と手と手と』で40分間強でした。8月1日の朝、まだ、福島にいた私に、講習会や執筆などでお世話になった某保育・教育出版社の知人からメールが入りました。「『やっと』というか『やっぱり』か、『二本松はじめさん』のお名前を『しんぶん赤旗』8/1(火)1面で見つけることができました。あの懐かしき『ゴーケン』の記事で。お元気でよかった。」と。
 帰京してからその記事を読みました。そこには私が願っていた「つながりコンサート」が書かれていました。きっと合研に参加した仲間たちにも伝わったのかなと思い嬉しくなりました。

 「閉会の全体会は文化企画『つながりコンサート』から始まりました。二本松はじめさんが若い保育者と一緒に登場。『子どもたちにもう一保育士を』『いつまで戦争が続くのだろう』と命と平和のつながりを大切にしてきた保育合研ならではの歌を熱唱しました。参加者は立ち上がって手拍子をし、会場には一体感が広がりました」(「しんぶん赤旗」より)








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