田中 賢

ライブ情報、日々の思い、音楽と日常などを記載していきたいと思います。

2月7日(金)本町ハードロックカフェ大阪にてTHE WAREHOUSEライブ終了!

2020年02月14日 | 音楽
 アランスミシーバンドのボーカル樫本英之くんとの洋楽カバーユニット・THE WAREHOUSE、最近は、彼の熱い歌声とともに、僕もおもいきってピアノを弾くことができている。
 優しく弾くところ、ぐっと前に押し出すところ、彼のボーカルとまるで会話しているような感覚がある。
 そして、このユニットに欠かせないなと思うのが、ピアノのリズム感だ。音の粒々ひとつずつの大きさをしっかり指先や体でコントロールできれば、思い通りのリズム感が生まれてくると僕は思っている。今回はそんな表現にかなり近づけたと思う。
 ほんとうに心地よい!それは酔っぱらって心地よいとかというものではなくて、緊張感のような、ひとつのラインの上を歩いているような、それでいてとても自由な感じ、ちょっと集中力を欠けばめちゃめちゃになってしまいそうな不安を抱えつつ、それでも不思議と怖さは感じない、二人で大好きな歌を形にしていることがとても心地よいのだ。
 まさかハードロックカフェでピアノを弾くなんて思ってなかったし、樫本くんのような途轍もなく素晴らしい歌声の持ち主といっしょに大好きな曲を演奏できるなんて思ってもみなかった。ほんとうに不思議なことになっている。
 本番数日前にリハーサルのためスタジオに入った。お互いにあわただしい仕事のあと、それなのにひたすら楽しい時間となった。後半はライブに向けての練習はそっちのけで、こんな曲やりたいなあという気持ちにまかせて遊んでしまった。なかでもすっかり二人はまってしまったのがザ・バンドの曲たちだ。こんなふうなピアノ、ずいぶん昔に練習したことがあった。もう20年以上も前のことだ。リズム感があって、まるで旅をしているかのようなピアノ、それっていったいなんなの?と言われそうだが、ザ・バンドの曲って何だかそんなふうに聞こえる。でもその練習はどこにも反映されることもなく、すっかり忘れていたのだ。でも、今樫本くんとの出会いのおかげで、そんなピアノを思い出すことができた。
 思えばビリー・ジョエルもエルトン・ジョンも、いくらかっこいいと思ってみても僕にはどうしても歌えない。だから自分なりにピアノを弾いて、樫本くんのボーカルとともに、まるで自分も歌っているような気分になれるこのユニットはほんとうに僕にとっては貴重なのだ。
 夜の9時、1回目のステージに上がるまでは、体はとても怠くて、このところのハードな仕事の性もあってか、ひどい眠気に襲われていた。本気で大丈夫かなあと心配になったが、いざ本番が始まってみると、テンションはいきなりにぐっと高まった。気怠さのおかげか、緊張感に潰されることもなく、ひたすらピアノを弾くことができた。
 さらに2回目のステージは10時から。これもまたよい感じで盛り上がり、最後はアンコールまでいただいて、ピアノマンを味わいながら演奏できた。
 そこにいてくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました!この夜だけのライブ、感謝です!
 そして、今度は京都のハードロックカフェにも行けそうな雰囲気になってきている。楽しみです!
 さて、ここからはしばらく仕事に専念しつつ、クラスの人たちへの歌の録音のことを考えてみようと思う。毎年の恒例行事である。今年もまたそんな季節がやってきたんだなあ。
 そして、3月28日(土)は、2020年たなかまさるのワンマンライブPART1、かつおの遊び場にて!新曲歌いたくてうずうずしております!