<うそごと>はお好き?

管理人・葉山羽魚(ハヤマ ウナ)の人生は読書演劇妄想人形美酒シゴト。

闇の騎士

2008-08-30 | 感想
ジョーカーの話、見てきましたよ。バットマン最新作。大雨の中。
ネタばれしますけど。
原作知らないからなんとも分からんが、ともかくすっごい話だった。
重かった。
ジョーカーの狂気が。
ゴッサム・シティは大丈夫なのか。(全然大丈夫じゃない)
ていうかあの街はどこにあるんですか。(どこをモデルにしてるんでしょうか)
汚職と腐敗とマフィアと、みたいな悪ではない、
ジョーカーはただの狂気だ。非論理的。まさに「世界が燃えるのをみてただ喜ぶ」奴。
憎むとかじゃない。論理がきかない相手には、ただ恐怖するだけだ。

バットマンはどうしてジョーカーを殺さなかったのだろう?
殺せなかったのだろうか?
どんな理由で?
あとバットマスクにはいつから変声器がつくようになったのか!?
アーロン・エッカートは「サンキュー・フォー・スモーキング」の人で
でもいろいろできる人なんだなーと思った。顔が半分スターウォーズのC-3POみたくなってたよー・・・。

最近、ハリウッドはスーパーヒーローもんが多い。
Mr.インクレディブルからスパイーダマンまで
苦悩もの(ヒーローとしての存在意義と人間としての自分のギャップに悩む)から
茶化すもの(ダメ・ヒーローが再帰するとか)まで。
私はハリウッドアクション映画は好きだけど
最近のヒーロー祭りにちょっとついていけないかんじ・・・。
(その割に、日本の仮面ライダーとか見てるわけだが)

アメリカ人て、そんなに「たった1人のヒーロー」を待ち望んでいるのか?
ほんと?? なんで売れるの?? 売れなきゃ作らないよね???
フツーに「好き」なのかな?
日本人が「戦隊もの」「みんなで戦う」(たぶん赤穂浪士のころからの伝統と思われる←嘘)
が好きなように????

まあ、ともかくバットマンは私は好きです。
でもどうしてヒーローって顔隠すんですかね。
バットマンよ顔を晒せ、っていうのがジョーカーの望みだったわけですが。
月光仮面(私は不審者にしか見えないのですがあのコスチューム)しかり
鞍馬天狗しかり
パーマンしかり(懐かしい)
タキシード仮面しかり
ヒーローとは顔を晒さないもんである。

みんながガッカリしないようにか?
もしそれほど顔がよくなかったりしたら
もしそこらのおっちゃん・あんちゃんだったりしたら
みんなの期待を裏切ることになるから。
知らない人に助けられたいんだよね。
助ける人を知りたくないんだよね。

ヒーローの方も別人格になるからこそ
悪と相対する勇気が出るのかもしれない。
政治家も別人格とかになればやる気が出るかもしれない。
昼はのんびり代議士。夜は裏・宰相!
あーだめだ。料亭でだけ活躍しそうである。
ぜんっぜん民主主義じゃないしな・・・。

女のヒロイン(あんまいない?)は顔を出すのにね。セーラームーンとかさ。
自ら「美少女」戦士って名乗ってるからか、あれは。。。
ちなみにラズベリー賞(逆アカデミー賞みたいなやつ)をとったハル・ベリーの「キャットウーマン」が私は大好き。いいじゃんねー。
ハル・ベリーはアカデミー賞とラズベリー賞を同時受賞した稀有な女優である。


ウェイン家の執事、いいなあ。
あんな執事が子供のころからいたらなあ・・・。
アルフレッドー。執事は絶対イギリス人よね。

おわりの雨

2008-08-30 | エッセイ
世界の終わりみたいな雨が降っている。

ゆううつとかそんなのを超えて怖いくらいに雨が降る。

要注意とか警報とか言われても何すればいいのか。
出歩かないようにするとかか?
うちは高台なので大丈夫ですが、地域の方、お互いに本当に気をつけましょう。

雷がなってます。

「おじょうさま」と呼ばれて・・・

2008-08-24 | エッセイ
すてきな場所にすてきな友達と行ってきた。
すてきな友達とは、ドールと京極とゴスロリファッションとアニメとマンガ話の師匠筋にあたる方々である。
美しいクラシカルなメイドさんに「お帰りなさいませ、おじょうさま」と呼ばれた。
お茶が大変においしかった。
すてきなお部屋で楽しく語らった(アニメとかマンガとかオタ話を)
いろいろびっくりしたが
よく考えると一番びっくりしたのは
「おじょうさま」と呼ばれて
ビクともしない私の自意識であった。
ふつう、お嬢様って呼ばれたら相当な葛藤があるものだろう!
怖すぎる自分。もし年とってボケたら女主人か女王様になるに違いない。
「大女優」とか。(しかもイメージ的には吉永小百合ではなく、富士真奈美であろう。)
さすがは「将来の夢は大奥様になりたい」と言っただけのことはある。
なれるもんならなってみい、って感じだが、
これは単に「奥さんになりたい(お嫁さんになりたい)」といいまつがえたのだ!

写真は、そのすてきな場所にあった、水の流れるランプの置物です。

さらにそのあと「DEAR ALICE」という大須のカッフェーに行く。
ケーキにキッシュにアフタヌーンティ。
おほほほほ。またしても語らう。オタ話を。

そのあと、友達はミュージカル「エリザベート」を見に行き
私は(幻冬舎がスカイ・クロラ刊行に合わせてあざとくも出版した)押井守の本2冊
しかも一冊は新書。新書・・・この「マキシ・シングル」「両版A面」みたいななんとももやもやした出版形態! 
私は普段アンチ新書派である。が、しかし悲しいかな、私の好きな人がたまに新書で私見を発表するのである。か、買うか・・・買わないか・・・
この薄さに760円! こんな薄い本、どうやったって1時間あれば読み終わる。そのコストパフォーマンス・・・くううう。でも買ったけどな。読みたかったのよほー

を買い込み、読んだ。


夜、スカイ・クロラを語るために別の友人に電話。
30分くらいしたあたりから話は収集がつかなく脱線し
ただのバカ話になり笑いまくって3時間。


趣味に殉じた一日であった・・・! フランス・・・万歳・・・!(がくっ)
(※これは「ベルばら」へのオマージュではなく、三浦しをんエッセイへのオマージュだ。しをんさんが友人と「次元・五右衛門チェックシート」を徹夜で作り撃沈、したときの言葉だったような気がする。まちがってたらすいません)


紅茶の飲みすぎでうちに帰ったらめまいがしたが(貧血)
もしかしたらケエキの食べ過ぎだったのかもしれない・・・!

ギマン

2008-08-24 | エッセイ
チーズ嫌いなのにピザは好きな人。

カスタードプリン嫌いなのに抹茶プリンは好きなオレ。

だからどうというわけではないが、ふと思ったもので。

スカイ・クロラ

2008-08-21 | 感想
押井守監督のアニメーション映画「スカイ・クロラ」を見た。
見たあとで友達(私に攻殻機動隊を勧めた人。)に
「ぜったいみろ」とメールしたら
「いま、まさに見てきた」と返ってきた。
友達は地元の宮城で見ていたのであった・・・!
すごい偶然。

ストーリーとかキャラクターとか
森博嗣の作品は全然知らないんだけども
これは、とても好き。
戦闘機に乗って戦争をする成長しない子供たちの話。

そして、静かな映画。
背景音(BGM)がないので
ひとつひとつの音がとてもよく聞こえる。
ていうか、この効果音がものすごい細かくついてるのだ。

靴音。
犬の足音。
飛行機乗りの制服についている留め金のチャラチャラいう音。
ドアの音。
皿が置かれる音。
戦闘機の飛行音、爆発音。

煙草を吸う一連の音。


ほんとうに静かな映画だった。


ひとりでじっくり見たい映画です。