「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

Sho-en Haiga 松渕俳画 2020・08・28

2020-08-28 04:30:00 | Weblog


  今日の「お気に入り」。


    

          

           


  
    
       
        (鶴見松渕著 「鶴見松渕俳画集」日貿出版社刊 所収 )


  上の俳画にある画賛は、「 草紅葉 水涸れてゆく 梓川 」( くさもみじ みずかれてゆく あずさがわ ) 。

  

  「妙義山」の絵にある画賛とその読みは、「 嶮しさが 人呼ぶ妙義 虫すだく 」

                         ( けわしさが ひとよぶみょうぎ むしすだく )。

  短冊の「松」にある画賛の読みは、「 ひびこれこうじつ 」、

     「牡丹」にある句の読みは、「 はなぐもり うしつなぎある のうかかく 」、

     「春景色」にある句の読みは、「 ほうたくの ひとつなきまま きりのとう 」、

     「ヘチマ」にある句の読みは、「 わかたけの こずえやさしく ゆもやたつ 」、

     「鎌倉」と題した絵にある句の読みは、「 はいがありて このよろこびや うめさかる 」、

     「開港記念館」にある句の読みは、「 とうだいの ひかりのこして なつのつき 」。


  「菜洗い」の絵にある句の読みは、「 なあらいの みずつめたくも こころたる 」。
   

   


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Sho-en Haiga 松渕俳画 2020・08・23

2020-08-23 09:00:00 | Weblog

  今日の「お気に入り」。


  

  

    
   
       
        (鶴見松渕著 「鶴見松渕俳画集」日貿出版社刊 所収 )


  上のスケッチ画( 於 横浜・三渓園 )にある画賛は、「 宝鐸の 一つなきまゝ 霧の塔 」( ほうたくの ひとつなきまま きりのとう ) 。

  宝鐸(ほうたく又はほうちゃく)は、お堂や塔の四隅の軒につるしてある大形の鈴のこと。


  「 称名寺 」の絵の画賛は、「 花菖蒲 正午を告げる 鐘の音 」( はなしょうぶ しょうごをつげる かねのおと )。

  この絵の「称名寺(しょうみょうじ)」は、神奈川県横浜市金沢区金沢町にある真言律宗別格本山の寺院で、

  お隣りに「神奈川県立金沢文庫(かなざわぶんこ)」があります。

  最寄り駅は京浜急行線「金沢文庫」。

  中世の金沢文庫(かねさわぶんこ)の跡に建つ現在の「文庫」には、称名寺の文化財などを展示する展示室と図書閲覧室が

  あります。

  涼しい季節であれば、「称名寺」やその庭園でひと時を過ごした後、八景島(人工島)のある海岸までウオーキングし、

  浜辺をそぞろ歩きし、帰りはモノレールで横浜方面へ出ることも出来ますよ。

  八景島には水族館、遊園地などのある「横浜・八景島シーパラダイス」(複合型海洋レジャー施設)があります。


  「箱根」にある句の読みは、「 せきぶつの はんみうもれて つたもみじ 」、

  「焼鮎」にある句の読みは、「 やきあゆや くたにのさらに そりかえり 」。


    


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Sho-en Haiga 松渕俳画 2020・08・21

2020-08-21 05:15:00 | Weblog
  今日の「お気に入り」。


   

   

   

  
        (鶴見松渕著 「鶴見松渕俳画集」日貿出版社刊 所収 )


  上の「木槿(ムクゲ)」のスケッチには、「 道端の 木槿は馬に 喰はれけり 芭蕉 」と書き添えられていますが、

  松尾芭蕉の「野ざらし紀行」にある木槿の句は、「馬上吟 道のべの 木槿は馬に 喰はれけり 」( みちのべの むくげは

  うまに くはれけり )で、「道端の・・・」は松渕先生の思い違えのようです。


 「 釣り人 」の絵の画賛は、「 魚信きて 一竿めざむ 野分波 」( あたりきて いっかんめざむ のわきなみ )。

 「 無題 」の絵の画賛は、「 新涼や 閑かすぎたる 老二人 」( しんりょうや しずかすぎたる おいふたり )。

 「 柿とキリギリス 」の絵の画賛は、「 故郷を 守る姉あり 柿とどく 」( ふるさとを まもるあねあり かきとどく )。


  


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Sho-en Haiga 松渕俳画 2020・08・15

2020-08-15 05:35:00 | Weblog



  今日の「お気に入り」。


   

   

   

   

  
        (鶴見松渕著 「鶴見松渕俳画集」日貿出版社刊 所収 )
  

  上のスケッチ画にある句の読みは、「 ひとのよの ひとのごうなり しろかるる 」。


  「 安曇野の春 」の絵の画賛は、「 芽吹く樹々 互いに春の 彩を和し 」( めぶくきぎ たがいにはるの さいをわし )。

  「 白馬村 」の絵の画賛は、「 雪峯の 間近にありて 若葉風 」( ゆきみねの まぢかにありて わかばかぜ )。

  「 百合 」の絵の画賛は、「 君と酔ふ ランタン燃ゆる 夏の月 」( きみとよふ らんたんもゆる なつのつき )。

  「 安曇野の秋 」の絵の画賛は、「 黄ばみゆく 山脈昏るゝ はやさかな 」( きばみゆく やまなみくるる はやさかな )。


   


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Sho-en Haiga 松渕俳画 2020・08・14

2020-08-14 05:11:00 | Weblog


  今日の「お気に入り」。


   

   

     


        (鶴見松渕著 「鶴見松渕俳画集」日貿出版社刊 所収 )


  上のスケッチ画にある画賛の句の読みは、「 たがやせる むなもとすでに はるのかぜ 」。


  「柘榴(ザクロ)と小鳥」にある画賛の読みは、「 せきぶつの かたまでうめて はぎそよぐ 」、

  短冊の「千曲川風物」にある句の読みは、「 あゆひかる とあみめずらしちくまがわ 」、

     「翡翠」にある句の読みは、「 かわせみは じっとかまえし つかのまを 」、

     「囲炉裏」にある句の読みは、「 ゆきはこね きりたんぽのみせ きゃくこめり 」。

  「阿蘇旅情」の絵にある句の読みは、「 ろうおうの なきあいあそに くもかゝる 」。

  

   


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Sho-en Haiga 松渕俳画 2020・08・09

2020-08-09 06:50:00 | Weblog



  今日の「お気に入り」。


  

  

  
     


  上のスケッチ画に書き留められた二つの句「秋陽長く(低く) 死の街影や ヴェスビアス 」、

  「 石道に 軌跡は深く 秋ポンペイ 」は、推敲の後「秋日ふる 死の街影や ベスビアス 」、

  「 石道に 軋跡(軌跡)深々 秋ポンペイ 」に落ち着いたようです。


  「 松 」の絵の画賛は、「 松樹千年翠 」( しょうじゅせんねんみどり )。


  「 不動明王 」の絵の画賛は、「 篤信の 人は素朴な 檜かな 光演翁 」( とくしんの ひとはそぼくな ひのきかな )

   フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』には、この句を詠んだ「光演翁」について、

   次のような解説があります。

   「 大谷 光演(おおたに こうえん、1875年(明治8年)2月27日 - 1943年(昭和18年)2月6日)は、

    明治から大正時代にかけての浄土真宗の僧、俳人、画家。法名は『彰如』(しょうにょ)。俳号は『句仏』。

   東本願寺第二十三代法主。真宗大谷派管長。伯爵。妻は、三条実美の三女・章子。」


  「 菊と小鳥 」の絵の画賛は、「 祖の冥る 寺に紅葉の 時雨ふる 」( そのねむる てらにもみじの しぐれふる )。


   
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Sho-en Haiga 松渕俳画 2020・08・06

2020-08-06 08:20:00 | Weblog



  今日の「お気に入り」。
   
   
   

   

   

       
        (鶴見松渕著 「鶴見松渕俳画集」日貿出版社刊 所収 )



  上のスケッチ画( 横浜・三渓園・茶室 )にある画賛は、「 橋桁に 集る緋鯉 夏の雲 」( はしげたに あつまるひごい なつのくも ) 。

  
  「牛と童1」にある句の読みは、「 もえいずる ざっそうふむを ためらいぬ 」。

  「 木槿(むくげ) 」の絵の画賛は、「 樹下闇 蛍火流るる 宵の風 」( このしたやみ ほたるびながるる よいのかぜ )。

  「牛と童2」にある句の読みは、「 こちわたる たんごのいわい のきごとに 」。


   
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Sho-en Haiga 松渕俳画 2020・08・01

2020-08-01 06:50:00 | Weblog
今日の「お気に入り」。


   
    

    

    


    

       
        (鶴見松渕著 「鶴見松渕俳画集」日貿出版社刊 所収 )


  上の落款なしのスケッチ画にある句の読みは、「 ももはたは おしえのごとく そこここに 」。


 「 サクランボと小鳥 」の絵の画賛は、「 老鶯や 僧房の朝 明けはやし 」( ろうおうや そうぼうのあさ あけはやし )

 「 凌霄花 (ノウゼンカズラ) と小鳥 」の絵の画賛は、「 吹く灰も ひと日少く 梅雨晴間 」( ふくはいも ひとひすくなく つゆはれま )

 「 バラ 」の絵の画賛は、「 星涼し 赤いランタン スーベニ屋 」( ほしすずし あかいらんたん すーべにや )。


  「浜の夕景」( 部分 )の画賛は、「 涼風や ブルーライトの 浜の夕 」( りょうふうや ぶるーらいとの はまのゆう )。

  横浜ランドマークタワーの高層階にある横浜ロイヤルパークホテルから俯瞰した横浜港・横浜ベイブリッジの夜景です。
 

   


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