つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信1261号 研究所風の便り9月号  やっぱり夏は、サマー・カレッジだね

2023年10月13日 | 抱っこ通信
1か月遅れですが、研究所風だよりの私の原稿をあげます。

やっぱり夏は、サマー・カレッジだね

 2023年サマー・カレッジは、来年1月に予定されている福岡(保育Ver)を残して終わりました。コロナ禍の中でも子どもたちの命と健康を守り、笑顔を消すまいと保育現場で頑張ってきた仲間たちが、3~4年ぶりに弾けたサマー・カレッジになったように思います。
 6月の福井に始まり、8月の埼玉まで、なかなか顔を合わすことが難しい状況の中で、しかも、猛暑が続く中で準備する仲間たちを想像した時に、開催当日の仲間たちの変わっていない晴々とした表情と姿に出会えた時は、心の底から「おはよう」と叫んでいました。

なんと言っても、仲間たちが集って(対面で)、いつの間にか触れ合って(躊躇もあっただろうけど)、関わって、からだと心が笑って、子どもになって、子どもたちに楽しさを広げたいと思っていることが伝わってきたことが嬉しかったです。

 私が参加したサマー・カレッジに限ってですが、各会場とも実行委員会の仲間たちから言われたことは「初参加者が多い」、「現場経験が浅い人が多い」ということでした。そう伝えてくる仲間たちの表情がこれまた良いのです。「新しい仲間を広げたよ」と。つながりあそび・うたの可能性を信じている表情なのです。うん、うんと心の中で頷くばかりでした。

そういう意味では、午前中のまっちゃんの時間、人気のつながりあそびと現場の仲間たちの心情を代弁しているかのような語り(おしゃべり?つぶやき?)がサマー・カレッジにすんなり入れ、楽しさの中にのめりこんでいけたのかなと思いました。
 それを受けての私の時間はどうだったのかな。毎会場違った内容、展開になってしまいましたが、それなりに楽しんでいたようにも見えましたが、参加者自身がどう思ったのかと、その後の保育の中で、子どもたちとどれだけ楽しさをつくりだせているかで、その評価が分かるかなと思います。
 最後のまとめの時間でもこれから現場で子どもたちといかに楽しんでいくか、仲間たちと保育をいかにつくっていくか、オーバーな言い方をすると「決意」をうながすような「なにか」がもっとあっても良かったかなと反省しています。きっと、参加者自身が「なにか」を感じ、「なにか」を考え、「なにか」行動を起こしてくれることでしょう。

 サマー・カレッジ実行委員会が主催としては、まっちゃんとピカリンが講師の福井・大阪・愛知・京都・埼玉。ゆずりんとまっちゃんが講師の九州。ゆずりんの京都(教員Ver)と関東と埼玉(コンサート)。講師三人体制は柏。京都と埼玉は内容を違えての一日制が続いた変則?な二日連続となりました。前号にも書きましたが、サマー・カレッジの取り組みスタイルや内容は各実行委員会がつくるものですから、みんな違ってみんないいのです。
同時に、今年の講師になった3人のつながりあそび・うたの表現の方法が違っているので(それもいい)、実行委員会が、その年のサマー・カレッジで大事にしたいものをつくるためにもっとも相応しい講師を選んできたのではないでしょうか。
これからはますます実行委員会によってサマー・カレッジのスタイル、内容が変わっていくことも考えられます。むしろ、変わっていかなければという思いもします。変わるという言葉を創造するという言葉に変えても良いと思います。そのためにも実行委員を増やしたり、講師になる人を見つけたり、育てていかなければなりませんね。

今、私自身が悩んでいるというか、考えがまとまらないのは「サマー・カレッジ」とはなにかということです。同時に、「サマー・カレッジ」ってだれのためかということです。あまり深く考えているわけではないですが、それこそ、30年前に保育や教育の仲間たちの要求から出発したサマー・カレッジですから参加者自身、ここではサマー・カレッジを一緒につくっている仲間たち一人ひとりに考えてもらうことが大事だと思っています。
保育、教育などをひとくくりに同じ方向を向かせようする動きが大きくなっていることに違和感を覚え、危惧さえ感じます。サマー・カレッジはそういう動きにも抗う活動・運動なのかな、と思います。子どもから出発してね。そういう意味でも、つながりの仲間たち一人ひとりが主体になって、「サマー・カレッジ」を考え、つくっていきたいです。

サマー・カレッジはつながりあそびやうたを広げるということだけにとどまらず、また、ゆずりん、まっちゃん、ピカリンを「推す」ということではなく、保育という営みがコロナ禍も続いている状況や70年以上も変わらない配置基準にみられるような保育政策の停滞、後退がみられる中で、言葉にできないくらい大変さが増し続ける状況にあって、子どもたちの笑顔を守りたい、楽しい保育園を働く仲間たちとつくりたいという一人の保育士としての願いであり叫びです。また、子どもも大人も生きづらさが増す中での一人の人間としての自由と解放を求める声だと思います
 保育雑誌やユーチューブ等で遊び方とか踊り方と歌とかが簡単に手に入る時代ですし、すでに多くの仲間たちが実行している中で、顔を見あって言葉を交わして、からだを触れ合って、心を解放してのサマー・カレッジのこれからをどうつくっていくかが楽しみです。2023年サマー・カレッジを開催してくれた全国の実行委員の仲間たち、参加してくれた仲間たちに「ありがとう」です。まずは今年のサマー・カレッジの総括と交流です。



「公立保育園をなくさないで」の署名ありがとうございました。

大阪・愛知・京都・埼玉のサマー・カレッジの会場でお願いし、合研等で出会ったつながり仲間たちにお願いしていた「東久留米市公立保育園存続プロジェクト連絡会・退職保護者の会」のどの子も安心して遊べる場として、地域の子育て支援の場として、どの子も健やかに成長できる場として公立保育園をなくさないでという素朴な願いから始めた請願署名、お陰様で8月25日に請願署名第一次分9069筆を市議会に提出できました。

 私が参加しなかったサマー・カレッジin福岡で集めてくれた署名用紙や、署名活動前に開催したサマー・カレッジin福井からも仲間たちが署名を広げてくれて署名用紙が郵送で続々と届いています。愛知や埼玉では、署名用紙を持ち帰り、職場の仲間などに署名を広げてくれています。ほんとうに元気と勇気をもらっています。ありがとうございます。
目標は10000筆ですから9月12日の市議会厚生委員会に向けて引き続き街頭宣伝活動、署名活動を行います。署名を集めていただいた仲間は、9月10日まで署名を送ってください。お願いします。


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