田中 賢

ライブ情報、日々の思い、音楽と日常などを記載していきたいと思います。

1月25日(土)兵庫県舞子こずみっくにて歌う!

2020年01月26日 | 音楽
 日常の生活から生まれてくる歌を歌い続けること、僕がずっとやってきたこと、これからもやっていきたいこと。シモムラソウシくんもきっとそうなんだろうなと感じる。この2マンライブ、思い出に残る貴重なものとなった。
 舞子こずみっくで歌う時、ここ数年はギターやウクレレを使ってばかりで、キーボードをすっかり弾いていなかった。シモムラくんは、どうしてもキーボードによる弾き語りが聞きたいと言ってくれていたので、まったくありがたきリクエストにちょっと応えてみたのだ。
 僕は先の出番で、しっとりめの選曲、後半にはシモムラくんが控えているので、間違いなくいっぱい盛り上げてくれるはず、そんなコントラストもよいなと考えつつ歌った。最近のたなかまさるの傾向、1曲ずつの間の語りもすっかり長くなった。ただ歌うだけではなくて、今その曲をどんな思いで歌いたいのか、そんなに大真面目には語らないが、今の自分のスタンスをしっかり伝えていくことはやっぱりその日のほかにはないライブには重要なんだと思う。
 「もやもやしてる」はいつもはウクレレで歌っているのだが、今回はちょっと冒険してみようかとキーボードでアレンジして歌った。陽気なかんじになり、手拍子をいただいてすっかりのりのりだった。父親の近況も語りつつ、かなりひやっとした出来事についてもみんなで笑ってもらえたので、これもまたありがたきこと!またたなかまさるのライブのおりには、ぜひ父について語っていきたい。もう欠かすことのできない出演者となっている。
 「少年」を歌うにはやっぱりキーボードが必要だ。ギターではどうしてもうまく歌えない。なぜだかは分からない。ギターやウクレレで作る歌よりも、キーボードで作る曲のほうが生々しいかんじがするとシモムラくんは言っていた。確かに歌詞は直球勝負っていうのが多い。ちょっとてれくさいところもあるけれど、まっすぐな自分の表現を自然にまかせてやってみよう、そんな気持ちで歌った。
 20代のころ、音楽の道という夢を取るか、真っ当な生活に身をふるか、真剣に悩んでいた時期にできた歌「飛び立て」も久々に歌ってみた。懐かしい。あのころからすれば、今は仕事と歌の両方を取ってるかんじで、何とも不思議なことになっている。あのころのたなかまさるが今の僕を見たら、何て中途半端なことやってるのかと言うかもしれないが、今のたなかまさるはけっこう満足している。音楽だけに溺れていてはけして味わえなかった経験がいっぱい、そこからできた歌もいっぱいある。これが僕に与えられた道なのかなと50歳を前にしてふと思う。
 シモムラくんが僕の歌を初めて聞いた時のことを話してくれた。京都のモダンタイムスでたまたま共演したのは2013年のことだった。「情熱」や「嘘は簡単」がとても印象に残ったとのことだった。久々に舞子でこの2曲も歌うことができた。うれしい!
 最後の歌「笑う人」はマイクを通さず、ウクレレで歌った。心が解放され心地よし!
 シモムラソウシくんのステージはいつものごとく酔っぱらいながらのもの、これがまた良い!彼のまっすぐなメッセージが会場を包んでいく。この感覚がとても好きだ。
 2曲ほどハーモニカで彼の曲に参加できた。あー、僕ももうすっかり酔っていたので、ひたすら気持ちよかったな。
 そこにいてくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました!遠くから足を運んでくださった方々にもほんとうに感謝です!ちょっと少人数のライブになりましたが、そのぶん、とっても濃密な時間でしたね~!
 今度舞子に行けるのは春あたりかなあ~。楽しみです!

1.君のそばで息をしよう
2.あなたは僕のはじまり
3.毒蛇
4.少年
5.もやもやしてる
6.飛び立て
7.嘘は簡単
8.情熱
9.この雨の向こうにあなたがいる
10.笑う人

共演:シモムラソウシ

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