<うそごと>はお好き?

管理人・葉山羽魚(ハヤマ ウナ)の人生は読書演劇妄想人形美酒シゴト。

女王陛下の呼び名

2007-05-10 | 感想
映画「THE QUEEN」を見ました。
エリザベス2世を演じた人(ヘレン・ミレン)がアカデミー賞受賞!

女王の呼び名は常に「ユア マジェスティ」ではないのですね。
みんな「ma'am」と言っていた。
しかし「マァム」の「ァ」の発音が難しい!
(映画の中でトニー・ブレアが指導されるのだが、違いが全然わからん!)
私が学校で習ったのはアメリカ式発音だった、と納得。
全編クィーンズ・イングリッシュ!
あー、英語上手になれそーだ。

イギリス好きは必見です。
もう、すごいから(笑)
衣装はイギリス式普段着。ああ、いいね・・・。
調度品もすごいからね!
ああ、やっぱりヨーロッパ王家は、イギリスよ!!!!!!
まあ色々血は混ざってますけれど(ドイツから王様連れてきたりね)
王家としては1000年続いているそうです。

チャールズとエジンバラ公(女王の夫。女王の夫だからといって王にはなれない)
素でスカート(※注:民族衣装。タータンチェックのやつ)履いてますから!
ものすごいびっくりする。鹿打ち行くんだって。
エリザベス女王のお母さんという人がまだ生きていて
女王は「マミー」と呼んでいた。ひえええ。

エリザベス2世は、ビクトリア女王の血を引いているそうで
(ビクトリア女王は、シャーロック・ホームズの時代の女王。
 ホームズは架空の探偵だけどさ。)
ウィンザー家の人らしいんだけどウィンザー?
・・・ああ世界史勉強したのに・・・私の知識は中世で止まってる。
26歳で王位を継いで、爾来50年間も在位!
今回演じている人は
本物の女王より20歳ほど若いのですが、あなた本物以上だよ。多分。
イギリスはこういう俳優の層が厚いんでしょうねえ。
シェークスピア・カンパニーみたいな。

ところで、私はいつ自分が「姫、いや女王、お迎えに参りました」と言われても
恥ずかしくないようにしていたいと常に思っているわけですが(どこの姫なのか?)
まあそれは半分冗談なのですが(後の半分は何だ。)
そういえばそういうマンガあったような(チンプイ?)
この映画はそんな人にも必見です。
ノブレス・オブリジェ。大変なのだな。
国賓ばかりの晩餐会とかそういう話も出るのかなあ。
天皇陛下とエリザベス女王、日頃の苦労を語る、みたいな。
「あーわかるわかる」みたいな。
雅子様とダイアナ元妃を比べたりする人もいるみたいだけど。

でもエリザベス2世は自分で四駆を運転し
犬と歩き回り
品位があるんだけど格式ばりすぎない、そんな女王のようですね。
ていうか「女王でいることが日常生活」なんだよね。

トニー・ブレア役の人、似てたなー。

ああ、後1つ。アリス好きも必見です。
「あのニヤニヤ男!」っていうシーンで
「チェシャキャット グリン」ていう表現があるんですよ!
びっくりした! 普段使われている表現なのね。
「チェシャ猫のようなニヤニヤ笑い」

女王はどうして常にハンドバッグを持ってるんだろう。
ドレスにポケットがないからかなあ。

それにしても、イギリス王室は懐が深いというか
作った制作側がすごいというか。
こんな作品、絶対今の日本では作れない。


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2 コメント

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観る観るー (さつー)
2007-05-11 02:58:59
面白そう!!
イギリス王室の懐の深さといえば、
vivienne westwoodのorbで、
orbって、日本で言えば菊の紋章みたいなもんなのよね。
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菊の御紋ねえ・・・ (葉山)
2007-05-11 21:23:30
どうやったらあんなパンクなアクセサリーになるのか。
日本の近代天皇家は思想とかいろんなもんが
くっつきすぎているのかも。
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