AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

『涙のシーソーゲーム』への満足と不満。(ときめき研究家)

2010-09-04 07:01:59 | ときめき研究家
『涙のシーソーゲーム』は、古いアメリカのポップスのような曲だ。
「タン・タン・タン、タン・タ・タ・タン」という黄金のリズムは、『ビーチサンダル』『MajiにKoiする5秒前』と同じ。カラッとした明るい曲調で、悲しい別れを歌う。ヘビーすぎる『ヘビーローテーション』に対し、飽きない、疲れない佳曲だ。

付属DVDのMVでは、総選挙22位(アンダーガールズでは最上位)の多田が、ちゃんとセンター扱いされており、納得。

不満なのはMVの演出だ。60年代のアメリカのダンスホールのような場所でのライブで、テレビ中継もされているという設定で、古臭いファッション、メイク、ヘアスタイルで歌う映像になっている。しかも前半は白黒画像、後半はカラーだが色あせたような加工が施されている。
曲の雰囲気に合わせた映像づくりと言えるが、要らぬ作為だと思う。
曲は聴いただけで古いアメリカのポップスを想起させるので、それをわざわざ映像で念押ししなくてもいい。むしろ曲が想起させる豊かなイメージを狭められてしまった気がする。

また、せっかくのメンバーの可愛いさが、作為的なファッション、メイク、ヘアスタイルで減殺されてしまっている。そのうえアップの画像もないため、メンバーが判別しにくい(もともと苦手なのに)。現代の普通の衣装、メイク、ヘアスタイルがいいのだ。
アイドルのMVはメンバーが輝いていることが最優先事項で、ストーリー性とか、映像美とかは、兼ね備えていればなおいいという優先順位だと思う。そう、アイドル映画は、アイドルが輝くことが第一義であるのと全く同様に。
かつての『君のことが好きだから』のMVは理想的だったと思う。  

ところで、「シーソーゲーム」「シーソー」で思いつく過去のアイドルの曲は、

アグネス・チャンの『恋のシーソーゲーム』。

徳丸純子の『恋はシーソーゲーム』。

小野真弓の『シーソー』。小野真弓は歌っている画像はないが、『シーソー』も収録されているアルバム『スマイル』は、いい曲揃いでさわやかな歌唱、隠れた名盤だ。

いずれの曲も、二人の思いの重さが違うことを、シーソーに喩えている。
『涙のシーソーゲーム』もまた、「私の愛しさの方が 少し重かったみたいね」と歌う。

そして、B5thでの柏木のソロ曲『夜風の仕業』にもシーソー登場。
「児童公園のシーソーに腰かけ 着信履歴を何度も眺めて
 私だけが恋の比重重すぎて傾いている ねえメールくらい頂戴よ」

この場合、一人で座っているのだから、傾くのは当然だ。そんな座りにくい所に座らず、ベンチやブランコに座ればいいのにというのは無粋なツッコミ。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 9月3日研究生公演 モニター... | トップ | ゆきりんへのオマージュ… (ピ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
メンバー判別 (ナッキー)
2010-09-06 23:12:59
わざと、メンバーが判別しにくい、music videoにして、推しを見つけた時の喜びを大きくしようというファンサービス  なのだと、

平嶋夏海推し

の私は、感じました。ナッキー
返信する
Unknown ()
2011-05-10 15:53:32
メイク、衣装、映像の加工が無かったら、ただ曲だけが古くさいイメージしか残らないと思います。
昭和っぽい感じがあって私は好きです(平成生まれですが笑)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ときめき研究家」カテゴリの最新記事