マハサラカムだより

マハサラカムでの生活、地域の様子の紹介

「ガーチャット」

2012-01-30 00:30:46 | 日記

  今月の21日から30日までの10日間、マハサラカムの中心で開かれているバザール、マハサラカムでもナイトバザールやチャイニーズ祭等、たくさんの催しがあるが、出店数や規模からこの催しが最も大きいのではないかと思う。タイ人に催しの名前を聞いたら「ガーチャット」と教えてもらった、

 先週の水曜日に「行きましたか」とセンターの職員に言われ、「まだだったら行こう」と誘われたが、所用もあり、土曜日に行くつもりをしていたので申し分けないが断った。(写真:矢で風船を割る)

 そして土曜日の午後、暑い中をソンテウに乗って行く、大勢の人、マハサラカムでは観光客が見込めないのでほとんどが県内の人ということになる、毎日、これだけの人が来るということに驚く、お店で特徴的なのは木製の家具を売る店が結構多いこと、風船を割って景品をもらう遊技店、女性用の服飾店、食べ物、自動車の販売等々、多くの店である。(写真:そのまま庭に置くと「離れ」になる)

 後で聞いた話では、主催は「タイ赤十字」で、出店料や入場料が赤十字の活動資金になるらしい、東北各県を巡回して開催しており、マハサラカムは例年、この時期らしい。(写真:車の販売店は日本企業のみ)

 一通り回るのに約1時間、その後、2年余ぶりに赴任当初に何度か行ったタカシラーホテルのマッサージに行く、すでに先客が2人、受付に座っていたがマッサージ師が一人しかいないのでできないと断られたが、先客の二人が、二人できないのなら良いと断られたのでマッサージしてもらうことができたが、以前と比べて寂しくなった感は歪めない。(写真:寿司の店)

 マッサージが終わって再びバザールへ、もう夜になっている、入ろうとすると受付のようなものがあったが、そのまま中にはいる、これも後で知ったことだが、入場料が必要で大人は20バーツらしい、昼間は無料ということで気がつかなかった。バザールが有料というのも初めて知った。ぶらぶらと散策した後、宿舎まで1時間、ゆっくりと歩いて帰宅した。


曜日の色

2012-01-29 02:32:32 | 日記

 タイをはじめ上座部仏教では生まれた曜日を大切にする、それぞれの曜日の仏像もある、日本人は生まれた日が何曜日であるかほとんど気にしないが、タイ人で生まれた曜日を知らない人はまずいない。  曜日に色があることは日本人には理解しがたい、ちなみに日曜日が赤、月曜日が黄色、火曜日がピンク、水曜日が緑、木曜日がオレンジ、金曜日が青、土曜日が紫といった具合である。何故、その曜日がその色なのかは知らない、王様は月曜日生まれなので以前は国民の多くが黄色を着ていたが、タクシン派()と反タクシン派()が対立するようになってから、一方に加担するように見えるためか黄色は着用しなくなった、現在は何故かピンクが王様を敬愛する色になっている。(写真:月曜日の子どもたち4)

 小学校~高等学校までは曜日の色を制服代わりにして登校する学校もたくさんあるように思う、ただ、金曜日は青や空色ではなくて、「民族衣装を着る日」としてそれぞれの民族衣装を着用して登校する学校が多い。(写真:火曜日)

 センターの子どもたちは月~水曜日、週に3日間しか登校しない、月曜日の服装は自由である、以前は黄色を着用していたがタクシン派の勢力が強いマハサラカムなので黄色を着なくなったのかも知れない、火曜日は全員、ピンクを着てくる、水曜日は緑色なのだが、以前に支援でもらった車椅子マークの入った紫の服を着てくる、着任した時にその時にあった最もサイズの大きい服をいただいた、水曜日は必ず着用している。(写真:水曜日)

 曜日と色、当初はとまどったが慣れてくると違和感はなくなってしまった。


キープとドン

2012-01-28 01:56:16 | 日記

 キープはラオスの通貨、コインはなく紙幣だけである。昨年の12月にラオスに行ったので、現在でもキープ紙幣を一定持っている、これからもラオスには行きたいと思っているので再両替はしなかった。

 ドンはベトナムの通貨の単位、今回の訪タイの際、当初はストップオーバーしてホーチミンに3泊することを計画していた、日本での所用でストップオーバーは取りやめたが、帰国の際、ホーチミン空港の乗換時間の間に初めてのベトナムになるのでとりあえずの両替を少ししておこうと思い、90ドルをドンに換えた。

 キープとドンに共通していること、それは共にインフレともいえるような大きな数になること、キープは1円が86キープ、ドンは1円が276ドンであった、1ドルならキープは8,000キープ、ドンなら20,680ドンである、空港でのドンへの両替は90ドルなので受け取ったのは1,861,200ドンとなる、これでは貨幣の価値がわからない、数字だけみたらとんでもない大きな数である。

 紙幣を見ると、ドンのもらった最高額紙幣は50万ドン、それに対してキープの最高額紙幣は5万キープである。キープはあっという間に財布が一杯になってしまう、ベトナムには入ったことがないので生活の状況はわからないが、紙幣の枚数としてはキープよりは少なくて済みそうである。ベトナムの紙幣はすべてホーチミン主席の顔が入っている、独立戦争やアメリカとのベトナム戦争を指導したまさに建国の父といえるだろう。紙幣の感触も比較的良い。対して1万キープ札には日本の援助で建設されたパクセーのラオスー日本友好橋が描かれている。(写真:1万キープ札、橋の絵が描かれている)

 個人的にはドミノでもしてわかりやすい数字になってくれるとありがたいとは思うのだが。


手紙の折り方

2012-01-27 01:50:27 | 日記

 A4用紙での保護者向けの文書を折っているので手伝った、折り方は4つ折り、一枚、隅を揃えて折り上げると「違う」と言われる、「何故」きれいに揃えて折ったのにと思っていると、実演してくれる、正しい折り方はA4用紙の一番上を5ミリほど残してから均等に4つ折りするという、用紙の一番上に手を添えて、開けるためらしい、開けやすくするためという、知らなかった、それがタイやまたは世界の常識なのだろうか、ラジャパットだけなのかは知らない、確かに少し開けやすいとはいえる。

 現職の時代はよく文書を作成し、発送した、しかし、いつも3つ折りであれ、4つ折りであれ、均等になるように折りたたんでいた。同じように配慮する文書があったのかも知れないが、気がつかなかったのかも知れない。細かい配慮をするものと感心した。

 終わってからその文書を読んでいると、「読めるか」と言われる、「全部は理解できないがだいたいはわかる」と答えると喜んでもらえた、内容は「来週、センターは閉鎖され、子どもたちが休日となる日付と曜日」が記載されている。来週は学生の研修に教員は引率するため3日間とも休みになる。

折った枚数は約40枚、子どもたちに配る、ふと思ったのは子どもたちにこれまで文書を配布しているところを見たことがない。日本帰国中に事務室に新しいコンピュータやプリンターが入っているのでそれで印刷されたのかも知れない。

 それにしても、意見を言う立場にはないが、子どもたちは週に3日間しかセンターに来ないのに、本当に休みが多い、ついつい気になってしまう。


ボールクン温泉

2012-01-26 00:45:58 | 日記

 ラチャブリー県にある温泉、知人が主催するツアーに参加した、参加者は7名、お昼前にトンローのホテルを出発、マハチャイ市場の船着場の横にあるレストランで海産物の昼食、何度か行ったレストラン、風に吹かれながらいつ食事してもなかなかおいしい、今回は特にエビが最高であった。このマハチャイ市場、いつもは鉄道を利用するが、さすがに車は速い、快適だがタイの風情を味わうなら鉄道が良い。

 マハチャイ市場から2時間余、ボールクン温泉に着く、温泉の数キロ手前あたりからリゾート開発されているが、場所は地図で見ると、ラチャブリー県の西の端、ミャンマーとの国境の近くである。日本人にはまだまだ知られていない温泉である。(写真:公園の入口)

 温泉に着いたのは夕方の5時過ぎ、早速ホテルの温泉に入る、個室の部屋の温泉もあるが入ったのは小さいプールのような温泉、水着で入る、少しぬるいが源泉掛け流しである。

 このホテルは公園の中にあり、朝の7時頃に公園内を散歩しているともう入園の車が入って来る。朝食の後、公園内の温泉に入る、入湯料金は80バーツ、タイ人は50バーツであった、ホテルの温泉よりは広く、結構タイ人も入っている、旧正月で休みの人が多いのかも知れない。

 公園を出て、昼食は川縁で、なかなか感じのよい場所である、7人だと少し狭いのが難点、クルンテープへの帰路の途中、ブチョームブン洞窟に立ち寄る、かなり広い洞窟で奥では地上からの日差しが入り、大変美しい、ペチャブリーでも同様の洞窟を見たが、こちらのほうがスケールが大きい。

 洞窟の出入り口には猿がいっぱい、しかし、ここの猿は荷物をとるとかちょっかいを出すことはなかった、すぐ近くを歩いても何ともない。

 クルンテープへの車中は深い眠り、渋滞もあり、5時過ぎに到着した。