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『そばかすのキス』その2。「永遠より長いような照れくさい夢」とは?(ときめき研究家)

2009-10-07 23:20:24 | ときめき研究家
『そばかすのキス』で、どうしても意味不明な歌詞があった。
「手をつなぐのも初めてで ぎこちなく歩いた 永遠よりも長いような 照れくさい夢を見た」
前半はわかるが、「永遠よりも長いような照れくさい夢」とは何か?

解釈1
「はるか将来のことを語り合ったこと、例えば結婚して家庭を作るような夢」という解釈が一般的なのだろうか。確かに「照れくさい」面もあるだろうが、「永遠よりも長い」という言い回しはピンと来ない。はるか将来なら、「長い」より「遠い」だろう。

解釈2
デートして帰った自分の宿のベッドで、本当に夜見た夢のことと考えるのが自然かもしれない。夢の中にも当然彼が出てくるのだが、翌日彼に説明しようとすると少し照れくさいエピソードも含まれている、というような解釈もできる。「長い」というのは、夢の中の出来事を克明に覚えていて、説明するのに時間がかかるということか。あるいは、彼に早く会いたいのになかなか朝が来ないのを「永遠よりも長い」と形容したのかもしれない。

解釈3
私の結論は「お互い初めてだったセックス」という解釈だ。
手をつなぐのも初めての二人が早すぎるとも思えるが、別の所では「唇から唇へと愛が伝わった」と、ディープキスをしているので、あながち不自然ではない。二人とも初体験で、ゆっくり時間をかけて結ばれたということを、「永遠より長い夢」と表現したと解釈できる。そもそもセックスは照れくさいものだ。何より「夢」はベッドで見るものだから。

SDNの『普通のあなた』のように「セックスをしたくなるの」と余りに直接的に歌うより、よく考えないと分からない、遠まわしで粋な歌詞だと思う。

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3 コメント

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Unknown (ピーナッツ)
2009-10-08 12:53:16
僕は、こう思いました。
つまり、"全部"なんじゃないか?と…。肩を抱かれる事も,セックスも,プロポーズも,結婚式も,ドレス選びも,指輪の交換も,名字が変わる事も,新婚旅行も,自分の作った料理を彼が残さずに食べてくれる画も,子供を授かる事も…そして、おじいさんとおばあさんになって、再び、この浜辺を手をつないで歩く事も…。 その全部を 瞬間に想像していまった女心なのかなぁ?って思いました。
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Unknown (ピーナッツ)
2009-10-08 15:14:51
つけ足しを…、「永遠より長い」というのは、単なるキモチの誇張で("超スゴイ"みたいなもの)、実は、あんまり意味がなかったりして…。むしろ、それは、「照れくさい夢」という 一見 手の届きそうな現実世界が、一瞬にして崩壊してしまう残酷さを 強調するために使われているような気がします。
いずれにせよ、"一瞬が永遠である"若い恋の残酷さと素晴らしさ、そして、矛盾。 そんなものをあらわしているような気がしてきました。
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後悔するのが青春 (ときめき研究家)
2009-10-08 23:59:50
ピーナッツさんの「全部」という説、納得です。

私が「夢=セックス」説を思いついた根拠を、後出しですがもう一つ。
『ビーチサンダル』にこんな歌詞があります。「ごめんねと一言言い残して 部屋を出た自分が許せなかったリグレット」。つまりセックスしなくて後悔している。
一方『そばかすのキス』では「後悔していないわ」。品がないが、やるだけのことはやったから後悔していないということでしょう。
この2曲は、鏡写しのような曲です。

でも、どちらにしても、全く後悔しない青春なんてないと思います。
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