司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

司法書士の英語訳は、judicial scrivener

2007-06-07 23:23:05 | 司法書士(改正不動産登記法等)
 司法書士の準公定英語訳は、 judicial scrivener 。ADR法の英訳の公表により明らかとなった。

 judicial scrivener は、「規制改革・民間開放の推進に関する第2次答申(平成17年12月21日)」においても、用いられていた表現であるが、なんだかんだと言いながら、結局、最もオーソドックスな「英」語訳が用いられているわけである。適切であるとは言い難いのだが・・・。

cf. 裁判外紛争解決手続の利用の促進に関する法律第6条第5号
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/hourei/data/AOP_2.pdf

「規制改革・民間開放の推進に関する第2次答申(平成17年12月21日)本文・英語版」62頁9行目
http://www.kisei-kaikaku.go.jp/publication/2005/1221/item051221_03e.pdf
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9 コメント

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Unknown (やました。)
2007-06-08 09:23:00
司法代書人ってことですか、代書屋から抜けられませんね。かなしいです。
Unknown (Unknown)
2007-06-08 09:44:24
英語圏の人に通じない「英語」訳なんて、ナンセンスの極みですねえ。
Unknown (S)
2007-06-08 13:21:28
前、外国人にjudicial scrivenerと言ったら、契約書を認証してくれと言われました。。。
ソリシターはどこに行ったんでしょうか。
業務上問題あるので、英語標記を変えて欲しいのですが。
Unknown (やました。)
2007-06-08 13:54:01
そういえば私も、オーストラリアの方に
公証人と間違えられて現状定款を認証してくれと言われまたね。
似て非なるもの (内藤卓)
2007-06-08 14:52:13
 似て非なるものであるにもかかわらず、似ているからというだけで、無理やり judicial scrivener を当てはめることは、適切ではありませんよね。英訳において、ぴったりのものがなければ、日本語をそのまま用いるのがベターです。私は、shihoshoshi lawyer が適当だと考えています。
公式訳は既にあるんだ (みうら)
2007-06-17 19:09:54
占領下の法令であるため、英文版官報に公式訳があるんです・・
私は、なんて書いてあるか確認していませんが・・
廣瀬国際法務事務所 (廣瀬 聖)
2010-12-22 15:40:02
私はプロの法律翻訳者でもありますが、実態にあわないscrivenerを書士に宛てるのは間違っています。外国にない縦割り行政のなかでの日本独特の職業ですが、今の時代外国でグローバルに通用する英語を用いるべきです。弁護士は英語の呼び名が20-30種類ありますが、日本で訳しているattorneyも正確ではありません。米国ではattorney at law としattorney in fact と区別しているように英語として中途半端です。
質問です (内藤卓)
2010-12-22 16:51:54
「外国でグローバルに通用する英語」で表現すると,どのような表記になるのでしょうか?

 適切な表現が見当たらないのですが・・。
solicitor (kc)
2012-03-03 14:17:02
在米日本人です。知り合いに弁護士さん沢山いますので、聞いてみました。Legal Solicitorが適切なのではないでしょうか。でもこちらでSolicitorは聞こえが悪いですね。勧誘お断りみたいな張り紙はよくあります。でも法務官公職のLawyerはSolicitorGeneralですし、AttorneyGeneralを考えると、LegalSolicitorはOKだと思いますが。翻訳のdocumentary englishでは通用しないと思いますが、口語的な言い回しですと十分通用します。はっきりいって、日本語を直訳するような翻訳はこちらでは通用しませんので、GLOBALな表現を目指すのであれば、口語訳を引用するのが一番です。先日、こちらでMitigation Hearingに行って来ましたが、口語的な表現や言い回しで文章を作成しましたが、それで十分でした。日本語英語の悪いところは、なんでも型に当てはめて、そのまま表現する格好の悪いとろこだと思います。

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