温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

中国地方都市玉林市日記2013年4月30日〜桂林、川の増水でクルーズは中止。9年前中国は安全管理厳格だった。日本は、、、〜

2022-04-30 10:43:36 | 中国日記
2013年 4/30 火曜日
昨夜の雨で増水して、クルーズ船走らず。残念。

〜楽しみしていたクルーズは、結局天候の影響といっても雨が降っているわけではないけど、中止。残念でした。現在日本では知床での観光船沈没の事故が起きて安全管理はどうとかこうとか話題となっていますが、9年前の中国では、増水で中止とか厳格だったことを思い出します。一緒に行った他の環境客がバスの中で、ガイドさんに詰めかかって文句を言っていたことを思い出します。手は出さないけど大声でいまにもつかみかからんばかりでした。近くの観光船は乗れました。しかし、私も、これくらいならなんで中止なのと思った。これを考えると、意外や日本の安全管理は中国以下ですね。以下は9年前の29日の投稿です。
私はやっと今日から3連休~桂林へ~ - 温故知新~温新知故?
私はやっと今日から3連休~桂林へ~
2013-04-29 06:10:28 | 中国情報
中国では、昨日までの土曜日曜は出勤で今日からやっと3連休。
どこにも行く予定は当初なかったんだけど、1週間ほど前に一緒にいる2人の日本人と桂林へ行くことが決まった。そして詳細はやっと昨日決定。


ヨーロッパ史入門 市民革命から現代へ 池上 俊一 著 読了 〜ヨーロッパは資本主義や新しい価値観のある世の中を作れるのか?〜

2022-04-29 15:03:10 | 

ヨーロッパ史入門 市民革命から現代へ 池上 俊一著を読了しました。実は先週末に、図書館で予約していた本が3冊ともほとんど同時に貸出可との連絡が来ました。一部は100件くらい予約が入って数ヶ月待っていたのですが、3つとも同時期に来てしまい、連休には出かける予定もあるので、今週3冊とも読む必要があって、必死に読みました。何とか本日で3冊とも読み終えたので、今日中に図書館へ返却して、明日からはどこかへ出かけれそうです。
さて、このヨーロッパ史入門 市民革命から現代へは少し前に読んだ第1巻の続きで第2巻です。
Amazon.co.jp - ヨーロッパ史入門 市民革命から現代へ (岩波ジュニア新書 946) | 池上 俊一 |本 | 通販
ヨーロッパ史入門 市民革命から現代へ (岩波ジュニア新書 946) 新書 – 2022/1/24
池上 俊一 (著)
一八世紀になるとヨーロッパをまとめてきたキリスト教の影響力が弱まり、ヨーロッパを形成する国々はさらなる合体や分裂をくり返すことになった。近代国家成立を決定づけた革命や新しい思想の誕生、二度にわたる大戦、アメリカや中国の台頭を経て、「古い大陸」ヨーロッパはどこへ向かうのか? 近代から現代までの歴史を俯瞰する。

以下が、第1巻の私の感想。
ヨーロッパ史入門 原形から近代への胎動 (岩波ジュニア新書 945) | 池上 俊著 読了 - 温故知新~温新知故?
下の方の感想と私も同じ。
ヨーロッパの歴史はキリスト教と密接な関係があることがわかる。また、皇帝がキリスト教を尊重するというか利用する様子がわかる。また、ヨーロッパ人が自分たちが優秀だとする感覚がどのように培われるのか、がわかる。
2022年2月21日追記
”ドイツのフランク王国はあまり知らなかったので、今はドイツの会社なので興味深かった。またトルコへ行ったときにフェニキア人の遺跡を見せられたが、その意味はよく知らなかったので、そのあたりも興味深かった。
筆者の「ギリシャ・ローマの理知」、「キリスト教の霊性」、「ゲルマンの習俗」、「ケルトの夢想」というヨーロッパ構成要素のまとめは、詳しくは把握できていないけど、なんとなく納得という感じかな。”
続編のヨーロッパ史入門 市民革命から現代へ (岩波ジュニア新書 946)もぜひ読まなくては。


前巻でも、ヨーロッパの歴史にはキリスト教が欠かせないことがわかったが、今回は最後の「第4章ヨーロッパはどこへ?」が一番興味深かった。
まず、全く偶然なのですが、この本の間に読んだ「人新生の資本論」の本と関連した内容があることと、今のロシアのウクライナ侵攻への理解につながるような事柄が歴史を辿りながら多く記述されていて、このタイミングで読めたことは非常に良いタイミングだと思った。
先の「人新生の資本論」の「生産過程の民主化」のような価値観の共有化は、下にキーワードとして取り上げた「経済面で言えば、株主資本主義にかわる公益資本主義や倫理的価値が経済的価値と等価になり消費行動が世界を空くことにつながる倫理資本主義の可能性についても議論され始めています。」のように同様の論旨として語られていると思う。
またキーワードとしても取り上げた英語帝国主義や科学への過信は、同感する。ヨーロッパは各国の言語を大切にすべきだし、日本人も日本語は大切にすべきだろう。科学技術は発展してきたが、まだまだ自然に対しては無力であることは、津波や地震、ウイルスに対する対応が期待より進みが遅いことが証明していると思う。
また、エビデンスという言葉が、過剰に流行りとなっているのも科学偏重を過剰に進めていっているような気がする。コロナの日々の感染者数やn=1のデータを取り上げて、それがどのような条件で得られた結果であるとか、コロナ以前あるいは、数ヶ月前あるいは1年前と比べてどうなのかの説明なしにメディアが今日得られたホヤホヤの真実という感じで情報を垂れ流ししているのは、非常に問題だと私は思う。
そんなことを考えさせられる興味深い本でした。

いつものように、印象に残ったキーワードを以下に示す。
77ページ 「その過程を見ると、「民族」とか「人種」というものが、いかに政治的概念、人工的概念か、ということもわかるでしょう。」
171ページ 「政治秩序がなく「国民国家」としての客観的条件を欠く新しい国々が「国民国家」化しつつあり、しかも当該共和国内部で他民族の共存という方向に進まないのは、エウという超国家性目指して進む西ヨーロッパが「国民国家」の体制を脱しつつあるのと思い合わせると、不思議な姿に映ります。」
180ページ 「EUはキリスト教徒とイスラーム教徒のへだたりを打ち破り、ヨーロッパの概念をその宗教的排他主義から解放することができるでしょうか?」
186ページ 「現在世界を席巻しているアメリカ主導のグローバリズムは、社会をのっぺりと標準化する危険性があるので、ヨーロッパとしては、多様性をなんとしても保存しなければなりません。」
188ページ 「経済面で言えば、株主資本主義にかわる公益資本主義や倫理的価値が経済的価値と等価になり消費行動が世界を空くことにつながる倫理資本主義の可能性についても議論され始めています。」
189ページ 「もうひとつ、歴史や多様性をおびやかしつつある現代の大問題は「英語帝国主義」です。」
212ページ 「科学主義」は、「科学のみが現実世界に関する正しい知識を提供し、人類すべてが抱える問題を解決してくれる」といった信仰めいたものや、、、、、」

人新世の「資本論」読了 〜賛否両論のようだけど、私はマルクス云々以外は同感だ〜

2022-04-28 21:15:37 | 

人新世の「資本論」 (集英社新書) | 斎藤 幸平 |本 | 通販 - Amazon.co.jp
人新世の「資本論」 (集英社新書) 新書 斎藤 幸平 (著)
【「新書大賞2021」受賞作!】
人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。
気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。
それを阻止するには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。
いや、危機の解決策はある。
ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。
世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす!

内容に関してまずは、目次は以下の通り
【おもな内容】
はじめに――SDGsは「大衆のアヘン」である!
第1章:気候変動と帝国的生活様式
気候変動が文明を危機に/フロンティアの消滅―市場と環境の二重の限界にぶつかる資本主義
第2章:気候ケインズ主義の限界
二酸化炭素排出と経済成長は切り離せない
第3章:資本主義システムでの脱成長を撃つ
なぜ資本主義では脱成長は不可能なのか
第4章:「人新世」のマルクス
地球を〈コモン〉として管理する/〈コモン〉を再建するためのコミュニズム/新解釈! 進歩史観を捨てた晩年のマルクス
第5章:加速主義という現実逃避
生産力至上主義が生んだ幻想/資本の「包摂」によって無力になる私たち
第6章:欠乏の資本主義、潤沢なコミュニズム
貧しさの原因は資本主義
第7章:脱成長コミュニズムが世界を救う
コロナ禍も「人新世」の産物/脱成長コミュニズムとは何か
第8章 気候正義という「梃子」
グローバル・サウスから世界へ
おわりに――歴史を終わらせないために

Amazonの表を読むと、賛否両論って感じのようだ。まず賛成の投稿を紹介。
5つ星のうち3.0 「脱成長」コミュニズムではなくコモンの成長を目指す社会経済の構築でしょう
日本企業で働くサラリーマンという立場から書評を書きます。これまでマルクス主義者が書いた本は何冊か読んだことがあったのですが、その中ではかなり読みやすく説得力もある本だとは感じました。ただ一貫して大きな違和感を持ち続ける本でもありました

5つ星のうち5.0 他を圧倒する具体性! 時代は変わろうとしている・・・。
同じ本を読んだとは思えない、不思議なレビュー。
12月30日に投稿されたレビューが丁寧に論点整理してくださっているので
気になる人は読まれてみてはいかがでしょうか。
【初読の際に書いたレビュー】
「SDGsは大衆のアヘンである!」という強烈な出だしに、アドレナリンが出てしまい、
徹夜に近いかたちで、ひといきに読み終えました。最後まで面白い。素晴らしすぎる。

次は、否の方。
5つ星のうち1.0 資本主義への問題意識は私も共有する。しかし、人々が生産手段を自律的、水平的に共同管理するというマルクス的なアソシエーショニズムは解決策にはならない。コミュニケーションメディアである貨幣の改革が必要。
 中世と近代の間に「近世」という移行の時代があったように、今は近代と次の時代の間の移行の時代だと考えています。資本主義へ問題意識をもっているという点では(彼とは異なる角度からですが)、斎藤さんと同じです。しかし、その解決策として、生産を社会的な計画のもとに置くアソシエーショニズムを持ち出したことには、全く納得できません。

5つ星のうち1.0 口当たりは良いが、無内容
『人新世の「資本論」』というより、斎藤幸平のエコロジー雑感に、適当にマルクスという胡椒をかけてあるだけの内容で、ここにはマルクスも『資本論』もない

このようにみなさん、それぞれ激しいですね。私もマルクス主義を基本とする論法は違和感を感じます。皆さんの論旨をまとめた感想だと、中身のイメージは持ちにくいでしょうから、いつものように私が気になったキーワードを原文の言葉そのまま以下に紹介します。

3ページ まず最初の、「はじめに――SDGsは「大衆のアヘン」である!」という節の以下の記述で、「お、」と思わされた。
「レジ袋削減のために、エコバックを買った?。略
はっきり言おう。その善意だけなら無意味に終わる。それどころか、その善意は有害でさえある。
なぜだろうか。温暖化対策をしていると思い込むことで、真に必要とされいるもっと大胆なアクションを起こさなくなってしまうからだ。」
6ページ 「ただ闇雲に声を上げるだけでは貴重な時間を浪費してしまう。正しい方向を目指すのが肝腎となる。
31ページ 「グローバル・サウスという周辺部から廉価な労働力を搾取し、その生産物を買い叩くことで、中核部はより多くの利潤を上げてきた。労働力の「不等価交換」によって、先進国の「過剰発展」と周辺国の「過小発展」を引き起こしてる、、、」
34ページ 「環境危機という言葉を知って、私たちが免罪符的に行うことは、エコバックを「買う」ことだろう。」
50ページ 「例えば、南米チリでは欧米人の「ヘルシーな食生活」のため、つまり帝国的生活様式のために、輸出向けのアボガドを栽培してきた。」
76ページ 「化石燃料の消費量は減っていない。再生可能エネルギーが、化石燃料の代替物として消費されているのではなく、経済成長によるエネルギー需要増大を補う形で、追加的に消費されているのだ」
90ページ 「IEAによれば、2040年までに電気自動車は現在の200万台から、2億8000万台にまで伸びるという。」
05ページ 「ドーナツ経済学
ドーナツ経済学|幸せ経済社会研究所

ドーナツ経済学は、経済成長だけに注目することを避け、持続可能な未来をつくるための考え方です。2011年に、当時オックスファムの研究者だったケイト・ラワースによって考え出されました。ドーナツという誰にでもイメージしやすいデザインを用いていることが特徴です。


214ページ 「政治主義的なトップダウンの改革は一見効率的に見えるが、その代償として、民主主義の領域を狭め、参加者の主体的意識を著しく毀損する。」
268ページ 「貧相な生活を耐え忍ぶことを強いる緊縮のシステムは、人工的希少性に依拠した資本主義の方である。」
299ページ 「その真の構想こそが現代で役立つ武器になるのだ。この構想は、大きく5点にまとめられる。「使用価値経済への転換」、「労働時間の短縮」、「画一的な分業の廃止」、「生産過程の民主化」、そして、「エッセンシャルワークの重視」である。」

いろいろ、私的には「そうだ、そうだ」という記述が多かった。面白かったです。

どうやら僕の日常生活はまちがっている 読了 〜自分にとってのありふれた日常も読む人には狂気なのかも〜

2022-04-26 18:16:52 | 

Amazon.co.jp - どうやら僕の日常生活はまちがっている | 岩井 勇気 |本 | 通販
どうやら僕の日常生活はまちがっている 単行本(ソフトカバー) – 2021/9/28
10万部突破の大ベストセラー『僕の人生には事件が起きない』に続く、
ハライチ・岩井のエッセイ集第2弾いよいよ刊行!
「小説新潮」「Book Bang」の人気連載エッセイ22本と書き下ろし初小説のほか、
書き下ろしのエッセイも1本収録した、読み応えたっぷりの全24編。
前作に続き、自筆イラストも満載!
■内容紹介
喉に刺さった魚の骨に悶絶するやいなや、スピーチを頼まれた同級生の披露宴をすっぽかす。地球最後の日に食べるものをひたすら想像しながら、寅さんの映画に突然涙する……。
あの不敵な笑みを浮かべながら、ハライチ岩井が平凡な毎日に一撃を食らわせる。読めば世界が変わる、待望の最新エッセイ集。

「ありふれた人生」だと言い切る芸人の日常は、実は狂気を孕んでいた……。見過ごせない違和感に牙をむく、ハライチ岩井の初エッセイ集! 自筆のイラストも満載。

目次は以下の通り、本当に日常の些細な出来事を書いているだけなのだが、妙に納得性がある。私も自分のブログはこのような形(「ありふれた人生」だと言い切る芸人の日常は、実は狂気を孕んでいた……。見過ごせない違和感に牙をむく)にするのもいいなと考えている。

喉に刺さった魚の骨がとれない
1人居酒屋デビューした前乗りの夜
混浴のセオリーに裏切られた屈辱
脚立に気をとられ披露宴をすっぽかす
夏休みの地獄の2日間の思い出
地球最後の日に食べたいもの
狐顔の男に人格を乗っ取られた4年間
10代の頃に思い描いていた想像の一人暮らし
30歳すぎて“ギター弾きたい熱"にかかる
渋谷で初めて『寅さん』を観た
暗闇ボクシングの真相
団地の思い出とマサシのこと
日本人のプチョヘンザについて考えてみたら
誕生日プレゼントにもらったVRの機械
セルフ・ラブ・ヨガ教室での出来事
天使の扱いが雑になっている件
廃墟の隣の大家さんの家に引っ越す
コラボキャンペーンの悲劇
トイレの詰まりと謎のギャンブル
自転車運がとことん無いのだ
苦手なパクチーを克服しようとしたけど
元不良の後輩の事件が起きる人生
珪藻土バスマットをめぐる母との攻防

面白かったです。数時間で読める。

朝日新聞1面が知らない間に修正されるんだ〜新聞て知らない間に訂正されているし、紙は訂正前のものが永久にのこる、このままでいいの?〜

2022-04-23 20:53:42 | ニュース

以下は4月2日の朝日朝刊の誌面を写真を撮った映像。マリウポリという縦書きの文字の左側の地図の右側に私の追加した青い楕円形が見えると思う、そこには文字は書かれていない。

そしてその下のウエブサイトからの朝日新聞紙面ビューの以下の地図の画像には、青の楕円形で囲んだ部分にドンバス地方という記述が追加されている。

実は、この朝、この記事を紙の朝日新聞で見て、記事にはドンバス地方という記述があったので、ドンバス地方ってどの辺りなのかと探したが。何度確認しても地図にはドンバス地方という記述は見つからなかった。以前にも述べたように、最近朝日新聞を読んでいてこのような経験はよくあった。新聞記者のレベルが低下しているなという投稿をしようかなと思っていた。そうしたら、このように紙の状態から、なんおことわりもなく訂正されていたことを知った。訂正することと事態は問題ないと思う。しかし、訂正したことを、なんのあやまりもなく訂正することはどうなんだろう。私も新聞なんて紙のものは何版もあり、どんどん更新されていることは知っているが、それが何の断りもなく訂正されているのはどうかと思った次第である。 黙って訂正すればそれで終わりというのは問題ではないだろう。現実的に、我が家に届いた紙の朝日深部にはドンバス地方はどこかわからに地図がそのまま残っているという事実は変わらないし、永久に事実である。 どうなんだろう。

ちなみに、紙面ビューでないTVのひるおびで紹介されている映像は、多分朝日新聞とか関係ないとは思うが、以下の通り、やはり修正されている。こちらは最初から修正したものが載っていたかもしれない。ひるおびは独自の地図を作ったのではなく、朝日新聞の最新のサイトから引用したのかもしれないが、それはそれで問題だろう。ひるおびは、恵さんがいつも「朝日新聞ではこう載っている」と紹介するのは、報道の独自性とかプライドはどこへいったのかと、違和感を感じている。