人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

『ウクライナ・フリーダム・オーケストラ』が7~8月に欧米ツアー / 「ジム・ベンダース監督「アメリカの友人」を観る ~ 殺人を依頼された白血病の男の運命:新文芸坐

2022年05月05日 07時23分18秒 | 日記

5日(木・祝)。月刊音楽祭は3日のツイッターに「ウクライナ演奏家集めた『フリーダム・オーケストラ』がツアー」という記事を配信しました 内容は以下の通りです

「ウクライナ人のトップレベルの音楽家を集めた『ウクライナ・フリーダム・オーケストラ』が結成され、ヨーロッパと米国ツアーを行うことになった 発案者はカナダ人指揮者のケリ・リン・ウィルソンで、オーケストラの首席指揮者も務める ウィルソンはカナダ有数のウクライナ・コミュニティーを抱えるウィニペグの出身で、収益はウクライナの芸術家の支援に使われる オケは、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場とポーランド国立オペラの協力を得て編成される キエフ国立オペラ、ウクライナ国立交響楽団、リヴィヴ・フィルハーモニー管弦楽団、カーキフ・オペラの団員というウクライナの団体のメンバーに加え、ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団、ベルギー国立オーケストラ、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団からの参加者も加わる 国家総動員令で戦闘に従事している演奏家にも、文化相から特別の出国許可が出されるという ツアーは7月28日のポーランド国立オペラからスタート。ロンドンの夏の音楽祭「BBCプロムス」に客演するほか、ミュンヘン、ベルリン、ハンブルクを経て、エジンバラ国際芸術祭に参加、スコットランドのスネイプとフランスのオランジェ、アムステルダムと、ヨーロッパ各地を回る その後、米国に向かい、ニューヨークのリンカーン・センターを経て、8月20日にワシントンのケネディ・センターというスケジュール プログラムはウクライナの作曲家ヴァレンティン・シルヴェストロフ『交響曲第7番』、ショパン『ピアノ協奏曲第2番』(ピアノ=ウクライナ人のアンナ・フェドローヴァ)を軸に、ブラームス『交響曲第4番』またはドヴォルザーク『交響曲第9番”新世界より”』の組み合わせ さらにウクライナ人ソプラノのリュドミラ・モナスティルスカがベートーヴェンのオペラ『フィデリオ』からレオノーレのアリアを歌う

文中にある「ウクライナ人ソプラノのリュドミラ・モナスティルスカ」は、米メトロポリタン歌劇場の5月公演「トゥーランドット」でアンナ・ネトレプコの代役としてタイトルロールを歌った歌手です

ツアーはヨーロッパと米国だけを回り、日本には来ないようです 来日すれば是非聴きに行きたいと思うのですが、残念です

ということで、わが家に来てから今日で2671日目を迎え、元日産自動車会長カルロス・ゴーン被告によるフランス自動車大手ルノーの資金の私的流用疑惑を巡り、2日付の仏紙ゼコーは、不正に関与したとされるオマーンの自動車販売代理店「スヘイル・パウワン・オートモービルズ」から被告が3000万ドル(約39億円)以上を受領した疑いがあると報じた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     プーチンや 習近平や 金正恩に 負けず劣らず 悪賢い男がいたことを 忘れていたよ

 

         

 

昨日、夕食に「真鯛の塩焼き」「マグロの山掛け」「生野菜サラダ」「冷奴・ウニ醤油かけ」「舞茸の味噌汁」を作りました 和食はヘルシーで美味しいですね

 

     

 

         

 

昨日、新文芸坐でジム・ベンダース監督による1977年製作西ドイツ・フランス合作映画「アメリカの友人」(126分)を観ました

死んだはずの画家の贋作を売りさばいているアメリカの画商トム・リプリー(デニス・ホッパー)は、オークション会場でハンブルクの額縁職人のヨナタン(ブルーノ・ガンツ)と出会う。ヨナタンが白血病で余命わずかだと知ったリプリーは、彼に一度きりの殺人の仕事を紹介する ヨナタンは多額の報酬を妻子に残すため殺人を引き受ける

 

     

 

本作はアメリカの作家パトリシア・ハイスミスによる小説「トム・リプリー」シリーズの第3作「アメリカの友人」を原作に描いたクライムサスペンスです

映画の途中で「これからのストーリーはこうなるだろう」と予想していたのに、そうならなかったシーンが1つあります それは、ヨナタンが殺人のターゲットを追い、地下鉄のエスカレーターで背中を撃って逃走するシーンです ヨナタンは「殺人を実行した後は走って逃げたりせず、ゆっくり行動するように」と依頼者から予め注意を受けていたにも関わらず、犯行後に慌てて走って逃走します その姿を駅のそこかしこに仕掛けられた監視カメラが映像に記録していきます このシーンを見た時、監視カメラの録画映像を基にヨナタンは警察に追われ逮捕されるのではないか、と思いました。ところが、まったくその気配さえなく、第2の殺人を依頼され実行します

本作が製作された1977年という年は、まだ現在ほど犯罪捜査の上で監視カメラの役割が重要ではなかったのだと思います つくづく映画はその時代の社会情勢を映す鏡だと思いました

コメント
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