人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

トゥールーズ・キャピトル国立管がソヒエフに名誉指揮者の称号を贈る / アルチュール・アラリ監督「ONODA 一万夜を越えて」を観る ~ ルバング島での小野田寛郎陸軍少尉の物語

2022年05月27日 07時20分13秒 | 日記

27日(金)。月刊音楽祭は26日、「トゥールーズ・キャピトル国立管が 音楽監督を辞任したトゥガン・ソヒエフに『名誉指揮者』の称号」という記事をツイートしています 内容は次の通りです

「フランスのトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団がこのほど、3月に音楽監督を辞任したロシアの指揮者トゥガン・ソヒエフに対して、『名誉指揮者』の称号を与えたことが明らかになった    辞任前に予定されていたコンサートもそのままで、3回のコンサートを指揮するという ソヒエフはロシアのウクライナ侵略を巡り、ウクライナの首都キーウと1975年から姉妹都市関係にあるトゥールーズ市長から プーチン政権との距離を明確にするコメントを発表するよう求められ、3月6日にキャピトル管弦楽団、ロシアのボリショイ劇場双方の音楽監督を辞任していた

ロシア出身者というだけで契約を解除したり、出演を拒否したりするのは間違いだということ明らかにした出来事ですね

ソヒエフ氏は来年1月に来日し、N響1月度定期演奏会で指揮をとります ラインナップは、Aプロ=ブラームス「ピアノ協奏曲第2番」、ベートーヴェン「交響曲第4番」、Bプロ=バルトーク「ヴィオラ協奏曲」、ラヴェル「ダフニスとクロエ」組曲第1番・第2番、ドビュッシー「交響詩”海”」、Cプロ=ラフマニノフ「幻想曲『岩』」、チャイコフスキー「交響曲第1番」となっています

ということで、わが家に来てから今日で2693日目を迎え、米ジョージア州で25日、知事候補を決める共和党予備選があり、トランプ氏が選んだ候補者が、トランプ政権の副大統領だったマイク・ペンス氏が推した現職知事に敗れた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     この調子でトランプ離れを続けないと  共和党はいつまで経っても破廉恥トランプ党

 

         

 

昨日、夕食に「麻婆茄子」「生野菜サラダ」「冷奴・シソ乗せ」「豚汁」を作りました 麻婆茄子は久しぶりに作りましたが、何とか美味しく出来ました

 

     

 

         

 

昨日、早稲田松竹でアルチュール・アラリ監督による2021年製作フランス・ドイツ・ベルギー・イタリア・日本合作映画「ONODA  一万夜を越えて」(174分)を観ました

早稲田松竹は昨年9月1日以来なので約8か月ぶりです 今でも変わりなく2本立てで、新型コロナ感染対策のため座席は一つ置きです 休憩時間には場内清掃・換気のため荷物を持って会場外に出なければなりません

終戦間近の1944年、陸軍中野学校二俣分校で秘密戦の特殊訓練を受けていた小野田寛郎(遠藤雄弥)は、劣勢のフィリピン・ルバング島で援軍部隊が戻るまでゲリラ戦を指揮するよう上官の谷口義美陸軍少佐(イッセー尾形)から命じられる 出発前、上官からは「君たちには、死ぬ権利はない」と言い渡され、玉砕の許されない小野田たちは、何が起きても必ず生き延びなくてはならなかった 米軍が上陸し、散り散りになる中で食糧も不足し、残った4人は飢えや病気で次々と倒れていく それでも小野田(津田寛治)は、いつか必ず援軍が来ると信じて仲間を鼓舞し続けるが、最後の部下を原住民の襲撃で失ってしまう 年月が経ち、1974年2月、ジャングルに一人の日本人青年・鈴木紀夫が訪ねて来る 同年3月、小野田は説得により「最後の日本兵」として日本に帰国する

 

     

 

本作は、太平洋戦争終結後も任務解除の命令を受けられず、フィリピン・ルバング島で孤独な日々を過ごし、約30年後の1974年に51歳で日本に帰還した小野田寛郎旧陸軍少尉の物語を、史実に基づいてフランスの新鋭アルチュール・アラリ監督が映画化したものです

小野田少尉がジャングルから出る決意をしたのは、当時の上官・谷口がルバング島に赴いて直接命令したからです その意味では、上官以外の人間は誰も信じないという固い決意を抱いていたことになります これが戦争というものでしょうか

小野田さんと初めて接触してジャングルから出るよう説得したのが日本の冒険青年だったことを初めて知りました 彼は煙草を勧め、酒を勧め、何とか小野田さんの話を聞き出す努力をします 彼がいなかったら、小野田さんはずっとジャングルで孤独に生きていたかもしれません 若者の”怖いものなし"精神が小野田さんに通じたのでしょう

 

     

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする