<うそごと>はお好き?

管理人・葉山羽魚(ハヤマ ウナ)の人生は読書演劇妄想人形美酒シゴト。

ドア一枚の向こうは

2008-01-31 | エッセイ
自宅は住宅街で
家に帰る途中、ふと見上げると
高級なマンションの窓から
高級な明かりが見える。
(うちのマンションはまったく高級ではなく築20年くらいの普通のやつ)

高級な明かりはそれぞれ微妙に色合いが異なるが
すべてあたたかな暗いオレンジ系統の色で
(つまり白色の蛍光灯ではなく白熱電球的な)
それが高級で均一な四角い窓ガラスを通して
タイルアートのように見えるわけである。

きっと
その高級なマンションの各フロアには
ドアがずらりと並んでいるのだろう。
しんしんと静かに。

でもどこのドアだって一枚向こうは魔窟だよ。

だってそこには人間の「家族」が暮らしているんだもん。
人間が、他人なのに他人ではない人間が何人も棲んでいるんだもん。


幸せな家庭は似ているが不幸な家庭はそれぞれだ、
みたいなことをロシアの大作家だかが言ってたと思うが
それは文面通りの意味ではないと思う。

不幸も似たり寄ったりだって。
だってどこかで聞いたような話ばっかりだ。

たぶん
幸福な家庭はおもしろくないけど幸せで
不幸な家庭は幸せじゃないけどおもしろいと
そういうことなんじゃないかと思う。

そのおもしろさ、は、狂気にかぎりなく近い。

娯楽

2008-01-26 | エッセイ
遊び、というのは
私にとっては仕事(昔は勉強)と家事以外のことを指す。
でも仕事と家事以外の時間をぜんぶ遊びに使っていられる今が
このうえなく後ろめたいと思うことがある。
でもそれがないと生きていけない。

人はへんなもので
自分でつらいことをして
(たとえば子供を産んで育てる)
自分で楽しみをつくる。
(成長を楽しむことにする)

人生は一人SMなのだ。
私たちはマッチポンプに生きていく。

だってどうやってだって生きていかなくちゃいけないんだもん。

でもどうしてだか
ずっと生きていることに後ろめたさは付きまとう。
後ろめたさっていうか
自分で生きてないっていうか
この社会ではたいていの人は一人では生きていけないわけだから
それは当り前なんだろうけど
なんか無理やり生きているというか
「生きられてしまって」いるということ。

でも思うのだ。
この世で誰か一人でも
あなたに生きていてほしいと思ってくれる人がいるなら
人は死ぬべきではない。
生まれて社会で生活しているなら君の命は君の所有物ではないのだ。
というのが
私の死なない理由である。

もちろん私は知っている。
死はその時その瞬間悲しいものだけれど、深い傷を残すこともあるけど
最終的には乗り越えることができてしまうものだということを。
それは他人にとっては結局一つの「ライフイベント」にすぎない。
つまり「Aが死んだ」という事実にすぎない。


死の乗り越え方は知っているのに
生きるための心構えがよくわかんないよ。

もっと鈍感になるのか?
もっともっと考える人間になるのか?

というようなことを京極堂を読みながら思ってい、

ません。

まだ読み終わらないよう~(涙)幸せだけど厚いよう(笑)

楳図かずおに似た女

2008-01-24 | エッセイ
ノーメイク・カラーをとったばかりの母。


それはさておき東京行ってきた。

テーマは「現代アートめぐり」。

まずは東京都現代美術館で
世界のコンテンポラリーアートを体感!
沢尻エリカ百変化が大好きです。
ていうか沢尻エリカの美貌が好きだ。

さらに夜は夏木マリ姐さんの
「印象派」(マリ姐さんのライフワーク的現代舞台)を鑑賞。
観客の中に入り込む怒涛の現代舞踏!
ダンサーに足を踏まれる! 
お客さんあっけにとられる!
マリ姐さんに10cmまで近づく。
次は堂々挨拶&自己紹介できるような状況で会いたい!(次ってなんだ)

翌日はぼうっとしながら
恵比寿のガーデンプレイスの写真美術館。
平野君(作家・平野啓一郎)もコラボしてるアートを体験。

しっかし現代美術は難しいだろうと思う。
ていうかいつの時代だって芸術家は最先端で苦しいと思う。

見てる方は楽しいけど
作る方はいつもたいへんだな。

それ以外は友達とずっとしゃべって笑ってた。
東京。
人が多くて電車が止まる。
寒いしごちゃごちゃしてるしわけわかんないし
でも憧れるのはどうしてだろう。

ヤッターマン!

2008-01-14 | 感想
なんだかすごい現代的な絵柄になって再登場。
って当時のは全然知らないけど。
ヤッターマンのアイちゃんかわいい!
スーツとか。
でも中学生!! 中学生か!!
ドロンジョさまの声ってのび太だったんだね・・・いや別にいいけど・・・。
久し振りに山ちゃんの声をきいた。
というか久々にアニメをリアルタイムで見た。
すごいアニメだな。メカの素って何。
でもたぶん私がヤッターマンにマタタビのように惹かれてしまうのは
たぶん仮面のせいです。
仮面好きなので。

月光仮面に始まり
どうしてヒーロー・正義の味方って顔隠してるんでしょうね。
堂々と正義できない理由があるのだろうか。
っていう評論を昔読んだことがある。試験問題で。


今日は先輩と豆腐懐石の「梅の花」に行って
中国茶のカフェに行った。
梅の花・・・素敵なお値段だったがほんとおいしかった!

本屋さんで叶恭子の「トリオリズム」を立ち読みする。

うーん・・・・・・・・・・・・・・・・

よかった! セレブじゃなくて。「愛の形」も大変だもん・・・。
庶民でいい。たまに「せれ部」活動するくらいでいいっす。
私の立ち位置は美香さんで結構です!

仕事道具(なのか?)

2008-01-12 | エッセイ
二日酔いの頭に活を入れつつ
趣味の道具を買いに街に出ました。

趣味【しゅみ】
なるべく他人に面倒をかけず手頃な金額でできる現実逃避。
具体的には「読書」「お絵描き」「CD鑑賞」「酒」
「美男鑑賞」「舞台鑑賞」等を指す。
しばしば現実よりそちらの方をがんばってしまう場合も多い。
(葉山版明快国語辞典より)

そしたら街はバーゲンじゃありませんか。
ついついハンケチなど買ってしまう。
小物の中ではハンカチと靴下が好き。
ハナエモリ(蝶の刺繍に縁取りがたっぷりの黒レエス)のと
ジバンシィのかわいい水玉模様の。
ハナエモリのはすばらしいコストパフォーマンスだ。
ゴージャス。日本のアナ・スイ(蝶モチーフが・笑)
上品。マダ―ムって感じする。
でもおばさんぽくないんだよね。

ようよう、目的地のハンズへ。

←このブログの左の下の方に
 プロフィールのちっちゃい写真を載せてますが
 TV塔の右横に写ってるのがナゴヤのハンズだ。

いまだお絵描きしやすいペンを模索中。

最近ヒットなのは
「uni-boll」?の「signo」っていうやつ。
なんのことはない普段着のペンです。
私はなんといっても「思い立ったらさっさと描ける」
を優先してるのでこれでOKなの~。
Gペンとかは使えません・・・。
ちょっと細かい絵を描くときはハイテックC0.5だぜ(笑)
でもほんとはペン先つけて書くやつのほうが
ラインに表情が出ていいとは思うんですけど。
いいの。趣味だから。

あと筆ペンの使いやすいのをちょっと発見。
ほんとの筆ペンは意外といいのないのよねえ。
TOMBOで「筆使用のサインペン」を見つけたので挑戦してみる。
250円くらい。うーん。趣味にかける費用としては高いのか安いのか。

ちなみに枠線とかフキダシはその辺の太サインペンを使ってます。

それにしてもハンズは絶対ペン売り場を縮小したな!
君が文房具置かないでどこが置くんだ。がんばれ。

それにしてもこの趣味は
読ませる人がいないと全く成り立たない。
無理やり読まされてるみなさん、
いつもごひいき(っていうか・・・)ありがとうございます。
たぶんまた何かを描くので、
リクエスト等あれば言ってください。

しかし「自己完結する趣味」ってあるんですかね。
そんなもの見つかっちゃった日には
たぶん一生離れられないだろうなー。
はっ、「妄想」・・・(笑)

た、たしかに! 
だ、だめー!!! 今年はLOVE元年なのよ!


母が「私は実はバツイチ」だっていってたんだけど
これも躁のなせる妄想なのか・・・。
25年間そんな話はきいてない。
隠し子とかいねえだろうな。
いてもいいけど。もうどうでもいい。

おっぱっぴー(踊)