AKB48 チームBのファンより

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1月4日読売新聞 秋元康政治対談 その2 AKB48は学校 さしこ力(KC)

2011-01-07 00:00:00 | 秋元康発言
1月4日読売新聞 秋元康政治対談 その2 AKB48は学校 さしこ力(KC)

橋本五郎(読売新聞編集委員)と秋元康の対談より、引用と感想を続ける。

小見出し:打って出る力
秋元:僕は今、教育に一番興味があります。未来とは子供たちのことだと思うんです。京都造形芸術大学の副学長をやっているんですが、どういう教育をすればいいのか必死に模索しています。

橋本:AKB48は一種の学校ですね。夢を持って入ってきた子が競争して自分を磨き、それぞれの世界に飛び立っていく。

秋元:AKB48で「総選挙」をやった時、初めは心配しました。「いがみあって、ぐしゃぐしゃになるかもしれてないな。」と
しかし、彼女たちはそれを前向きにとらえ、発奮材料にした。(中略)
子どもたちは大人が思うよりも、たくましいです。
憤りや悲しみを力に帰るんですね。

橋本:顔では負けるけど、スタイルは私の方がよいとかね。13歳から24歳の子たちがそういう考えができるのは大したもんですね。(後半省略)

秋元:AKB48がメディアに出る場合、選ばれた16人が3列に並ぶことが多いんです。
前列はスターです。
3列目に指原莉乃という子がいます。
ある雑誌で面白がってグラビアで取り上げ、「さしこ」というあだ名をつけた。
すると大ブレークした。
最前列のスターよりも後ろにいる子のファンの方が多いんです。
そうしたファンが「後列の人たち、頑張れ」とこの子を応援した。
僕はこれを「さしこ力」と呼ぼうと。
期待されない時に人は力を出すということなんです。
日本はアジアの他の国に抜かそうですが、一度後列に行って、「意外と日本はいいじゃないか」となったら、どうですかね。
跳ぶ前に膝を曲げて力をためる感じで。

橋本:なるほど。ただ、どんどん差を付けられてしまうかもしれません。韓国は相次いで各国との自由貿易協定を締結し、ヨーロッパでも韓国の方が日本より強くなっていくでしょう。このままだと、差が広がり、投じるカネも減り、技術力もなくなってしまう。縮小再生産になってしまう心配があります。後列に下がるのではなくて、打って出るために、膝を曲げて力をためるという気持ちが必要ですね。
引用終了

以上が対談記事の前半のほぼ全文の引用です。後半は、小見出しが「長期戦略の欠如」で、このブログでは一つ前の私の記事で紹介した。

秋元康が教育に興味を持っているとは、初めて知った。
「選抜総選挙」が、メンバーの力で、ポジティブな結果をうんだという評価には賛成。「選抜総選挙」ごときで、ネガティブになってしまうアイドルグループなら、そんな実力だったとして、AKB48を閉じてしまうくらいの覚悟を持ってやったのだろう。

「さしこ力」の論議は、秋元康のこじつけ。指原莉乃が、「さしこ」と名付けられてブレイクしたという印象は、私は持っていない。
ブレイクとは、ブログでの人気を指していると推察したが、「さしこ騒動」(さしこと改名というCMを流したこと)がなくても、ブログでの人気は出たと想像する。
橋本編集委員が、さしこ・指原莉乃・AKB48の人気度合いをよく知らないと思って、強引な論を展開した印象をもった。
今後、秋元康は、AKB48メンバーの成功例として、指原莉乃を引用し続けるのであろう。

経済では後列に下がってはいけないという橋本氏の意見に賛成。
そもそも、我々日本人がAKB48を楽しむことができるのは、(特に、CDを何枚も買って握手会に参加できるのは)日本に経済力がある(前列にいる)からである。
TPPに反対する論者は、アメリカの戦略にのって支配されてはいけないというのが主な論議だが、これ以上日本国内の失業率を高くしない、若者が働く希望を(今以上に、相対的に)持てる社会にするには、国内で生産して輸出できる環境を作る必要があり、打って出る力が求められる。
打って出る力が、国力・技術力・商品開発力であり、工業だけでなく、農業、そして、アイドルのようなソフトも、その一つである。

KC
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