田中 賢

ライブ情報、日々の思い、音楽と日常などを記載していきたいと思います。

6月11日(日) 京都朱雀中学校「朱雀フォーラム」にてHARU歌う!

2017年06月14日 | 音楽
 6月はHARUの月!4日の日曜日には久々にすぎたくんの神戸の家におじゃまして歌の練習。あれやこれやと話しながら、のんびりといろんな曲を合わせてみる。そして、この曲ライブでやろうか、これはやめとこうかみたいなかんじで。もう長い間こうして二人で演奏してきたのに、初めて彼とギターを合わせた時のことをふっと思い出す時がある。あの時と同じ感覚でギター弾いているなあと思える時がある。これはとてもうれしい感覚だ。
 そしてむかえた11日、朝は早起き、京都はやはり遠かった。阪急電車の西院の駅はなつかしかったな。何年ぶりだろうか。すぎたくんと出会った京都外国語大学の最寄り駅、思えばあの頃、電車に乗ろうとして、ホームと電車の間に落ちたことがあった。ホームが大きく蛇行していて、電車に乗る時に、間がとても広い場所があるのだ。そんなこと、分かってたはずなのに、落ちてしまったのだ。少し気分がうかれていたためか、ともかく僕は無傷で、自力で電車にもう一度乗り込んで、そのまま事なきを得たのだった。というようなことを思い起こしながら、中学校まですぎたくんと歩いた。懐かしい京都の道。
 9時過ぎからリハーサル、音響のSさんとは10年ぶりの再会!うれしい!10年前にはいろいろあった。歌うことをあきらめてしまいそうになってた頃、あー、今も歌えていることに感謝だ。
 本番は10時40分から。250名の生徒さん、その後ろには授業参観にやって来た保護者の方々、そして地域の人たち。まずは視覚障害についての講演会、とはいってもそんなに重たい話にはならない。
 何度かこんな企画をすぎたくんとやっているが、彼はずいぶん慣れた感じで進行してくれるのだ。お互いの自己紹介、白杖やら点字板やらの説明、携帯電話でメールを聞く時のやり方、手で触って分かる時計、小銭の触覚による見分け方、僕が実践しながら彼はてきぱきと説明してくれるのだ。生徒さんにいろいろふりつつ、なかなか盛り上がってきた。質問もいっぱい出ましたね~。いや~、すぎたくんに任せていれば間違いないなあ~、なぜだか少し頭痛のあった僕だったが、ずいぶんと落ち着くことができたのだった。前の日までの仕事やら合唱の練習やらが響いていたのか、あるいは単なる飲みすぎなのか・・・。
 後半は歌の時間。HARUをやってる時はたなかまさるのソロの時間とはずいぶん心持が違う。ソロの時はいろんなことを考えなきゃならない、つまりは、ちゃんとしなければいけない気がする。が、二人の時には、声や楽器で遊んでいていいような感覚になる。ありがたし!すっかり楽しんでしまいました!
「音楽を通じてともに生きる」っていうのが今日のテーマだったらしい。障害者と健常者がともに生きるってどういうことなんだろう、なかなかのテーマでしょ?でも、そんなことにはひとつも触れないまま、僕らはその場で楽しく話し、歌うことを満喫した。きっとそれで伝わっているんじゃないかなあと思う。
 やっぱりみなさんに感謝せずにはいられない。「田中さんにとって、歌って何ですか?」なんて中学生から問いかけられて、一瞬どきっとした。いつもそばにあるもの、僕をいろんなところに連れて行ってくれるもの、そんなふうに答えた。そして、今日もここに来られた、いろんな人たちに会えた、ありがとう!
 西院の駅の裏側に「これでもかっ」っていうラーメン屋があった。帰り道、二人で食べました、鳥チャーシュー麺、ぴりっとした味噌スープで、とてもうまかった~!
 というわけで、6月はHARUの月!17日(土)はいよいよ大阪道頓堀かつおの遊び場にて、久々のHARUのライブです!すでに満席です!ありがたし!がんばりまーす!

1.翼はなくても
2.君のそばで息をしよう
3.When I am 64(ビートルズ)
4.夕焼け
5.きれい
6.僕を救ってくれたのは

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