AKB48 チームBのファンより

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『右足エビデンス』『君は今までどこにいた?』は名盤。これぞ理想のシングルCD。(ときめき研究家)

2015-12-30 08:34:39 | ときめき研究家
今年のじゃんけん大会で優賞した藤田奈那のソロ曲『右足エビデンス』と、準優勝の中西智代梨をセンターとするじゃんけん選抜メンバーによるカップリング曲『君は今までどこにいた?』。この2曲が収録されたCDは、オリコンデイリーランク8位だったようだが、握手会もないから1人1枚しか買わない中で、大健闘だと思う。何より、2曲とも素晴らしい出来栄えだ。
そもそもレコードの時代から、シングル盤とは2曲収録されているのが普通だったのだ。同じタイトルで何種類も発売して、種類ごとにカップリング曲を変えるためカップリング曲が5~10曲もあるというAKB48の「常識」に慣らされてしまった身には新鮮だ。
AKB48のシングルCDも最初はそうだった。『River』は1種類で3曲収録だったが、『River』『君のことが好きだから』『ひこうき雲』という名曲ぞろいで完結しており、素晴らしいCDだと思っているが、今回はそれに匹敵するくらい理想的なCDだと思う。

『右足エビデンス』(藤田奈那)。
ミュージックビデオも観たが、大人っぽいルックスだ。調べたら19歳になったばかりで驚いた。むきだしの脚が筋肉質で美しい。男性ダンサー4人を従えたダンスも、かなり上手いと思われる。渋谷の街中でのダンスシーンもあり、結構力を入れて作っているビデオだ。
楽曲は、ビートの効いた大人っぽい曲調。板野友美の『Dear J』に雰囲気の似たダンサブルな曲だ。声は電気的に加工してあり、都会的なサウンドになっている。私のあまり好きでないパターンの楽曲だが、この曲はなぜか気になった。サビがメロディアスで覚えやすい。どこか80年代のテイストがする。
歌詞は、別れた男に「右足にすがりつきなさい」と強気で命じるような内容。しかし内心は淋しいといったアンバランスな感情を表現している難しい歌詞だと思う。それを、加工した声で無機質に歌っていることでかえって、聴き込むほどに繊細な味わいが出て来るような気がする。何回聴いても飽きない。

『君は今までどこにいた?』(じゃんけん選抜)。
秋元康お得意のダブルミーニングの歌詞だ。
一義的には、突然目の前に現れた彼女に「君は今までどこにいた?」と問いかけていて、ようやく運命の人に出逢えた彼の喜びを表現している。そしてその裏では、じゃんけんでセンターを獲得した中西智代梨への当て書きで、こんなに魅力的なメンバーにこれまでスポットが当たっていなかったと持ち上げている。
『チャンスの順番』以来、久しぶりにじゃんけん選抜らしい内容の歌詞だ。自らの運の力でポジションを獲得するという、じゃんけん大会の主旨が顕著に表れたメンバーだからなのだろう。しかし、中西から言わせれば、移籍までさせておいて「どこにいた?」はないんじゃないか。今回じゃんけんで勝ち抜かなければ、彼女にチャンスの順番が来たかどうか疑わしい。
曲調も、いかにもAKB48らしい、弾むようなポジティブソングだ。『チーム坂』などと雰囲気が似ている。
これもミュージックビデオを観た。テレビの情報番組のキャラクター「ぷー子」とAKB48が共演している時に、「ぷー子」の着ぐるみが外れて「中の人」(中西)が可愛いと話題になり、スター誕生するというサクセスストーリーだ。楽曲のコンセプトに合っているし、15人全員がアップも含めて可愛く撮れている。各々の名前の入った額縁を持って歌うシーンもあって、じゃんけんの勝者たちが「顔と名前を売る」場を与えられている。勝者にふさわしい待遇である。
中西の隣では、西野未姫のいつもながらの全力ダンスが堪能できる。
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