トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

水際部の規制線

2024-01-17 | 水辺環境の保全

 先だって、トンボ池のカエルが産卵床として使い続けてくれる一画の水際を守るために丸太二段に重ね浚渫土を盛り込んで丈夫に設えたのだが立ち位置から水面までの高さが出来てしまったし、カエルや卵塊を覗きたい場所の足元が良くなっては更に傷みが進みかねない。そこで囲いの中でデカい態度をしていたフジバカマの根塊を茎付きで移植したのだ。更にトラロープ、これは従前から設えてあったロープだけれど刈り払いの時に切断されてしまい補修もせずに埋もれた物を再雇用してみた。

 最前列は太目の丸太の二段重ねその後ろは浚渫土だがその中に大きなフジバカマの根塊を据えて生垣状にして、更にロープで規制したから水際の規制線としては十分すぎる設えになった。当初から、ここまでの設えにする予定など無く、単なる草地の斜面でと考えていた部分だけれど現実の損傷を見続ければやむを得ない無駄な作業も必要となるのだった。育てる事に傾注するのではなく被害を抑える方向に傾注しなければならないなんて本末転倒だとは思うけれど、それを嫌がっているとフイールドの荒廃は更に進む。設える事での荒廃もあるのだがやらざるを得ない道草も喰わねばならないのだった。

           いやいやの傍流無ければ筋も無し てなもんや三度笠

     

 


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