マハサラカムだより

マハサラカムでの生活、地域の様子の紹介

「マイ・トロン・ウェラー」

2012-02-11 00:31:10 | 日記

  学生たちと北タイへ  その6

 

 障害児教育関係の学生と教職員約140名、バス3台で北タイへ行った。その中で外国人は日本人の自分だけ、他は全員タイ人である、日程や内容から一定疲れることを覚悟していったが、やっぱし、わかっていたつもりだが、最も疲れたのが時間の感覚だった。(写真:食事のための路上駐車)

 こちらの様子を見て、同行の教官から「コン・イーブン、トロン・ウェラー」(日本人は時間を守る)が「コン・タイ・チョープ、マイ・トロン・ウェラー」(タイ人は時間を守らないのが好き)と言ってきた、どんなに集合時刻に遅れていても、「マイペンライ」(大丈夫)と言って、こちらまで付き合うことになる。(写真:花博ケニア館)

 思い返せば、最初のセンターでの集合や出発時刻はともかくとしても、初日の朝食や昼食は時間の指示はなかった、みんなが食べ終わったら出発した、自分の乗っていたバスは1号車で先頭を走っていたが、食事の後は揃ったバスから出発したので、後から発車した。

 最初の見学地で集合時刻の指示があった。こちらの感覚としては当然、その時刻までにバスの座席に戻っていることになる、職員や学生たちと写真を撮りあっているとバスに戻る時刻に、誰も時間を気にしていない、近くの職員に声をかけても「マイペンライ」、結局バスに戻るのは見学や写真撮影に満足してからとなる。

特に気になったのがドイステープの帰り、半数くらいの人が宿舎で待っている、しかし、状況は同じ、時間等は気にしていない、見学して、写真を撮って、土産を買ってから個々に集合、時間はオーバーしているがだいたい似た時刻に集合している、宿舎で待っている人も特段、怒るわけでもない、これが普通なんだろう。(写真:ドイステープ入口と土産物店)

 すべてがこのような感じなので、見学地は勿論のこと、トイレ休憩で停車してもなかなか出発しない、これがタイ人の時間感覚、部外者がいたら異なるかも知れないが、みんなセンターに集まる身内、タイ人の旅行に付き合うのは時間を気にしないこと、遅れても誰にも文句を言われないこともわかった。ただ、どうしても、「これで良いの」という気持ちになる。(写真:花博)