AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

柏木由紀と指原莉乃の歌唱…少しだけ似ている理由(ピーナッツ)

2016-01-05 18:00:00 | AKB48
2人のデュエット曲『やさしくありたい』を聴いた。なるほど、と。そして、
僕の経験から…なんだけど、それ…2人の意外な共通点、つまり、「元・トロンボーン吹き」だから…だと思っている。
ある程度、吹奏楽をやってきた人、吹奏楽っ子なら、″(その担当してた楽器で)歌え!″…それが、たとえ、″(実際の)自分の声で歌う″場面,状況になった時でも、その感性&習性って、そこそこ引き継ぐんだよね~。何年経っててもね~。
実は、影響…結構あったりする(残ってたりする)と思っている。クセ(特徴)…みたいなものとしてね。
で、そういうの…(全管楽器の中で)最も残るのが、僕は、トロンボーン(奏者)だと思っているんだ。知らず知らずのうちに、″歌う″ということに関して、ある感覚を育んでる。
それは、″音を拾う″…という感覚,感性だよ。
実は、トロンボーンだけが、楽器の構造上,システム上、ピストンを押したり、バルブを抑えたりして、奏でるようには出来ていない。
右手で軽くつまんだ、そのバーによる…ザ・スライドアクションの連続。菅の長さ自体を瞬時に調節することによってプレイする。そこ基本。つまり、最も原始的な楽器だったりするんだな。
そして、柏木,指原の2人も、(ま、楽器の種類にもよるんだけど、最初は)味わったであろう…「7ポジ(第7ポジション)の試練」だよ。トロンボーン上達のためには、けっして避けては通れない部分,大きな壁…だ。
だけど、そこで生まれたであろう…トロンボーン吹きだけが身に付いてしまう特徴…″(音を)拾う″だったりする。独特の感性…。
あ、「7ポジ」っていうのはね、身長155cmぐらいの子が、右手のリーチいっぱいいっぱいに伸ばして、ギリギリ届くか?…という位置でね、そこをコンマ何秒でセット! そして、息たっぷりの(狙いすました)フゥーッ…。まさに、照準合わせて…の、静かに1発…なんだな。そして、トロンボーン奏者ってのは、そういうのの連続に次ぐ連続…とかいう場合が、普通にあったりする。
で、そこには、言葉にすると大変難しいんだけど、″音を拾う″…という感性が(自然と)生まれてる。感覚が培われてる。吹奏楽経験者の中で、トロンボーン吹きだけが、獲得することの出来る音の捉え方だよ、と、僕は、確信しているんだな。とにかく、独特なる歌い方なんだよね。
僕は、柏木由紀と指原莉乃の2人も、この感覚をたっぷり持って、″歌ってる″…と、ずっと思ってた。備えてるな、と。そして、今回は、大変分かりやすく、やっぱりな…なのです。
ま、そういうことで、少しだけ似ているのだ…と。で、これ、″歌う″時の声自体も…少し似てくるというか、近づいてきたりするんだな、と。
だって、トロンボーン奏者の得意とするところ&役割の大部分は、圧をかけること,溶け込ませること。または、圧をかけながら溶け込ませること…だもん。
とりあえず、たぶん、吹奏楽をやってきた人だったら、例えば、「柏木由紀」の名を完全に伏せて(そのビジュアルをイメージさせないため)『夜風の仕業』を1回聴いてもらった後、″さて、これを歌ってる子、実は、吹奏楽部出身なんですが、パートは何だったんでしょうか?″…って、ほぼほぼ分かる、正解すると思うよ。トロンボーンだった…ってことがさ。90%は、当たると思う。
決め手は、やっぱ、あの″音を拾ってる″雰囲気とスライドアクションの匂いだよ。フレーズ感の中でさ…。
そして、指原の場合も基本的には、同じ。
でも、答え…少し悩むかも? 多少、時間かかるかも?とか思っている。
それ、僕なりにチョイ事前分析しておくと、それは、指原が、バス・トロンボーン奏者だったからだ。
バス・トロンボーン(以下、バストロ)とは、もちろん、トロンボーンよりも低い音が出、また、譜面上も、かなりの低音部分までカバー出来る楽器で、ま、管楽器最低音のチューバ寄りの特殊トロンボーンって感じかな? だけど、そのチューバよりも音の輪郭がハッキリしているので(そのせいで)、要するに、ちょっとしたミストーンが、より目立ってしまう楽器パートなんだ。
だから、その1曲に1つのミス、いや、ブレ音すらも許されない…という楽器,パート、いや、立場。(4~6名ぐらい?の)トロンボーンパートには属しているんだけど、その楽団で、たった1人の存在でもあるという…。
つまり、指原は、そういう環境でやってきた時期,経験があるってこと。自身の1つのミスで、曲の雰囲気が台無し…″ハイ!(あんたのせいで)コンクール、次のステージに行けませ~ん!″的な雰囲気&プレッシャーを味わったことがあるはずだよ、指原。
だから、バストロ奏者ってのは、ふつうのトロンボーン奏者よりも少し…音を直線的に…″出す″というか、″押す″…クセが付く。いや、聴く人によっては、(比べて)若干、無機質っぽく聴こえたりするかもしれない。
いずれせよ、元・バストロ奏者、指原。僕は、それが、彼女の歌唱の源流だと思っているんだ。
もちろん、トロンボーン吹きの感性にプラスすることの…だけどね。
まあ、でも、指原の『恋チュン』も『ハロウィン・ナイト』も、すでに、そういう特徴は、出てるよね。で、それは、バストロ…″(自分の声で)歌う″時にも多少ちゃんと引き継がれていて、″音を拾いながらも、少し…直線的なイメージ″が、キチンと彼女の体内に宿ってる、宿ってるわ。
要するに、実は、″かなり丁寧に歌う″人なんだな、指原。まあ~、元・バストロ奏者の大特徴…歌い方も、そのものだわ。だから、僕、彼女の「アイドル研究」からくる歌唱は、後の影響だと思っている。たぶん、そこは、枝葉だよ。
というわけで、『やさしくありたい』は、トロンボーン奏者とバストロ奏者のセッション的な感じで聴いてる僕なのです。
そして、トロンボーンとバストロの二重奏…って、この″少しだけ違う…″ってさ、実は、相性いいのよね。似た感じ…同族感?も(逆に)染み出てる~と思ったな。
とにかく、柏木由紀と指原莉乃…この2人の意外?な繋がり…「トロンボーン」だよ、やっぱ。僕は、そこだと思う。根本の部分で、(その楽曲に対して)かなりの影響だと思っている。
とりあえず、5つのデュエット曲の中で、その完成度に関しては、ダントツ1番だと思っているよね。理由は、ま、そういうことです。

あ! そういえば、アーティストの平原綾香が、昔、こんなこと言ってたっけ…
″私、『Jupiter(ジュピター)』…実は、テナー・サックスを奏でるように歌ってたりする時あるんです。歌いながら、あれ? 私、今、テナー(吹いてる)? あ、歌ってんだった…って″…。
ちなみに、彼女は、サックス奏者でもある。
つまり、1度か?2度?は、彼女たち2人の中でも、″あれっ?″って…そういう現象、起きてたりすんじゃねぇのかな?って、そんな体験…。
いやいや、これこそ、王道の吹奏楽出身者あるある。だから、歌唱ニュアンス的なことは、似てて当然,必然だと思っている。そして、まさに、トロンボーン奏者の名残,特別な感性…。
あ、そうだそうだ! いつか、カラオケ行った時に、(ある程度やった)「元・トロンボーン吹き」の人に『夜風の仕業』を歌ってもらうか、もしくは、たまたま、その場に「元・トロンボーン吹き」の人と「元・バストロ吹き」の人が揃った(奇跡の)時に『やさしくありたい』を歌ってもらうか…。
結構分かると思うよ…″音を拾ってる″という、他の人と何かしら違う感じがさ…。確実に、″あれぇ~?″の雰囲気がさ…。
本当は、ウチのトロンボーン(バストロ含む)11人程いるから、派遣して証明して差し上げたいんだけど…。ウチのゆきりん、ウチの指原が…。
歌い方、ほぼ一緒だという不思議をさ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2015年NHK紅白歌合戦感想。(... | トップ |  『右足エビデンス』他.初聴... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

AKB48」カテゴリの最新記事