AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

朝日新聞、峯岸みなみ関連記事を資料として添付(KC)

2013-02-11 12:00:00 | 新聞・本に登場、AKB48・アイドル
2月11日 朝日新聞 (甲乙閑話)試練のインフレ

AKB48の峯岸みなみの「丸刈り動画」を見て「試練のインフレ」を感じた。
 AKB48は「総選挙」などの試練を作り、たびたび起きる事件も商品にしてきた。昨年の指原莉乃の恋愛報道では、HKT48(福岡)への移籍を、生放送のラジオで秋元康が本人に通告した。
 しかし送り手も受け手もより大きな刺激を求める。現在公開中のAKBのドキュメンタリー映画ではメンバーのJKT48(ジャカルタ)などへの移籍が発表される場面があるが、悲鳴の直後、「でも面白そう」という声が聞こえる。
 今の女性アイドルでこうした手法は一般的だ。振り返れば1990年代末、「モーニング娘。」出演の「ASAYAN」が始まりだった。その先に今回の悲劇がある。
 峯岸は自発的に丸刈りにしたという。だとしても、そうした自発性が生まれる空気がAKBにはあった。試練のインフレで感覚がマヒしたのではないか。
 80年代、秋元康がかかわった「おニャン子クラブ」は雲の上の存在だったアイドルを「普通の人」にして幻想を壊し、アイドルには長い冬が訪れた。「普通の女の子の頑張り」を見せることでアイドルはよみがえったが、それが「試練のインフレ」を招いた。丸刈りの次に何が来るのかと考えると恐ろしい。今また、秋元がアイドルに冬をもたらすのか。
 (鈴木京一)

朝日新聞 2月6日 丸刈り謝罪、誰のため?

【江戸川夏樹、高久潤】AKB48の峯岸みなみ(20)が熱愛報道をうけ、自ら頭を丸め謝罪した公式チャンネルでの映像が波紋を広げている。過剰とも言える謝罪はAKB48だけの問題なのだろうか。
■AKBファン「僕らが追い込んだのか」
 AKB48の売りはファンとの近さだ。劇場公演や握手会を頻繁に開き、恋愛禁止という「お約束」を作ることで、ファンに自分もアイドルとつきあえるかもしれないという幻想をいだかせてきた。
 「僕もいい年なので、ビジネスの一環だってことはわかります。それでも納得してついてきた。でも、今回はファンのための謝罪だと素直に思えない」
 結成時からのファンという東京都の会社員(40)は、東京・秋葉原のAKB劇場近くで肩を落とした。
 昨年の総選挙では同じCDを10枚買い、投票券を集めた。顔を覚えてもらえるようにと握手会に会社を休んで参加したことも。応援している指原莉乃が恋愛報道で博多に移籍させられたときも、「恋愛禁止の規律を破ればペナルティーが与えられるのがルールだから」と応援し続けた。
 しかし今回の映像は「痛々しかった。僕たちが追い込み、やらせたみたい。いじめっ子の気分です。初めてAKB商法に疑問を持ちました」。
 AKB48を重宝してきたテレビ局も疑問を投げる。
 ネット上の公式チャンネルに動画がアップされたのが1月31日。次の日、昨年はAKB48総選挙を生中継したフジテレビで、情報番組「とくダネ!」のアナウンサーが「本人の意思とはいえ、公式にその様子をアップしたことは、事務所が丸刈りを見せることを認めたということ。これは体罰と根底で似ているのかも知れない」と批判した。
 3日に放送されたTBSのサンデー・ジャポンでも、コメンテーターが「エンターテインメントの域を超えている。社会的制裁を受けるものではないのに、その雰囲気を取り入れた演出は、世間を(罪でも犯したように)勘違いさせる」と問題視した。
 一方で、若年層の労働問題を取り上げる総合誌「POSSE」の編集長坂倉昇平さんによると、今回の行動について10~20代の若年層には「一定の理解」を示す意見が少なくないという。
 坂倉さんは「過剰な謝罪に追い込まれるのは、命令や罰則に適正なルールがなく、成果が出ないという理由で理不尽な仕打ちを繰り返す『ブラック企業』でよくみられる光景だ。肯定的な若者が目立つのは、こうした光景が身近にあるからかもしれない」と考えている。
■のぞく体育会系文化
 AKBへの批判が集まるなか、これは日本全体の問題と指摘する声もある。
 ポップカルチャーに詳しいライターの松谷創一郎さんは「日本の体育会系文化に深く根ざした問題ではないか」と話す。「教育上の理由」という名目で、試合の勝ち負けや技術の巧拙以上に頑張る姿を見せること自体が美化される傾向がある文化のことだ。
 「秋元康さんが『AKBは高校野球なんだ』と言っているように、理不尽があっても、とにかく頑張る姿や必死な心を伝える。それが過剰な同調や体罰などの理不尽の黙認を助長しているわけで、AKBだけの問題ではない」と分析する。
 一方、「どんなことでもオープンにする」姿勢を打ち出してきた延長線上で、ファンに謝罪の「必死さ」を伝えようとして丸刈りにした側面もあるともみる。
 今回の問題が、大阪の高校での体罰や女子柔道選手へのパワハラが明らかになるさなかで起きたことも大きいという。「『体育会系文化』には多くの人が問題があると気付いてきたが長年黙認されてきた。二つの問題とほぼ同時というタイミングが、大きな反発につながった」と指摘する。
 AKB48グループは2日、ファンから映像を取り下げて欲しいという声が集まったためとして、映像を削除した。
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