メーホーソンへ その5
翌朝は8時に車に迎えに来てもらってトゥペー寺に行く、このワット・トゥペーは、旧日本軍の病院のあった所、戦病死された方の慰霊碑がある。行く道は旧日本軍飛行場跡の横を通っていく、(写真) あたり一面メーホーソンで有名な霧がかかっていて良い風情である。
お参りしてあたりの景色を見てクンユアム中・高校に向かった。
クンユアムウィッタヤー校は、日本での中1~高3までで全校生徒1000人余と聞いた、予想以上に大きな学校である。日本語は高校生だけが週8時間と聞く、高2、高1、高3と朝から授業に参加させてもらった。最初に自己紹介して、話した内容がどんな内容だったか先生が質問して答えさせ、さらに生徒からの質問を受けるという形だった、生徒の質問は「タイ料理が好きですか」「旅行して良かった所は」「家族に関して」が多かった。
その後は、生徒一人一人が自己紹介をする、高校1年生は日本語の勉強を初めてまだ半年だが、2、3年生の日本語はすばらしい、比較して申し訳ないが、中心都市の生徒の日本語と遜色はない。比較的少人数(各学年7名~14名)の授業であること何といっても2人の先生の日本語の授業がすばらしい、よく準備されているし、テンポも良い。(写真:1年生の授業)
この日のクンユアムの朝は、タイに来た2年間の中で経験した最も寒い朝で風邪を引いたのか声に勢いがない、せっかくの生徒たちを前にして残念な思いである。最後に歓迎の「歌」を歌ってくれる。2年生は「未来」、1年生は「象さん」、3年生は「さくら」難しい歌である、さらに2年生と同じく「未来」を歌う。歌が好きということだが、どの学年も見事である。(写真:3年生と)
訪問したのは金曜日、民族衣装を着て登校する日である。学校全体でいわゆる少数民族の生徒が圧倒的である、日本語の授業を受けている生徒は全員少数民族の生徒である、その中でもカレン族の生徒が多い。その他にもタイヤイ族、ムアン族、モン族の生徒達である。日本語を学ぶ男子生徒は1年生に一人いるだけでタイヤイ族である。(写真:女子生徒はモン族の1年生)
最後までおりたい気分だったが、バスの便も少なく、明るい内にメーホーソンに着きたかったので、高3の授業の途中で失礼して午後3時発のバスに乗ってメーホーソンへ戻った。(写真:左からムアン族、タイヤイ族、カレン族の2年生)