田中 賢

ライブ情報、日々の思い、音楽と日常などを記載していきたいと思います。

ありがとうございました!

2019年12月31日 | 音楽
 2019年、365日を確かに味わいながら生きることができました。そして、いろんな場所で、みなさんの前で歌い続けることができました。ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございました!感謝です!
 来年もいっぱい歌っていきます。またお会いできること、楽しみにしています!

 今年の終わりに、こんな詩ができました。


●夢の道

冷たい風が吹いていた
たくさんの運に恵まれた
神様ありがとう
心からありがとう

1日ずつを生きたから
笑って泣いて歩いたから
長い道程の果てに立ち
明日夢見る僕がいる

転んだ痛みに涙した
大切な縁に救われた
あなたにありがとう
心からありがとう

1日ずつを生きたから
笑って泣いて歩いたから
長い道程の果てに立ち
明日夢見るあなたがいる

1日ずつを生きたから
笑って泣いて歩いたから
長い道程の果てに立ち
明日夢見る僕がいる
明日夢見るあなたがいる

12月21日(土)2019年たなかまさる弾き語りを極めるライブPART5終了!

2019年12月30日 | 音楽
 12月は仕事もかなり追い込みとなる。さらに、いろんなことが重なった。人生の岐路に立ち合うことにもなった。いろんなことが気にかかり、夜の眠りはさらに浅くなった。風邪をもらってしまい、睡眠不足ではなかなか治らない。精神力でも試されているのか?
 ライブ前日は職場の忘年会、ちょっとした解放感にはしゃいでしまい、酔っぱらっているうち、あっという間に当日をむかえた。
 今年の終わりをみんなで祝いたい。そんな気持ちでライブに臨んだ。体調は十分ではなく、鼻の通りはかなり悪くて、歌っていくうちに、頭はみるみるぼーっとなった。そして、右の耳がおかしい。自分の歌う声がわんわん割れて聞こえる。中耳につながっている耳管がつまってるのか?ともかくむちゃくちゃ歌いづらい。
 そんなコンディションではあったが、かつおの遊び場は満員で、ほんとうによい雰囲気の中、歌って歯語り、語ってはまた歌った。そうなんです、最近は特にそれぞれの歌を入り口にして、いろんなことを話すようにしている。ワンマンならではのわがままだが、聴いてくれてる方々も楽しいみたいだから、これからもできるだけ語っていきたい。
 今回は、舞子のこずみっくで出会ったミュージシャン、中野ねこたろうさんとも4曲セッションした。ねこさんはマンドリンやギター、フットペダルのベースなどなど、マルチなプレイヤーだ。今回は僕のギターに合わせてマンドリンを弾いてくださった。事前の練習は1回切りだったが、素朴なマンドリンの響きはたなかまさるの歌とギターにはかなりフィットしていたと思う。中でも「芋虫の嘆き」はとても気に入った。
 ねこさんのマンドリンをフィーチャーしたアイルランドのスタンダードであるSi Bheag, Si Mhor、これはとても素晴らしかったね。この曲いっしょに演奏できて何ともうれしかった。
 セッションでずいぶん盛り上がり、そのあとで「情熱」を歌い始めたら・・・。
 何と喉がかなりいがいがして、音程が取れず、声も喉で止まってしまう感じで、サビに入ることができず、「ごめん、無理!」と思わず言ってしまった。とりあえず歌を中断し、少し話しながら、この曲を最後にしようと決めた。もう声はもたないだろう。ともかくこの歌を最後まで歌いたい。せっかく聴きに来てくださった方々には申し訳なさでいっぱいになった。でも、ここで投げ出すことはできない。
 もう一度意を決して歌い始めた。今度は声が出てくれた。23歳くらいのころから、この歌をずっと歌ってきて、こんなことは初めてだった。ともかく歌い終えて、神様ありがとうというかんじだった。
 アンコールもしっかり声が出た。ありがたし!
 そこにいてくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました!いろんな状況を抱えながら、聴きに来てくださり、またひとつ、みなさんのおかげでライブを完成させることができました。
 ちなみに、ねこさんと練習した時、最初は駅前のジャンカラで部屋を借りようとしたのだが、2時間二人で6千円以上と聞いてひっくり返りそうになった。スタジオのほうがまだ安い。こまったなあということで、僕の部屋に来てもらい、何とか練習した。僕の部屋は散らかり放題で、できれば他人には見せたくなかったのだが、これはもうしかたがなかった。それでも、よい練習ができたと思う。今回新たな試みがあって、ライブも引き締まった。マンドリンの音は、不思議と、度に出たくなる音だ。いっぱい旅していっぱい歌いたい。そんな気持ちになっている。

PART1
1.君のそばで息をしよう
2.嘘は簡単
3.僕の前では
4.笑う人
5.幻のメロン
6.りんご
7.未来の言葉で

PART2
8.この雨の向こうにあなたがいる
9.もやもやしてる
10.芋虫の嘆き(with 中野ねこたろう)
11.Si Bheag, Si Mhor((featuring 中野ねこたろう)
12.何かの間違いでしょう(with 中野ねこたろう)
13.僕は君の世界一になりたい(with 中野ねこたろう)
14.情熱

アンコール
15.はるかぜらいふ

11月20日(水)神戸市立八田中学校にてHARU歌う

2019年12月08日 | 音楽
 職場ではいろんなことが起きていて、僕は日々を乗り切ることに精一杯だった。1週間の真ん中の水曜日に休みをいただくとなれば、そのしわ寄せがどうしても他の日にやってくる。本番の前日は特にあわただしくなってしまった。その日まで、体調はとてもよかったのだが、いよいよ中学校での演奏の前夜、あれれ、やばい、喉が痛い、さっそくに葛根湯と喉スプレーで悪化しないよう願いつつ眠った。
 当日も喉の痛みは続いていたが悪化はしていなくてほっと一息。神戸まで電車にゆられ、そこからはすぎたくんの運転で1時間と少し、途中うどんを食べて少し元気が出てきたりしつつ、八多中学校に到着した。
 体育館にて音響の準備、すぎたくんはてきぱきとモニターやらスピーカーやらを調整していった。僕は久しぶりのグランドピアノに気持ちをまかせて声を出しつつマイクの音量などを決めていった。この体育館、とても音がよく響く。それを特に感じたのは、ピアニカを吹いている時だった。ほんとうに心地よく音が降ってくる、これはピアニカを吹くことがやみつきになりそうだ。
 放課後に、近隣の幼・小・中学校の先生たちが集まっての人権研修会、100名ほどの先生たちの前に立った。視覚障害のことについてぼちぼちお話しをした。おそらくみなさんとってもお疲れだったのではないだろうか、僕の耳から入ってくるリアクションはとても少なくて、そんなこと気にしないで話せたらよいのだけれど、僕の口数はいつもよりはちょっと少なくなっちゃったかなあと思う。もっともっと掘り下げていろんなこと話せたらよかったなあとかなりの反省が残った。
 僕は現在、毎日人前に立って、生理学やら東洋医学について話す仕事をしているが、自分の障害について話をするのはけっこう苦手なのかもしれないなと最近感じるようになってきた。若いころはなりふりかまうことなく、思ったことを話せたのだが、それにいろんな葛藤や摩擦を感じていたからかもしれないが、視覚障害を持っていることや、自分の周りの環境についていっぱい話題が沸いてきたように思うが、今はそうでもない。それは、僕が回りの状況をそれなりに受け止めていく力を多々身につけてしまったからかもしれない、それも生きていくためなのだろう。もっといろんなところに疑問を感じている障害者の方が面白い話ができるんじゃないかなあ、何だか今の自分はそれなりに満たされていて、小さなことにも幸せ感を持てるようになってて・・・。みなさんの前に立ちながら、何だか取り留めもなくそんな思いがめぐった。
 歌のパートはとてもリラックスできて、すっかり音を楽しんでいた。近くの中学校の校長先生はギターを弾くとのことで、突然にステージに出て来ていただき、3人で「翼をください」を演奏した。これはこのステージでみなさんに最もうけていた。
 やっぱり歌はいいな。自分が毎日一生懸命に生きているなかで、いろんな出来事や思いがあって、それらがひとつの場所に結びついて歌になる。いちばん僕を表現できているのはやっぱり歌なんだろうなと思う。
 そこにいてくださったみなさん、ありがとうございました!
 
1.翼はなくても
2.君のそばで息をしよう
3.夕焼け
4.嘘は簡単
5.僕を救ってくれたのは


●2019年たなかまさる「弾き語りを極めるライブPART5」

 日々のたくさんの想いを、まーるいうた、とんがったうたに乗せて届けます!
 2019年も残すところあとわずか、いろんなことを超えてきましたね~!そんな喜びを胸に、今年最後のワンマンライブです!

日時:2019年12月21日(土)
場所:大阪道頓堀、表現者バー「かつおの遊び場」
http://catooo.iinaa.net/
オープン:18時30分
スタート:19時00分
チャージ:2000円(1ドリンク付き)
出演:たなかまさる

かつおの遊び場
大阪市中央区宗 右衛門町4-5
宗右衛門町センタービル2F

ご予約こちらでお待ちしています!
ringo-saboten@ktd.biglobe.ne.jp