1か月以上聴き続けて、ようやくそれぞれの曲の良さがわかるようになってきた。
何の義務もないのにここまで聴き続ける自分の根気を褒めたい。
『未来とは』。
「未来とは1秒後。そんな先のことではない。一瞬一瞬を大事にし、努力、挑戦せよ。」そのような「啓発メッセージソング」だ。またかという気もするが、この曲に限っては、SKE48メンバーに向けた楽屋落ち的なものとは言えず、普遍性がある曲だ。ブラック企業的な苦痛を伴う努力を無理強いするような理不尽さもなく、納得感のあるメッセージが並んでいる。
2番の「僕らは夜明けを待ちきれない」というフレーズは、かの名曲『兆し』を思い出させるようでもあり、抽象的なこの歌に、具体的なイメージを与えている。
激しいダンスをしながらの歌唱は、もちろん口パクだろう。ナッキーさんではないが、あまり激しすぎるダンスは、楽曲の味わいやアイドル性を台無しにしており、再考を望む。
『猫の尻尾がピンと立ってるように』。
途中で男性のラップが入る、ミディアムテンポのお洒落な曲ということなのだろう。
歌詞の内容は、ちょっとご機嫌を悪くした恋人をあやすような、痴話げんかのどうでもいいような内容。ラップ部分も含めて、曲のお洒落さを味わう曲。歌詞を一所懸命聞き取って「意味」を理解しようと努力して、途中でやめた。
ラップもそんなに韻も踏んでいないし、すごくお洒落とも思わない。実験的な曲で、その意欲は買いたい。
『GALAXY of DREAM』。
ダンサブルで格好いい曲ということなのだろう。最もSKE48らしい曲だ。
しかし、歌詞の意味をどうにも読みとれない。非常階段で恋人と別れる状況のようだが、なぜそのような状況になったのかヒントさえない。
それ以上に「いくつの星を集めたら星座になれるの?」というサビの歌詞が何の暗喩なのか理解できない。SKE48のメンバーは1人では輝けないが、大勢集まって星座となれば輝けるとでも言いたいのだろうか。
深く考えず、カッコいい曲に身を委ねて楽しめればいいのだけど、どうにも気になってしまう。
『S子と嘘発見機』。
この曲は歌詞がわかりやすい。彼氏の浮気の気配を感じて、問い詰める歌。「嘘発見機」という古風なアイテムを持ち出し、疑惑を追及するという構図が、いかにもアイドル的でいい。曲の雰囲気は『恋愛総選挙』にも似ていて、歌詞の内容もけしからん男子をとっちめる歌だから共通点がある。学生時代のありがちな話を歌っていて微笑ましい。
疑惑の相手を「M藤S子」と伏せ字で歌っているが、最初は聞きとれなかった。「武藤幸子」とでもいうのだろうか。古風な名前だ。
「嘘発見機」を用意したと言っているが、何かをそれに見立てているとかは、何もない。単に自分で問い詰めて反応を見るだけだ。そこは少し工夫がほしかった。
それから、私には背後の「ガヤ」が少しうるさ過ぎる。それが楽しいのだと言う人もいるかもしれないが。
『待ち合わせたい』。
懐かしくなるアメリカンポップス調。
イントロを聴いただけでウキウキして来る。『ちょうだいダーリン』などと同系統の歌だ。こういう曲にはベタな歌詞が似合うのだが、まさにそんな歌詞がついている。
「キスの10秒前」「1ミリ勇気を出す」は、アイドルポップによくある慣用的な表現。『Majiに恋する5秒前』(広末涼子)『唇緊張あと5センチ』(森尾由美)「目を閉じて10秒待ったのに」(芳本美代子『白いバスケットシューズ』)などが、すぐ浮かぶ。「未来とは1秒後」も類似した技法だ。
『Mayflower』。
淡々として、どこと言って特徴のない曲。30回くらいして、ようやくこの曲の良さがわかるようになった。そういう意味では難解な曲とも言える。
五月の穏やかな日に、昔に別れた恋人が残した鉢植えを見つめながら、彼女のことを思い出しているという内容。SDN48『淡路島のタマネギ』を想起させるような状況。歌詞は平易だ。
「鉢植え」が最近のお気に入りワードなのだろうか。
劇場版収録の『僕らの絆』は、配信されておらず未聴。佐藤実絵子のソロのようなので、ぜひ聴いてみたいのだが。ただ、タイトルからは楽屋落ちそのものの不吉な予感がする。
何の義務もないのにここまで聴き続ける自分の根気を褒めたい。
『未来とは』。
「未来とは1秒後。そんな先のことではない。一瞬一瞬を大事にし、努力、挑戦せよ。」そのような「啓発メッセージソング」だ。またかという気もするが、この曲に限っては、SKE48メンバーに向けた楽屋落ち的なものとは言えず、普遍性がある曲だ。ブラック企業的な苦痛を伴う努力を無理強いするような理不尽さもなく、納得感のあるメッセージが並んでいる。
2番の「僕らは夜明けを待ちきれない」というフレーズは、かの名曲『兆し』を思い出させるようでもあり、抽象的なこの歌に、具体的なイメージを与えている。
激しいダンスをしながらの歌唱は、もちろん口パクだろう。ナッキーさんではないが、あまり激しすぎるダンスは、楽曲の味わいやアイドル性を台無しにしており、再考を望む。
『猫の尻尾がピンと立ってるように』。
途中で男性のラップが入る、ミディアムテンポのお洒落な曲ということなのだろう。
歌詞の内容は、ちょっとご機嫌を悪くした恋人をあやすような、痴話げんかのどうでもいいような内容。ラップ部分も含めて、曲のお洒落さを味わう曲。歌詞を一所懸命聞き取って「意味」を理解しようと努力して、途中でやめた。
ラップもそんなに韻も踏んでいないし、すごくお洒落とも思わない。実験的な曲で、その意欲は買いたい。
『GALAXY of DREAM』。
ダンサブルで格好いい曲ということなのだろう。最もSKE48らしい曲だ。
しかし、歌詞の意味をどうにも読みとれない。非常階段で恋人と別れる状況のようだが、なぜそのような状況になったのかヒントさえない。
それ以上に「いくつの星を集めたら星座になれるの?」というサビの歌詞が何の暗喩なのか理解できない。SKE48のメンバーは1人では輝けないが、大勢集まって星座となれば輝けるとでも言いたいのだろうか。
深く考えず、カッコいい曲に身を委ねて楽しめればいいのだけど、どうにも気になってしまう。
『S子と嘘発見機』。
この曲は歌詞がわかりやすい。彼氏の浮気の気配を感じて、問い詰める歌。「嘘発見機」という古風なアイテムを持ち出し、疑惑を追及するという構図が、いかにもアイドル的でいい。曲の雰囲気は『恋愛総選挙』にも似ていて、歌詞の内容もけしからん男子をとっちめる歌だから共通点がある。学生時代のありがちな話を歌っていて微笑ましい。
疑惑の相手を「M藤S子」と伏せ字で歌っているが、最初は聞きとれなかった。「武藤幸子」とでもいうのだろうか。古風な名前だ。
「嘘発見機」を用意したと言っているが、何かをそれに見立てているとかは、何もない。単に自分で問い詰めて反応を見るだけだ。そこは少し工夫がほしかった。
それから、私には背後の「ガヤ」が少しうるさ過ぎる。それが楽しいのだと言う人もいるかもしれないが。
『待ち合わせたい』。
懐かしくなるアメリカンポップス調。
イントロを聴いただけでウキウキして来る。『ちょうだいダーリン』などと同系統の歌だ。こういう曲にはベタな歌詞が似合うのだが、まさにそんな歌詞がついている。
「キスの10秒前」「1ミリ勇気を出す」は、アイドルポップによくある慣用的な表現。『Majiに恋する5秒前』(広末涼子)『唇緊張あと5センチ』(森尾由美)「目を閉じて10秒待ったのに」(芳本美代子『白いバスケットシューズ』)などが、すぐ浮かぶ。「未来とは1秒後」も類似した技法だ。
『Mayflower』。
淡々として、どこと言って特徴のない曲。30回くらいして、ようやくこの曲の良さがわかるようになった。そういう意味では難解な曲とも言える。
五月の穏やかな日に、昔に別れた恋人が残した鉢植えを見つめながら、彼女のことを思い出しているという内容。SDN48『淡路島のタマネギ』を想起させるような状況。歌詞は平易だ。
「鉢植え」が最近のお気に入りワードなのだろうか。
劇場版収録の『僕らの絆』は、配信されておらず未聴。佐藤実絵子のソロのようなので、ぜひ聴いてみたいのだが。ただ、タイトルからは楽屋落ちそのものの不吉な予感がする。