この期に及んで東京スタイルのホームページ

因みに、某アパレルメーカーとは関係ありません。バンド名の由来ではありますが。

自転車に乗つて(いはを)

2010-10-21 22:18:00 | 音楽

10月に入つてもう随分経つのに、なんら記事を書いてゐない。困つたさんである。

まあ、ともかく只今帰りました。いはをです。最近自分が「いはを」である事を忘れる時があります。何者かに自分の領域を侵食されてゐるのかもしれませんが、まあ、そんなことどうだつていい。

何かかう、自分に帰りたい、といふやうな気分ですが、なかなかどうして、そんな訳にもいかず、・・・とまあ、意味をなさない愚痴はやめます。

さうさう、ストーンズのDVD「レディース&ジェントルメン」を勿論買つたわけです。

DVD発売日当日、仕事が終はつたのが確か19時過ぎだつたかな。仕事場から一番近いと思はれる某すみやに、自転車で行きましたが見つからず、とても悲しい気分になりました。すみや、僕らのインドアリゾートオアシスよ、一体どうしちまつたんだ?・・・、ともかく、静岡市流通通りの某すみや(まあ、某をつける意味はないのだが)は、もはやレンタルビデオ屋になつてをり溜息がでましたが、気を取り直し、SBS通りのすみやへ方向転換。自転車だとそこまで行くのは随分遠いのだが、絶頂期のストーンズのきれいな映像・音像のためにはそんなことどうだつて良いのです。で、SBS通りの店に着きました。が、楽器販売一本になつてました。折角ここまできたのに・・・。

でも、SBSのすみやの近くにはアピタがある。そして中には新星堂がある!!発売日当日にどうしても手に入れるための最後の望みをこの店に賭けました。時計はすでに20時半を回り、街中のCDショップは既に閉つてゐるので、この店にもしなければ次の日以降といふことになる。それはどうしても避けねばならない。何としても避けたい。

自転車で走り回つたためか、喉が乾く。しかし、DVDを見つけるまでは飲み物は飲む訳にはいかない。・・・、新星堂に着いた。ストーンズのDVDはどこだ・・・、おお、目立つ所にあるではないか!!
てなわけで、やつと購入できました。

さて、購入したらば喉の渇きが気になつて仕方ない。でも早く帰つて鑑賞しなければならない。出口付近に自販機でもないかな・・・ない。何で出入口に自販機を置かないんだ!!、・・・・。

まあ、そんな顛末でありました。

で、「レディース&ジェントルメン」はブートのビデオを高校生の時に既に持つてはゐたのですが、画質・音質ともにお世辞にもいいとは言へず、でも、当時のストーンズをかなり詳しく知ることのできるビデオであつたことは否定できません。何度も見てます。脳内でリマスタリングして見てたと言へませう。

やつと脳内リマスタリングンの必要が無くなり、絶頂期のストーンズのリアルな音を体験できたのですが、たつぷり、特濃のグルーブ感で迫つてきます。「塊」ですね。バンド音楽は突詰めると塊になる。

しかし、高校時代はホーンセクションが入つてゐて、何だかそれが余計だなあと思つてたんですが、いやはや、ホーンがあるからコクがあるのです。今回改めてさう感じました。サックスは後々もストーンズに付き合ふこととなるボビー・キーズ、ラッパはジム・プライスで、両人ともデラニー&ボニ―関連のLAスワンプ人脈。とことんアーシーで懐が深い。

しかし、かういつたグルーブ感を持つバンドつて、最近のメインストリームに全く浮上してきません。

ヒットチャートを追ひかけてゐる人にかういふ音楽を聴かせると一体どう思ふのだらうか?良い音楽だと思つてくれるのだらうか?