トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

冬至にゃ柚子風呂湯治か…

2017-12-23 | 感じるままの回り道
 冬至は22日。祖父母が健在だった当時、「これから米一粒分だけ陽が伸びる」と言われ続けていたものである。今でも刷り込まれていて冬至になると「一陽来復」の熟語と共に脳裏に蘇える。春が蘇える日でもあるから、あながち認知症のせいでは無いだろう。
 先般、「クラス会どうですか?」と大学時代のクラスメートから「ご本人でしょうか?」の但し書き付きで復刻文集が送られてきた。
 名簿の半分は記憶になく、その半分の名前はかろうじて思い出し、更にその半分だけシーンの記憶がある。
 ガリ版擦りから復刻した文集は不明部も多々あるものの、尖っていたり斜に構えていたり熱情直球だったりと若さあふれていた。既に青春は蘇えらないのをまざまざと見せつけてくれた。

 さて「冬至には柚子風呂・カボチャ」なんて話題を出掛けのテレビで聞き、まず柚子の採集を済ませ柚子風呂の準備をする事にした。普段は入らない沢筋の奥に放棄された柑橘畑があって少しばかり柚子やミカン、夏ミカンなどが残っている。
 周囲の立ち木が日照を妨げているから良果は望めないものの本物が入手できるのだ。籠と栗を採取する時の鉤竿を携えて奥に入る。今期は落下しておらず鉤竿が役に立った。

 すべてを採集し籠の3割ほどが埋まった。近くのミカンもついでにもぎ取り籠一杯にして戻る。柚子は駐車場で会友と分け残りは独り占めした。年末は柚子風呂三昧が出来る。会友のYさんによれば「今年のユズは高い」のだそうな。焼酎に絞って入れると言うので多めに半分ほど分けた。
 肝心の柚子風呂であるが、今回は残ったのは小粒ばかりだったから7個の大量投入だ。1~2個より断然香りが異なる。今朝、布団から出る時に柚子の香りがしたほどだった。この香りで棚田の補修で注意信号の出た腰が少しは癒されたみたい…。

 冬至に湯治、これ如何に? 湯治も当時もあった甲斐。お粗末様・・・・・。

          柚子採果       ついでに酸っぱいミカンも

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