温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

宮廷の諍い女(甄嬛伝)全76話が終わった

2013-09-27 19:05:19 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
はまっていたドラマ、半沢直樹に続いて、宮廷の諍い女(甄嬛伝)全76話も今日完結した。
終了間際の71話から74話までの展開は、盛りだくさんだし、予測を超える事態が続出して非常に面白かった。半沢直樹の比ではなかった。しかも、今週火曜からは17時から19時まで2話同時に放送だったので、充実感いっぱいだった。しかも、72話の皇后の失脚では見ていて戦慄を感じたし、74話で果親王を殺すことを命じられ、自分が死ぬつもりなのに愛する人を殺すことになる展開は涙ものだった。
ま、役者が演技がうまくて、全76話という長編をしっかり作るというのは日本も見習うべきではないかと思った。毎週1話で3ヶ月、12回くらいで完結、歌手や人気タレントのにわか芝居というインスタントドラマ作りを続けていると、それこそ、粗製乱造ということになり、いろいろなことが育たなくなり、面白いドラマが無くなり、皆がTVを見なくなるという結果になるのは目に見てていると思った。
各回の放送内容|宮廷の諍い女 - BSフジ
第71回 肉を切らせて骨を断つ
ほどなくして宮中で宴席が設けられるが、なんと甄嬛と第六皇子の料理に猛毒が盛られており、孟静嫻が巻き添えとなり命を落としてしまう。毒を盛った犯人は皇后付の剪秋だった。
第72回 明かされる心の闇
安産祈願のため永寿宮に呼ばれた皇后慎刑司に送られた江福海の供述により、皇后のこれまでの悪事が明るみに出る。中でも実の姉 純元皇后を死に至らしめた事実に雍正帝は激怒し皇后を廃そうとする。“烏拉那拉氏を廃してはならない”という皇太后の遺言により廃位だけは免れた皇后だったが、実質皇后としての実権を失う。
第73回 皇帝の疑心
雍正帝に呼ばれた甄嬛は、ジュンガル部のハーンが甄嬛を嫁がせれば兵を引くという条件を出したことを知らされる。ところが殿内に果郡王が乗り込み、兵を率いてジュンガル部を討つと申し出たため、甄嬛と果郡王は雍正帝から仲を疑われ問い詰められてしまう。
雍正帝は甄嬛を軟禁するが、同時に果郡王には甄嬛がジュンガル部に輿入れすると見せかける。
第74回 道ならぬ恋の果て
辺境の地に飛ばされていた果親王が3年ぶりに帰京する。果親王の無事を喜ぶ甄嬛だったが、雍正帝から身の潔白を証明するために果親王に毒酒を与えるよう命じられてしまう。自らの命と引き換えに果親王を救おうとした甄嬛だったが、逆に自分に注いだ毒酒を果親王が飲み干し絶命、そして果親王の葬儀では玉隠も愛する夫の後を追って命を絶ってしまい、甄嬛は悲しみにうちひしがれる。

このドラマを見ていて、今年6月までの1年間の中国生活で体験した文化に「なるほどそうだったのか」というところがいっぱいあって、それも面白かった。合わせて読んでいる揚礼伝の小説の内容もピンとくるところがいっぱいあった。
古代は近代医術はないので、薬草が毒にもなるし、麝香(じゃこう)を香料に混ぜて日常的にかぐと流産するとか、どの薬草とどの薬草を混ぜるとだんだん衰退していくなど、面白かった。また、診察は脈を見るだけ、脈が2重に聞こえると妊娠だとかという話も面白かった。また、中国の皇室は、いや後宮は妊娠が戦略になっている。子供は道具になって、謀略のため殺されたり、流産させられたりだ。トルコのトプカピ宮殿の話で、ある王様は自分の地位を脅かす存在として自分の子供をどんどん殺してしまう話を知ったが、この中国の皇帝も自分の兄弟(兄弟といっても腹違いオンパレードですが)すら、おのれの地位を脅かす存在となるのは、世界共通なのですね。

それにしても、このドラマ、美人が一杯出てくる。甄嬛(しんけい)役の孫儷(スンリー)は知的な美人でファンになった。サントリーウーロン茶のCMにもでていたんですね。

孫儷 - Wikipedia
このスンリーに、フジテレビで昼11時30分からのニュースで出てくる島田彩夏アナウンサーが似ている。他にも、日本の女優に似た人が多くて、そういうところも楽しめた。

アナマガ [フジテレビアナウンサー公式サイト] - フジテレビ

最新の画像もっと見る

コメントを投稿