CD発売直後に、カップリング曲も含めて配信で購入し、2、3回聴いたきりになっていた。AKBや欅坂やHKTのCDが続々発売されたので、どうしても聴き込む優先順位が下がっていたのだ。
タイトル曲『裸足でSummer』は、平板なメロディーで地味な曲だなという印象だった。
ところが、先に記事を書いた「百合坂46」の動画映像を見ていると、楽曲そのものも妙に耳に残り、気になって来た。慌てて数回聴いてみたら、すっかり気に入ってしまった。この1点だけを取っても、NHK「坂道46SHOW」が「百合坂46」を紹介してくれた意味がある。
平板なメロディー、地味という印象は、言い換えれば、通好みの粋な楽曲ということだ。曲の構成が「(1番)A+B+サビ (2番)B+サビ (3番)A+サビ」という複雑で珍しい構成となっている。何回か聴いてようやく理解した。
出だしの「ヘイ」という掛け声、それに続くイントロは、夏の野外で演奏しているみたいに奥行き、高さがあるように聴こえ、開放感がある。
サビのメロディーが、永遠に繰り返す呪文のようで、押しつけがましくはないが、妙に耳に残るし、心地よい。夏らしくアップテンポでパワフルな曲という訳ではないが、じわじわと高揚感を感じる、これもまた夏にふさわしい曲だ。夏も終わってからこの曲の良さに気づいた。
一方、歌詞はAKBグループにありがちな、内気な男子の告白しそうでしない片思いの歌だ。告白しなくても、恋をしているだけで世界が輝いて見える。そんな幸福感が鮮やかに表現された歌詞だ。
相手の彼女は気まぐれで「行動が予測できない」タイプで、『上からマリコ』『君と僕の関係』の彼女みたいだ。それでいて華やかで、夏が誰より似合う素敵な女性だ。『コケティッシュ渋滞中』の彼女がこんな女性だった。
「サンダル」は夏の歌のキーアイテムで、『ガールズルール』では海の中で脱げてしまうし、『ビーチサンダル』では砂がこぼれた。「裸足」は『裸足の季節』、「私、裸足のマーメイド」など松田聖子のスタンダードも思い出させる。そもそも『裸足でSummer』というタイトルがベタ過ぎるが、それに似合わずハイセンスな楽曲というギャップが面白い。
カップリング曲にも個性的な曲が揃っている。その感想はまた別記事で。
タイトル曲『裸足でSummer』は、平板なメロディーで地味な曲だなという印象だった。
ところが、先に記事を書いた「百合坂46」の動画映像を見ていると、楽曲そのものも妙に耳に残り、気になって来た。慌てて数回聴いてみたら、すっかり気に入ってしまった。この1点だけを取っても、NHK「坂道46SHOW」が「百合坂46」を紹介してくれた意味がある。
平板なメロディー、地味という印象は、言い換えれば、通好みの粋な楽曲ということだ。曲の構成が「(1番)A+B+サビ (2番)B+サビ (3番)A+サビ」という複雑で珍しい構成となっている。何回か聴いてようやく理解した。
出だしの「ヘイ」という掛け声、それに続くイントロは、夏の野外で演奏しているみたいに奥行き、高さがあるように聴こえ、開放感がある。
サビのメロディーが、永遠に繰り返す呪文のようで、押しつけがましくはないが、妙に耳に残るし、心地よい。夏らしくアップテンポでパワフルな曲という訳ではないが、じわじわと高揚感を感じる、これもまた夏にふさわしい曲だ。夏も終わってからこの曲の良さに気づいた。
一方、歌詞はAKBグループにありがちな、内気な男子の告白しそうでしない片思いの歌だ。告白しなくても、恋をしているだけで世界が輝いて見える。そんな幸福感が鮮やかに表現された歌詞だ。
相手の彼女は気まぐれで「行動が予測できない」タイプで、『上からマリコ』『君と僕の関係』の彼女みたいだ。それでいて華やかで、夏が誰より似合う素敵な女性だ。『コケティッシュ渋滞中』の彼女がこんな女性だった。
「サンダル」は夏の歌のキーアイテムで、『ガールズルール』では海の中で脱げてしまうし、『ビーチサンダル』では砂がこぼれた。「裸足」は『裸足の季節』、「私、裸足のマーメイド」など松田聖子のスタンダードも思い出させる。そもそも『裸足でSummer』というタイトルがベタ過ぎるが、それに似合わずハイセンスな楽曲というギャップが面白い。
カップリング曲にも個性的な曲が揃っている。その感想はまた別記事で。