『涙のシーソーゲーム』は、古いアメリカのポップスのような曲だ。
「タン・タン・タン、タン・タ・タ・タン」という黄金のリズムは、『ビーチサンダル』『MajiにKoiする5秒前』と同じ。カラッとした明るい曲調で、悲しい別れを歌う。ヘビーすぎる『ヘビーローテーション』に対し、飽きない、疲れない佳曲だ。
付属DVDのMVでは、総選挙22位(アンダーガールズでは最上位)の多田が、ちゃんとセンター扱いされており、納得。
不満なのはMVの演出だ。60年代のアメリカのダンスホールのような場所でのライブで、テレビ中継もされているという設定で、古臭いファッション、メイク、ヘアスタイルで歌う映像になっている。しかも前半は白黒画像、後半はカラーだが色あせたような加工が施されている。
曲の雰囲気に合わせた映像づくりと言えるが、要らぬ作為だと思う。
曲は聴いただけで古いアメリカのポップスを想起させるので、それをわざわざ映像で念押ししなくてもいい。むしろ曲が想起させる豊かなイメージを狭められてしまった気がする。
また、せっかくのメンバーの可愛いさが、作為的なファッション、メイク、ヘアスタイルで減殺されてしまっている。そのうえアップの画像もないため、メンバーが判別しにくい(もともと苦手なのに)。現代の普通の衣装、メイク、ヘアスタイルがいいのだ。
アイドルのMVはメンバーが輝いていることが最優先事項で、ストーリー性とか、映像美とかは、兼ね備えていればなおいいという優先順位だと思う。そう、アイドル映画は、アイドルが輝くことが第一義であるのと全く同様に。
かつての『君のことが好きだから』のMVは理想的だったと思う。
ところで、「シーソーゲーム」「シーソー」で思いつく過去のアイドルの曲は、
アグネス・チャンの『恋のシーソーゲーム』。
徳丸純子の『恋はシーソーゲーム』。
小野真弓の『シーソー』。小野真弓は歌っている画像はないが、『シーソー』も収録されているアルバム『スマイル』は、いい曲揃いでさわやかな歌唱、隠れた名盤だ。
いずれの曲も、二人の思いの重さが違うことを、シーソーに喩えている。
『涙のシーソーゲーム』もまた、「私の愛しさの方が 少し重かったみたいね」と歌う。
そして、B5thでの柏木のソロ曲『夜風の仕業』にもシーソー登場。
「児童公園のシーソーに腰かけ 着信履歴を何度も眺めて
私だけが恋の比重重すぎて傾いている ねえメールくらい頂戴よ」
この場合、一人で座っているのだから、傾くのは当然だ。そんな座りにくい所に座らず、ベンチやブランコに座ればいいのにというのは無粋なツッコミ。
「タン・タン・タン、タン・タ・タ・タン」という黄金のリズムは、『ビーチサンダル』『MajiにKoiする5秒前』と同じ。カラッとした明るい曲調で、悲しい別れを歌う。ヘビーすぎる『ヘビーローテーション』に対し、飽きない、疲れない佳曲だ。
付属DVDのMVでは、総選挙22位(アンダーガールズでは最上位)の多田が、ちゃんとセンター扱いされており、納得。
不満なのはMVの演出だ。60年代のアメリカのダンスホールのような場所でのライブで、テレビ中継もされているという設定で、古臭いファッション、メイク、ヘアスタイルで歌う映像になっている。しかも前半は白黒画像、後半はカラーだが色あせたような加工が施されている。
曲の雰囲気に合わせた映像づくりと言えるが、要らぬ作為だと思う。
曲は聴いただけで古いアメリカのポップスを想起させるので、それをわざわざ映像で念押ししなくてもいい。むしろ曲が想起させる豊かなイメージを狭められてしまった気がする。
また、せっかくのメンバーの可愛いさが、作為的なファッション、メイク、ヘアスタイルで減殺されてしまっている。そのうえアップの画像もないため、メンバーが判別しにくい(もともと苦手なのに)。現代の普通の衣装、メイク、ヘアスタイルがいいのだ。
アイドルのMVはメンバーが輝いていることが最優先事項で、ストーリー性とか、映像美とかは、兼ね備えていればなおいいという優先順位だと思う。そう、アイドル映画は、アイドルが輝くことが第一義であるのと全く同様に。
かつての『君のことが好きだから』のMVは理想的だったと思う。
ところで、「シーソーゲーム」「シーソー」で思いつく過去のアイドルの曲は、
アグネス・チャンの『恋のシーソーゲーム』。
徳丸純子の『恋はシーソーゲーム』。
小野真弓の『シーソー』。小野真弓は歌っている画像はないが、『シーソー』も収録されているアルバム『スマイル』は、いい曲揃いでさわやかな歌唱、隠れた名盤だ。
いずれの曲も、二人の思いの重さが違うことを、シーソーに喩えている。
『涙のシーソーゲーム』もまた、「私の愛しさの方が 少し重かったみたいね」と歌う。
そして、B5thでの柏木のソロ曲『夜風の仕業』にもシーソー登場。
「児童公園のシーソーに腰かけ 着信履歴を何度も眺めて
私だけが恋の比重重すぎて傾いている ねえメールくらい頂戴よ」
この場合、一人で座っているのだから、傾くのは当然だ。そんな座りにくい所に座らず、ベンチやブランコに座ればいいのにというのは無粋なツッコミ。
平嶋夏海推し
の私は、感じました。ナッキー
昭和っぽい感じがあって私は好きです(平成生まれですが笑)