高尾山自然公園の生き物たち

森林づくりボランティア支援センターのある大分市高尾山自然公園の
見つけもの

シロフクロタケ  ウラベニガサタケ科

2023-08-31 15:14:39 | オオイタサンショウウオ

キノコの子ども 幼菌が いたので 

ゆで卵みたいなのと

黒いのが 見えている卵と

次の日に見に行くと

大きくなっていました  明日には 老菌になって崩れてしまうでしょう

キノコはほんとに タイミングです

でたぶん シロフクロタケかなと思うのですが そうであれば 食用ですが

クリソツの 毒キノコ  シロコタマゴテングタケというのがあるので おっかないのです

でもこのきのこ 裏側は  なめくじだか カタツムリかなんかに しっかり齧られていました

でも連中は 毒キノコも齧るので 油断ができません

新しいきのこ図鑑を買ったら 古いのと分類が全然違うので(話には聞いていたけど)なんじゃらほいの世界です

 


コミカンソウ コミカンソウ科

2023-08-24 14:50:28 | 植物(草本)

みかんが実る季節になりました

といっても コミカンソウ

葉裏に ミカンに似た実がぎっしりついています

全体 30cmぐらいの高さで トウダイグサ科みたいな感じだけど  コミカンソウ科です

よく似た ヒメミカンソウは トウダイグサ科なので 調べたい人は調べてください  ややこしいんだよ

みかんってこんな感じ  中をつぶしても ミカンのような甘い匂いもなくて 種がみっちり入っているだけです

小さくても 甘い実なら アリさんとかが喜びそうなんだけど  なんの匂いもしません

センターの周りに たくさん生えてます

 

 


ツマグロヒョウモン  タテハチョウ科

2023-08-23 15:49:31 | チョウ

午前中の雨が上がると チョウたちが出てきました

この写真で 場所がわかったら かなりの高尾山自然公園の通のお方

ヒョウ柄なので ヒョウモンチョウ   ツマグロというのは つま(端)端っこが黒いから

といっても 黒いのはメスだけなので  妻は黒いというおじさんもいます

年に何回も羽化するので 寿命はあまり長くないそうです

それでも どんどん北上して 西日本の方だったのが いまでは東北にもいるそうです けっこうしぶとい

個体としては そろそろ寿命かな  羽も破れて  でも踏ん張っている姿は なかなかの勇士です

まっとうした 命なのでしょう

 


イナゴモドキ   バッタ科

2023-08-18 16:00:05 | 昆虫

モリモリ食べられた笹あります

こ奴がとまっています

羽が長いので イナゴモドキですかねえ

こっちは まだ若い  

というのが この1本の1mくらいの笹に なんと

この写真 何匹止まっていると思います?   映っているので 6匹 葉の裏の見えないところに2匹

8匹も おりました   周りには 笹がたくさん生えているのに この笹がいいようです

もりもり食べて 羽を長くして ばったばったと飛んでいけー


イヌビワ  クワ科 イチジク属

2023-08-17 14:49:31 | 樹木

イヌビワの季節になりました   もちろんイヌビワは木ですので 1年中ありますが

この実が食べられる季節になったということです

この木は雌雄があって 雌木になる実だけが 甘く熟します   雄木にも実がなりますがこちらは硬いままで甘くもなりません

赤いのは まだまだ 黒くなると食べごろ

イチジク属ですので 味も食感もイチジクそっくりです

なので 当然受粉はイヌビワコバチという蜂が行い 雄木の実の中には ハチが 入ったままだそうです

雄木の実に植え付けられた卵は ふ化すると 雌だけが出て飛んでいき 雌木の実に入って受粉を行うそうです

ここら辺は ややこしいので 興味のある方は 自分で調べてね

イヌビワは木によって 甘いのも うんと甘い実のなるのもあります うんと甘いのを見つけたら 内緒にしておきます

ただ 来年の実になる時期には 忘れてしまってるのよね~~

いつもの観察会では この木は 「ボンドの木」です

葉や枝を折ると 白い樹液が出て それを指に付けると とてもべたべたして ボンドの様にくっついてしまいます

指と指をくっつけた子どもたちは 指が離れないと大騒ぎ

残念なことに 水で洗うと あっさり取れてしまうのよね  実が食べられないときは このようにして木で遊びます