たかしの啄木歌碑礼賛

啄木の歌碑並びにぶらり旅等を掲載いたします

盛岡の清水

2011-04-15 | ぶらり盛岡
大慈清水
大慈清水と青龍水は藩政時代から利用されているということでですが、現在も飲料水・生活用水として活用されております。大慈清水は,盛岡の古い街なみが残されている「鉈屋町」通りにあります。利用に当たっては、吐水井から順に一番井戸は飲み水,二番井戸は米磨ぎ水,三番井戸は洗い物,四番井戸は足洗い場として用途が定められている。市水道が整備された現在でも,天然の地下水を求める多くの町民に利用されています。井戸にはコップが用意されていますが、鉈屋町通りは道路が狭いので、車を止めて飲用することはできません。



大慈清水












青龍水
青龍水は、原敬の菩提樹である鉈屋町の大慈寺のすぐそばにあります。湧き出し口の一番目の枠が飲料として使用されており湧水量は豊富です。昔は、近くの造り酒屋の仕込み水としても使われたことがあるとのことです。







御田屋清水
御田屋清水は岩手公園の西側、盛岡消防署の前の通りと大通りとの交差点にあります。この泉は、盛岡城下第一の清泉として公供、大奥御用、茶道に利用されました。清水の名は、南部氏の故城・三戸城の本丸下に同じ名前があったことから、その縁で名付けられたといわれております。飲用のコップがおかれてますが、水量が少ないためか、あまり利用されてないようです。








賢治清水
宮沢賢治が盛岡高等農林学校(現岩手大学農学部)に在学中の下宿がこの辺にあり、当時賢治が使用していた共同井戸のすぐ傍をボーリングしたら、大変良い清水に恵まれたので「賢治清水」と命名されたとのことです。。当時使用されていた共同井戸は現在は使用されてませんが残っています。この場所は「下の橋」のたもとの道路脇にあるので、私もここを通った時には車を止めて飲ませてもらいます。コップやヒシャクが準備されています。













宮沢賢治自筆の「ちゃんがちゃんがうまこ」の詩碑



『ちゃんがちゃがうまこ』四首

夜明げには
まだ間あるのに
下のはし
ちゃんがちゃがうまこ見さ出はた人

ほんのぴゃこ
夜明けがゞった雲のいろ 
ちゃんがちゃがうまこ橋渡て来る

いしょけめに
ちゃがちゃがうまこはせてげば
夜明げの為が
泣くだぁぃよな気もす

下のはし
ちゃがちゃがうまこ見さ出はた
みんなのながさ
おどともまざり




伊勢清水(伊勢沢清水)
中津川は上流で米内川と合流しますが、合流点から米内川に沿う道路を上流に進むと、東北電力米内発電所があります。伊勢沢整流はその発電所の近くです。この発電所の水路の落差は140mほどあるようです。










たたら清水
たたら清水は、盛岡から宮古に通じる国道106号線から動物公園への坂道をあがっていくと道路脇にあります。数本のパイプがコンクリートの壁から出ているが、通常は一本のパイプから水が出ています。先日の地震で一時水道が止まった時には、多くの人が水を求めて、ここに来たようです。清水のすぐ傍から見る岩手山はとてもきれいです。










最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。