totoroの小道

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言語について 河島先生のお話より

2015-01-25 00:41:07 | 国語

河島先生のお話 

言語学者 金田一京助 金田一晴彦 金田一秀穂

そのような言語学者は、例えば「右」ってどうやって説明していると思う?
辞書屋になったつもりで、右をどう説明するか考えて。

簡単なものほど、説明しにくい。
辞書には,右とは南を向いたとき西にある方。
もっと古い辞書には、北を向いたときに東と載っている。
辞書を作る人はプライドがあるので、人の真似をしない。
北を向いて、とかいう定義に異を唱えた人は、この辞書の奇数のページと載せている。

言葉と体の動きは関連している。
体を使うと、言葉を覚えやすい。カントなどは、散歩しながら考えた。

萩本欽一が、ツバメのことを覚えるのに、すわろうとだじゃれで覚えた。
要するに言葉と表現は一体化しているもの。
それを離れると、机上の空論に陥る。
声と体は一体にならなければならないが、それが今乖離している。

言葉は時代によって変わる。
コンサートの切符を手に入れたといったら、若い人に笑われた。
今は,チケット。
では、飛行機は切符?チケット? 
同じ乗り物でも,言い方がちがう。

電気釜。
歯磨き粉なんてないが、もう歯磨き粉はない。
下駄箱も、もう下駄はない。
筆入れ。

夕焼けは大きい、 
小焼けは小さい 
日が暮れては本当に暗くなる。

ノーベル賞受賞者の話を聞くと、今の教育は優れた科学者が育たないと感じる。
どうやるかより、何をやるか。
失敗から次の考えが生み出される。
本を読まない。固定観念が邪魔する。

文学教師は国語が得意でない。
文学が好きだから、喜怒哀楽や主題を考え意外に言葉一つ一つを調べない。

 

50回 2月14日  土  9:00  15:00  浜北文化センター  第1会議室
51回 4月11日  土  9:00  12:00  天竜壬生ホール  第1会議室

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