つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信1265号(2024.1.1) 研究所風の便り2024年1月号

2024年01月01日 | 抱っこ通信
「安心の世界」を広げるつながりあそび
二本松はじめ

つながりあそびの研修レジュメでも書いていることですが、「安心の世界」が地球規模でも、日常のささやかな暮らしの中でも、特に子どもたちに少しでも広がることを強く願う2024年です。箇条書きですがレジュメに書いていることを紹介します。レジメでは2章になります。

人は安心の世界で、共感と笑顔の中で育つ。 
①抱っこしあって、みつめあって、微笑みあって
*からだとこころを許しあう関係をたっぷりつくろう=委ねる楽しさと安心感
*からだが触れ合う時、心もふれあう。こころがふれあう時、からだも触れ合う。
②おもわずからだが笑っちゃう=人のつながりって楽しい(遊びって楽しい)
*人は、人を楽しませる、喜ばせる、幸せにする存在=特に子どもは
*生まれてきてくれてありがとう。生きているだけでありがとう。
③自分の中にある好きを見つけよう
 *楽しい時、人間は・・・より主体的に、積極的に、人間的に(仕事も生き方も)
④子ども(人)は笑顔(愛)の中でしか育たない「安心の世界」

ひと言で「安心の世界」といっても、人それぞれです。みんなで話し合い内容を深めあえればと思っているのですが、私の活動(仕事)は実際につながりあそびをみんなで遊ぶ中で、遊ぶ本人に実感してもらう、体得してもらうことにありますから、なかなか伝え合い深め合うことが難しいのが正直なところです。歌詞とか、言葉とかとはまた違ったものを感じ取られることもできますが・・・。
 でも、つながりあそびそのものの力というか、面白さとか楽しさも大事なのですが、一緒に遊ぶ「みんな」のつながりあいが「安心の世界」をつくりだす決定的な要因なのです。この人とのつながりあいを変化、発展させる、豊かにする、楽しいものとすると言い換えてもいいと思いますが、それが「つながりあそび」なのではないかなと思っています。安心の世界をつくりだすつながりあそびです。

もう一度、レジュメを見てください。いま、ここに書かれていることが子どもたちだけでなく、人類から奪われていないでしょうか。「地球規模でも、日常のささやかな暮らしの中でも」です。自分の生い立ちや自分の子育てなどを重ねながら見てください。そして、今の「自分」を重ねて見つめてください。つながりあそびを広げる2024年のスタートです。


先月に開かれたサマー・カレッジ代表者会議は楽しかったです。オンラインでも久しぶりにみんなで顔を合わせて会議だったので、それだけで嬉しかったです。画面からうかがえる仲間たち表情からは、ブランクの時間の長さもありましたが、その間、子どもたちを真ん中に踏みとどまってきた仲間たちがいたこと、そして、つながりあそびの火を消さなかったこと、それらがサマー・カレッジの再開につながっていたことが伝わってきました。ほんとうにありがとうです。それにしても、オンライン会議もそうだし、研究所風だよりもそうだし、ホームページもそうだし、研究所のことはまっちゃん頼みだったなと反省をしています。
メモを取るのに忙しかったですが、メモに残っていたいくつかを紹介します。

*新しいつながりをどうつくっていくか。それは人とのつながりでもあるし、その人のつながりをつくりだし豊かなものにする文化活動をどうつくりだしていくかの問題。
*現場を持つ仲間が減っていく中で、お手伝いとしてサマー・カレッジにかかわるだけでいいのか。現場を持っている仲間が実行委員になるような働きかけを。
*新しく参加した仲間たちの感想が良かった。実行委員になることが生活の一部になり豊かになる。現実が厳しくても挑戦することで実行委員みんなの力が発揮できる。
*現場でつながりあそび・うたを知ってもらえるような実践を。
*平和の問題や研究所の思いなどを広げることで、自然につながりをつくっていくことができれば。
*現場が大変だからこそサマー・カレッジを開いていく。本来、保育は、仲間は楽しい。先輩から後輩へのつないでいくこと。保育運動とつながり運動とのつながりあいを。

保育や学校現場の仲間たちの要求から出発したサマー・カレッジです。それは子どもたちの要求でもあり、現場の仲間たちの要求でもあったのだろうと思います。もう一度、その要求の中身を点検してみる必要があります。要求さえ出せない状況に追い込まれている現場を変えていくためにもね。「楽しい」を広げるためにもサマー・カレッジを身近なものにしていきましょう。2024年のサマー・カレッジのスケジュールも出され、すでにスタートしています。



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