AKB48 チームBのファンより

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平嶋夏海、『女ヒエラルキー底辺少女』 (ピーナッツ)

2016-07-25 12:30:00 | AKB48
なっちゃん主演の映画『女ヒエラルキー底辺少女』を観てきました。「シネ・ヌーヴォX」(大阪)… 全25席に対して、10席か…。ま、そんなもんだろ。

【こんな作品】
不器用な女子高生・桃子(平嶋夏海)が 送る悶々とした青春の日々をエッチな妄想とパロディー満載で描いた作品。ま、基本的にはね。

【実況感想(ネタバレ)】
粗い画…8ミリ? いや、予算ないんだな~…って思ったよ。とにかく、コマの流れ自体も ちょっとした違和感だったよね。なんちゅうか、自動車教習所の免許更新時に見せられるビデオ(1978年度版)みたいな感じなんだよね。
でも、ま、いっか。なっちゃんの可愛さに免じて許す。
あ、なっちゃん、高校の教室前廊下を 向こ~うの方から走ってきたよ。来た来たぁ~!って、全力疾走だ。 こっちに、こっちにぃー!って感じのキレッキレ。
しかし、なっちゃんって、弾丸みたい…だな。いや、客席に座ってて、紺白赤+茶の大玉に襲われてる(失礼!)感覚だったよ。あの圧迫感、そして、素足感…。
でも、これは、こういうのは、なっちゃん、女優としては、武器だな!と思ったよ。
だって、あんな走り方…。そして、″走り方″ってのは、「演技(そのもの)」だからね。ファーストシーン…桃子の気持ち、あれでいいと思った。ああする必要性が あった。
物語の序盤は、桃子が、「ブーちゃん」「ブー」と呼ばれ、仲間内から イジられ、からかわれ、バカにされ、侮辱を受け続け…。要するに、遠回しに イジメられているシーンの連続だ。
で、桃子は、そういうのに対して、
時には、そんな仲間(主に、2人)を教室内で射殺。時には、天井からヒモで 縛って 吊るして、ムチでシバキ倒す。時には、激しい形相、罵詈雑言を浴びせまくってた…。
でも、その締め(シーン)がさ、ことごとく、すべて、″あ!夢だった…″とか、″あ!また、妄想しちゃった″…とか、″あ、意識とんでた″とか…って、やっぱ、あれだけ、連発されるとね…。映像的にも ″裏切り″手法…あれだけ、立て続けにやられるとね、さすがに ちょっと疲れるわ。萎えた。
もう、僕は、ちょっと、やり過ぎなような気がしたよ。夢オチ、妄想オチの限界だと思った。
ま、それを ″イジメられてる側のリアルなんだ!″と言いきられたら、ま、その通りなのかも知んないんだけどさ…。でも、まー、疲れたわ。それにさ、監督の森岡さん好みのバイオレンス映像が、その1つ1つのチャプターに、いちいち付いてくるもんだからさ~、それで、さらに!ってトコも 正直あるんだけどね~。
あとは、やっぱり、ラストの15分だな(全体では、75分の映画です)。
もちろん、森岡作品ということで、多少の ″舞台っぽい″演出、そこそこの強引な展開,力技、彼のあの ″けっして、単純なハッピーエンドにはしない!″という感じ… そういうのは、ある程度、予想できていたので、そこは、これ準備し、理解しよう!って、するつもりでは いたんだけど、あれ…あの15分間(の内容)は、納得出来ないな。正直、僕は、感情…ついていかない部分があった!ってこと。
どうしても、どうしても、心の流れが リアルじゃない!というか? ウソだわ。
でも、ま、女の子同志のこと、イマドキの中高生のカンジョウ…。男の僕には… いや、いや!いや!!
そんなもん、最後の90秒…そこでの桃子(なっちゃん)のあの晴れやかな笑顔には、ごまかされないぞ!
というのはね、やっぱ、
あれだけ、イジメられてきた桃子が、映画…55分を過ぎたあたりから、突然、仲間からは、優しい言葉をかけられ始めるようになり…。で、その輪は、どんどんと広まっていって…。そう、桃子が、九州に転校することが決まったあたりからだよ。
あ、もしかしたら? あ、でも、もう ″裏切り″演出は…ないかな? だって、前半、あんなに…。そうやな。良かった、良かった。良かったかも…桃子。
そして、ある日、クラスでは、桃子のためのお別れ会が 開かれる。クラス全員+担任の先生(男性教諭)の全員から残念がられ、また、向こうでの活躍を期待される桃子。みんな笑顔だ。笑顔の花咲く教室…。幸せいっぱいの桃子、周りの人たちも…。
そして、最後に桃子のフォークギターの弾き語り…メッセージソングが披露される。で、1番仲の良かった親友が、桃子の頭上に飾られていた くす玉を割ると、そこには、大量の白い液体(薄い白ペンキ)が…。
?????
爆笑&歓喜のクラス。一応、注意はするものの どこかコミカルな対応で、本気ではない担任教師。そして、その模様を見渡した桃子は、発狂,錯乱する。
″ぅわぁぁぁ~~!ぐわぁぁ~~!″

白の液体…汁まみれになりながら、vs 女子2人を中心にクラスの全員と取っ組み合い、殴り合う桃子がいた。
飛び交う椅子,机。液体まみれ…教室も廊下もビッショビショだ。
で、そんな喧騒、いや、暴動の中、親友だった女の子が、桃子に紙切れ(メモ?手紙?)らしきものを握り渡す。ただし、そんな中も 桃子と その子率いる?クラス中は、ずっ~~~っと、お互いの体を冷たい地面に叩きつけたりしているという…この異常な画ヅラ。
僕は、思ったよ。100歩譲って、その2人の子は、分かる…よ。でも、あとのクラスメイト(約25人)は、はたして、そういう風になるかな?と。そして、担任教師の あの位置づけ…も?????
僕は、違うな。いくら、森岡監督でも、これは、違うな…と。
おまけに、この教室大暴動の後、ラストのラスト…桃子が、あの時、渡されたメモを開くと、そこには、あの日のお別れ会で殴り合ったクラス全員が(もちろん、仲間だった2人も)(たしか?担任の先生も)笑顔全開のピース!事前に撮影された1枚の集合写真だった。あの白濁まみれになった 同じ教室で…って、そんな写真を見ながら、桃子…九州への道中、微笑む…ってね。
?????
僕は、感情…ついてかなかったんだよ。ただ、これを舞台で見たら どうやったんやろ?とは、思った。
とにかく、僕の気持ちの中は、″なっちゃん…頑張ってんな! それにしても、なっちゃん 可愛いな!″ と、これに逃げた…ラスト15分でした。

【なっちゃんのヒザ小僧】
なっちゃんのギター弾き語りのシーン。それは、椅子に座って、右の足を左のヒザから太モモらへんにドン! そして、ギターを、チャッ…。正面からのカメラ…それがクラスメイトの目線だった。
ちょっと待て!と。なっちゃん、左のヒザ小僧は? と。位置的にスカートは、関係なかった。ということは…
左のヒザ小僧は、どこ行った?
あんまり、好きではないラストの15分間に一服の清涼剤だったよ。
ふと思った。これ、演技だったら スゴい。桃子のダサ可愛いトコロを全開で出すシーンやからね。ただ、これ、素で、撮影中、ずっと…右足がツッている状態だったのなら、素直にゴメンナサイ。

【女優と年齢】
基本的に、″役者(女優)に年は、関係ありません!″だとは、思っている。
だけど、この映画に出てくる女優さんたちは、ほぼ…森岡組の人で固められている。20代中盤が 主なキャストになっているんだな。もちろん、なっちゃんも そう。もうそこに差し掛かっている年齢なんだ。
そして、これは、高校生のお話。ま、なっちゃんをはじめ、1人1人をとってみたら、″でも、若いな。高校生でもいけるいける!″とは、思うんだけどね…。それが、25人集まるとね~、さすがに…。
というのは、フジ系「スカッと!ジャパン」(月曜20時)というテレビ番組の中に「胸キュンスカッと」というコーナーがあってね。僕の中、その影響も…ある。
ま、中学生,高校生の淡い想いなんかを若手の役者さんとかが 演じたりするショートドラマなんだけどさ…。
これって、基本的には、それ相当,年相応の子に演じてもらうようにキャスティングしてるんだってね。つまり、10代の役には、10代を!ってことだ。だから、高校が舞台! 20代は、とりあえず、ちょっと…ね、「胸キュンスカッと」…出られる可能性低い!ってことだ。
何が違う?
でも、僕…なんか、これ 分かるような気もするんだな。高校生役…複数になった時の空気感のようなものだ。演技では、難しい(部分とかもあるの)かも?ってさ…。
つまり、なっちゃんに、″高校生役以外のオファー来ねぇかなぁ~?″ってさ、日々 思うんだよ。だって、なっちゃんのその(10代)の役の割合って…8割? 9割? 9割5分?
ま、でも、童顔さんって、そういうのと戦っているんだろうな~? 戦っていくんだろうな~?!
そら、女優志望のアイドルって、大変だわ。だと思うわ。(また、昔、グループで活躍してたら活躍してたで、その印象も多少は引っ張るからね~)。
とにかく、なっちゃん、次、″20代は、なっちゃんだけ!″みたいな作品に…出てほしいな~。来ねぇかなぁ~。
″女優は、年じゃない!″
″若いね″
″ただ、言われてみれば、そうも見える(実年齢)″
″もう、さすがに高校生役、キツいかな?″…。
とにかく、なっちゃん、早く、「不詳」になってほしい。そのためにも ″今回の作品は、周りの共演者とか、年齢が近いから楽しー!″って、この環境から…出たいな~。脱出したいな。
もうもう、そういう作品求ム…なのです。

20代の女優さん、″どういう状態(イメージ)で、30代に(気が付いたら)突入してたか?″って、結構大事だと思っている。
コメント
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