「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

造船所2181番船 Long Good-bye 2021・08・09

2021-08-09 06:45:00 | Weblog


   今日の「 お気に入り 」は、2020年1月、 新型コロナウイルスの集団感染に見舞われた外航クルーズ客船

  「 ダイヤモンド・プリンセス 」に関する、インターネットのフリー百科事典「 ウィキペディア 」掲載の記事です。

   イギリス、南ア、ブラジル、インド、ペルーなどで「 変異 」する前の、中国由来の「 元祖 コロナちゃん 」が

  世界中のニュース・メディアに登場した、今は昔?、いやいやほんの一年半前の出来事です。

   「 ダイヤモンド・プリンセス 」は、 イギリスの名門船会社 「 P&O (ピーアンドオー、Peninsular and Oriental

  Steam Navigation Company、ペニンシュラ アンド オリエンタル スチーム ナビゲーション カンパニー) 」社が

  所有し、アメリカの「 プリンセス・クルーズ 」社によって運航されている外航クルーズ客船。

   当時のPCR検査で、この客船の乗員・乗客から、遺伝子解析のし甲斐のある「 元祖 コロナちゃん 」の検体が

  数多採取されました。


   この客船を運行するアメリカのプリンセス・クルーズ社のパンフレット ( https://www.princesscruises.jp/pdf/jhp2019_vol3.pdf )

  に掲載されている「 M003 」という南シナ海クルーズ ( 「 初春の東南アジア大航海16日間 」 ) の最初の部分

  「横浜から香港まで 」の5日間のみを利用して、香港で下船した乗客は、団体旅行の一員だったのか、それとも個人旅行客

  だったのか、団体だったとしたら何人くらいの団体だったのか、・・・・・・ 。


  香港国籍(当時)の発症者ひとりについての報道以外、追跡記事が「 文春 」にも「 夕刊フジ 」にも「 東スポ 」にも出なかった

  ような気がします。日本のメディアはどこも取材に動かなかったんじゃないでしょうか。

   どこか海外のメディアが取り上げたのかしら。運航会社に船客リストはあっても、個人情報とかの関係で、非公開かな。

   ひょっとすると、日本での「 爆買い 」帰りの 中国人旅行客 の 団体 だったりして ・・・・・・ 。

  「 三菱重工業長崎造船所 」で建造された「 ダイヤモンド・プリンセス 」号は、双子の姉妹船「 サファイア・

  プリンセス 」号と共に、ながく歴史に名が残るクルーズ船になるでしょう 。

   豪華外航クルーズ客船が洋上でコロナ禍に見舞われると、乗員・乗客は、” boat people ( 漂流難民 ) " になるのだな、と

  感じさせた出来事でもありました 。

   客室総数1337室、そのうち72%の960室が窓が外に面している部屋いわゆる「オーシャンビュー」で、

  56%の748室には専用バルコニーを備え、バリアフリーに配慮した客室が29室ある、という、海に浮か

  ぶリゾート・ホテル というか マンション のような、図体の大きい、後ろ姿が余り美しくない「 お船 」です 。

   そう云やあ、後ろ姿のお写真はパンフレットには載ってませんね。

   閑話休題。

 ◎ 「建造」に関するウィキペディア掲載の記事:

    「 現在『 ダイヤモンド・プリンセス 』と呼ばれている船体は、もともとは『 サファイア・プリンセス 』

    という名で建造開始されたものである。運航会社は対外的に『 ダイヤモンド・プリンセス 』という

    名の船をまず運航する予定だと発表し、それにもとづいてさまざまな段取りをつけていて、2つの

    船体が( ダイヤモンド・プリンセス号が先行し、サファイア・プリンセス号が後追いする形で )

    同時並行的に建造されていたのだが、当時『 ダイヤモンド・プリンセス 』と呼ばれていた船体の

    ほうで三菱重工業が火災事故を起こしてしまい、修復作業や作業再開に日数がかかりすぎ納期が

    大幅に遅れ、運航会社にとって支障が出る、と判明したため、しかたなく姉妹船で無事に建造中

    だった『 サファイア・プリンセス 』と呼んでいた船体のほうを『 ダイヤモンド・プリンセス 』と

    いう名前に変更し、火災事故が起きた船体(当初『 ダイヤモンド・プリンセス 』と呼ばれ、先行

    するはずだった船体 )のほうの完成は後になってしまうことは受け入れ、同船体の名称を『 サファ

    イア・プリンセス 』へと変更した、という経緯がある。

     2002年10月1日、午後5時50分頃、長崎市飽の浦町の三菱重工業長崎造船所内にて造船所

    2180番船として艤装工事中の『 ダイヤモンド・プリンセス 』( 当時『 ダイヤモンド・プリン

    セス 』と呼ばれていて現在『 サファイア・プリンセス 』と呼ばれることになった船体 )が火災を

    起こした。

     出火時に船内では約1000名の従業員が作業をしていたが全員すぐに避難して怪我人などは出

    なかった。稲佐消防署の発表では出火場所は船体中央部付近で全14デッキ(甲板)のうちの下

    から5番目のデッキ付近から出火したと見られている。施主であるP&Oに対する納入期限が

    2003年7月に迫っていたため、同時に建造していた2番船( 造船所2181番船・サファ

    イア・プリンセス
)を急遽、新『 ダイヤモンド・プリンセス 』として改修し、つまり『 サファ

    イア・プリンセス 』として建造していた船体を『 ダイヤモンド・プリンセス 』と改名し登録し

    なおして、2004年2月に『 ダイヤモンド・プリンセス 』として7ヶ月遅れながらも納入に

    こぎつけた
。これが現在『 ダイヤモンド・プリンセス 』と呼ばれている船体である。 」

     ややこし!!

      


 ◎「 新型コロナウイルスの集団感染 」に関するウィキペディア掲載の記事:

   1.「 感染源 と思しき人 」に関する記事:

    「 当船は、2020年1月20日に横浜港を出発後、1月22日に鹿児島港に寄港、1月25日に香港に到着。

     その後、ベトナムや台湾を巡り、2月1日に那覇港を経て、2月4日に横浜港へ帰港する行程だった。

      横浜から乗船した 香港国籍 の 男性乗客 は、1月25日に香港で下船したが、乗船中の1月23日から

     咳の症状
があり、下船後の1月30日に発熱2月1日に新型コロナウイルス陽性が確認された 。 」

     「 2020年1月20日に横浜を出発するクルーズ M 003 に参加し、1月25日に香港で下船した乗客が、

     COVID-19 ( SARS-CoV-2 ) に感染していることが判明
した 。」

     「 2月3日に 横浜港 大黒埠頭 に 移動 し 長期の検疫体制 に入る と、他の乗客の感染 が 相次いで判明 し、

      各国メディアが大々的に報じる事態となった 。 」

   2.「横浜港 大黒埠頭」での「 長期の検疫体制 」に関する記事:

    「 当船は香港出発後、那覇への寄港を2月1日に終え、次の寄港地の東京エリアに向かっていたため、

     関東域で検疫の体制に入ることになった。行程を早めて2月3日に横浜に戻り、2月4日に横浜港沖

     にて273名に再検疫を行った。2月5日には、検査結果が判明した31名のうち、10名に陽性反応が

     確認され、神奈川県の医療機関へ救急搬送された。2月5日早朝まで船内での行動は制限されておらず、

     ショーなどのイベントは通常通り開催されていた


     2月5日早朝以降、症状が発生していない乗員・乗客合わせて約3700人は14日間、船内で待機す

     ることとなった


     乗客のうち330人のアメリカ人については、当初は日本国政府が早期下船と帰国を提案したもの

     の、アメリカ政府が船内に留めることを要請し、2月15日になってアメリカ政府が帰国方針に

     変えたことが明らかになっている 。

     乗客は基本的に船室待機で、2月6日より7階や15階のデッキ左舷側に1時間ほど交代で出られる

     ようになった。2月9日、運航会社プリンセス・クルーズは、全乗客の旅行代金を払い戻し、無料と

     するプレスリリースを発表した 。

      法的には、多国間を移動する船舶の船上は、各寄港地の『 国内 』とは見なされず、世界保健機関は

     ダイヤモンド・プリンセス船内で発生した感染者について、日本で発生した感染者として計上して

     いない。日本国政府もWHOの方針に沿って、日本で発生した感染者として計上していない 。

     当初乗船していた約3700人は、船長を含めて全員が3月1日までに下船した。この時点での乗客・

     乗員の感染者数はのべ706人、うち4人が死亡している 。

      3月15日、船籍の置かれているイギリスのボリス・ジョンソン首相が、日本の安倍晋三総理大臣

     との電話会談の際、日本の支援に対する謝意を示した 。

      3月18日、ベルフォア社が船内の除染作業を開始。翌日から日本の特殊清掃業者が合流 。この除染

     作業は、世界保健機関 (WHO)とアメリカ疾病予防管理センター (CDC)、日本の国立感染症研究所

      ( 英語: National Institute of Infectious Diseases, NIID ) の指示のもとで策定され、厚生労働省の承認を

     受けた方法(加速化過酸化水素による清拭)によって実施された 。

     3月25日午後、除染を終えて横浜港を出港し、改修のために本牧埠頭にある工場に向かった 。

     この際、船は船室の照明を利用して『 #ARIGATO JAPAN♡ 』のイルミネーションを点灯している 。

      4月3日、駐日アメリカ合衆国大使館のジョセフ・ヤング駐日臨時代理特命全権大使は『 ダイヤモンド・

     プリンセス号の米国人乗客は最高のケアを受けました 』

      『 これは優秀な地域医療だけでなく日本の素晴らしい“おもてなし”の心を映し出すものです 』と

     謝意を述べている 。

      2020年5月16日午後、横浜港を出港しマレーシアへ向かった 。

      運行会社によると、COVID-19次第ではあるが、2020年10月1日からの日本発着クルーズより、再度

     日本投入予定である。」

     あとは朧 (^^♪  あとはおぼろ ♬ ・・・ 




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#COVID19 #HongKong #Naha #Yokohama #WHO #CDC #国立感染症研究所

  

    

 

     
  ( カリブ海 30年ほど前、・・・トリニダードトバゴ 、バルバドス 、ドミニカ共和国 、ジャマイカ 、バハマ 、
                   米国 プエルトリコ  )
 


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