11月28日(水)
今日は、母がお昼を御馳走してくれました。
秋のこの頃に、毎年母がお昼を御馳走してくれるのです。
もう、今年で3回目かな~。
母と二人、静かな料亭で、ちょっと優雅な時間を過ごします。
昨年は新町の木乃婦、その前は南禅寺の瓢亭。
そして、今年は上木屋町の幾松です。
紅葉を愛でながら、料亭のおいしいお料理に舌鼓。嬉しいな~
「幾松」は、幕末の戦士木戸孝允(桂小五郎)と、
幾松(後の松子夫人)の居住跡で、
国の有形登録文化財に指定されているそうです。
さすが、歴史を感じる重厚な造りの建物と庭です。
お食事の前に、希望者には「幾松の間」の説明をして下さいます。
せっかくですので、説明を受けることにしました。
幾度となく新撰組の斬り込みを受けたと伝えられている「幾松」
不意の敵にそなえて、幾松の間の天井は、つり天井になっていて、
750キロもの石が上に仕掛けられていたとか、
紐を引けば、天井が石と一緒に落ちてくるように出来ていたらしく。。
思わず天井を見上げると、
「大丈夫ですよ。今はちゃんとくっついていますから。。」
と、お店の方がにこっ。
こちらが幾松の間。写真が幾松さん。
掛け軸は桂小五郎直筆だそうです。
この、長持は、幾松が桂小五郎を中に隠し、
新選組をから救ったという、有名な長持です。
桂小五郎を探す為、屋敷に踏み込んだ近藤勇率いる新撰組。
長持の前で、静かに三味線を弾く幾松。
長持を怪しみふたに手をかけた近藤に、幾松は、
「近藤はん、もし、この長持の中にどなたもいないとなれば
この場で切腹してくれはりますか。
その覚悟がおありどしたら、どうぞ改めておくれやす。」
と、言ったといい、幾松のその度胸と覚悟に心打たれた近藤は、
桂が隠れているのを知りつつ、
失礼を詫び、そのまま立ち去ったというのです。
自らの命をかけ、桂小五郎を守り貫いた幾松の凛とした気丈さと愛の深さ、
また、事実を知りつつ立ち去った近藤の粋さにも感動でした。
殺伐とした幕末動乱期に、こんなロマンスがあったなんて、
ほんと、素敵ですね~。
さて、幕末の歴史の香りに触れた後は、
いよいよお待ちかねのお食事、廊下を渡りお部屋へ向かいます。
お部屋にはすでにお食事の用意が。。
ふたを開けてみると。。
うわ~おいしそう~
色々なお料理が美しく盛られ、目が喜んでいます。
お料理も一つ一つが、素材の味を大切にしつつも、
その素材に合った味付けで、
色々な味のお料理を楽しめました。
量も結構ボリュームあります。
百合根の揚げ物、ごはん、お味噌汁と続き、
最後にはよ~く冷えた柿が水物として出てきました。
母と二人、思い出話に花を咲かせながら頂いたお料理。
私の学生時代、小学生時代、赤ちゃんの頃、
母の青春時代、学生時代。。。と
時をどんどんさかのぼり、色々な話は続きます。
楽しかったね~。
ありがとう~、お母さん。
そして、来年もよろしくお願いしますね。
幾松近くの一の入船の高瀬舟。
木屋町界隈も、すっかり秋の色に染まっていました。
今日は、母がお昼を御馳走してくれました。
秋のこの頃に、毎年母がお昼を御馳走してくれるのです。
もう、今年で3回目かな~。
母と二人、静かな料亭で、ちょっと優雅な時間を過ごします。
昨年は新町の木乃婦、その前は南禅寺の瓢亭。
そして、今年は上木屋町の幾松です。
紅葉を愛でながら、料亭のおいしいお料理に舌鼓。嬉しいな~
「幾松」は、幕末の戦士木戸孝允(桂小五郎)と、
幾松(後の松子夫人)の居住跡で、
国の有形登録文化財に指定されているそうです。
さすが、歴史を感じる重厚な造りの建物と庭です。
お食事の前に、希望者には「幾松の間」の説明をして下さいます。
せっかくですので、説明を受けることにしました。
幾度となく新撰組の斬り込みを受けたと伝えられている「幾松」
不意の敵にそなえて、幾松の間の天井は、つり天井になっていて、
750キロもの石が上に仕掛けられていたとか、
紐を引けば、天井が石と一緒に落ちてくるように出来ていたらしく。。
思わず天井を見上げると、
「大丈夫ですよ。今はちゃんとくっついていますから。。」
と、お店の方がにこっ。
こちらが幾松の間。写真が幾松さん。
掛け軸は桂小五郎直筆だそうです。
この、長持は、幾松が桂小五郎を中に隠し、
新選組をから救ったという、有名な長持です。
桂小五郎を探す為、屋敷に踏み込んだ近藤勇率いる新撰組。
長持の前で、静かに三味線を弾く幾松。
長持を怪しみふたに手をかけた近藤に、幾松は、
「近藤はん、もし、この長持の中にどなたもいないとなれば
この場で切腹してくれはりますか。
その覚悟がおありどしたら、どうぞ改めておくれやす。」
と、言ったといい、幾松のその度胸と覚悟に心打たれた近藤は、
桂が隠れているのを知りつつ、
失礼を詫び、そのまま立ち去ったというのです。
自らの命をかけ、桂小五郎を守り貫いた幾松の凛とした気丈さと愛の深さ、
また、事実を知りつつ立ち去った近藤の粋さにも感動でした。
殺伐とした幕末動乱期に、こんなロマンスがあったなんて、
ほんと、素敵ですね~。
さて、幕末の歴史の香りに触れた後は、
いよいよお待ちかねのお食事、廊下を渡りお部屋へ向かいます。
お部屋にはすでにお食事の用意が。。
ふたを開けてみると。。
うわ~おいしそう~
色々なお料理が美しく盛られ、目が喜んでいます。
お料理も一つ一つが、素材の味を大切にしつつも、
その素材に合った味付けで、
色々な味のお料理を楽しめました。
量も結構ボリュームあります。
百合根の揚げ物、ごはん、お味噌汁と続き、
最後にはよ~く冷えた柿が水物として出てきました。
母と二人、思い出話に花を咲かせながら頂いたお料理。
私の学生時代、小学生時代、赤ちゃんの頃、
母の青春時代、学生時代。。。と
時をどんどんさかのぼり、色々な話は続きます。
楽しかったね~。
ありがとう~、お母さん。
そして、来年もよろしくお願いしますね。
幾松近くの一の入船の高瀬舟。
木屋町界隈も、すっかり秋の色に染まっていました。
ご馳走が頂けて親孝行も一石二鳥以上ですね。
さすが京都の方素敵な所をご存知ですネ。
秋のお楽しみの一つになりました。
母がいつまでも元気で、
このお楽しみがずっと続くといいな~と
思っています。
年々、足腰が弱っていくのが心配なのですが。。